珊瑚海海戦(前編)
時を戻して1942年5月、ポートモレスビー攻略作戦が開始された。
戦力は
MO機動部隊主隊
・第五戦隊(妙高、羽黒)
・第七駆逐隊(潮、曙)
MO機動部隊航空部隊
・第五航空戦隊(翔鶴、瑞鶴)
・第三航空戦隊(飛鷹、隼鷹)
・第二十七駆逐隊(有明、夕暮、白露、時雨)
MO機動部隊臨時編成
・第六戦隊第二小隊(古鷹、衣笠)
MO機動部隊補給部隊
・給油船 東邦丸
MO攻略部隊主隊
・第六戦隊(青葉、加古、古鷹、衣笠)
・空母祥鳳、瑞鳳
・駆逐艦漣
MO攻略部隊援護部隊
・第一八戦隊(天龍、龍田)
以下特設艦
MO攻略部隊
・六水戦(夕張、追風、朝凪、睦月、弥生、望月)
・輸送船 12隻
・敷設艦 津軽
・掃海艇など
であった。
5月6日、午前6時にショートランド泊地で補給を受けた祥鳳、瑞鳳と第六戦隊は同泊地を出航した。
午前10時には横浜海軍航空隊の97式飛行艇がアメリカ機動部隊を発見した。
「アメリカの機動部隊だ。識別表によると、あれはレキシントン級とヨークタウン級だな。司令部に空母2、重巡1、駆逐艦5の発見を位置と進行方向とともに連絡だ。」
MO機動部隊航空部隊はこの電文を10時40分に受信した。
「偵察機を発艦だ。」
原少将が命令を下すと、各艦から2機の97艦攻が発艦した。
しかし、この日は雲が多く、まだ電探を搭載できていない97艦攻では敵機動部隊は発見できなかった。
5月7日、原少将の南方重視索敵で、ついにアメリカ機動部隊を発見したと通知が来たが、これはネオショーと駆逐艦シムスであった。
五航戦は小規模な第一次攻撃隊を発艦させたが、三航戦は戦力を温存するため、攻撃隊は発艦しなかった。
第一次攻撃隊
零戦 8機
97艦攻 12機
99艦爆 8機
その頃アメリカ機動部隊では…
「日本の空母2隻と重巡4隻を発見した!?すぐに攻撃隊を発艦だ!」
かくして
午前8時40分、攻略部隊が90機を超えるアメリカの機動部隊の攻撃隊を電探で探知した。
「せ、戦闘機を発艦だ!急げ!」
こうして、瑞鳳、祥鳳両空母より、合計40機の零戦が発進した。
零戦は高空に30機、低空に10機が向かって行った。
F4Fは零戦は高馬力なエンジンを積んでおり、機動性はそこまでだという報告を受けていたため、旋回戦を開始した。
「お、おい。あいつら馬鹿なんじゃないか?なぜ零戦を相手に旋回戦を挑んで来るんだ?」
開始10分で、F4Fはほとんど撃退されてしまいSBDとTBDには護衛機がほとんどいない状態になってしまった。対空砲火の射程に入る前に、SBDは18機、TBDは4機まで数を減らしていた。
そして、零戦隊が退避すると、まず第六戦隊の重巡が203mm砲を低空のTBDに向けて撃ち始めた。
青葉と衣笠は三式弾、古鷹と加古は通常の榴弾を発射した。
砲撃により発生した水柱に、1機のTBDが突っ込んで墜落した。
さらに、運悪く三式弾の焼夷弾の散布界の中央を飛行していた2機のTBDが撃墜され、残りの1機のTBDには古鷹の40mm機銃が直撃し、撃墜された。
SBDは127mm高角砲の射撃で2機、40mm機銃の射撃で6機が撃墜されたが、残る10機は爆弾の投下に成功した。
瑞鳳は、巧みな回避運動により全弾を回避したが、祥鳳は艦尾に至近弾を受け、若干の浸水が発生した。
米軍のMO攻略部隊への攻撃は、米軍が機動部隊を発見したことにより、ここまでとなった。




