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第51話 何故か竜王族の主君になる

男って本当に......俺も男か......

セイクリットサッキュバスと竜王族がユグドラシル軍に加わった


今は捕虜という扱いだが


ベルンハルト将軍やアンダース司祭と相談し、


当面、捕虜とし、安全が確認されたら、自由を与える事になった


俺たちとベルンハルト将軍はサッキュバス達に説明した


「ありがとうございます」


「感謝する」


「まずは、お互い自己紹介しよう」


「分かりました」


「分かった」


サッキュバスの姫と竜王族のリーダーが同意した


「先ずは私はユグドラシル軍将軍ベルンハルト」


「僕は勇者島村です」


「私は賢者の南」


「私はウォーロックの泉」


「俺はサムライの林」


「レンジャーの西野です」


「私は剣豪の百瀬です」


「アルケミストの高野です」


「夜叉族の王、夜叉王だ」


俺たちは順に自己紹介した


そして、サッキュバスと竜王族も自己紹介した


「私はサッキュバスの王女シンシアです」


「姫様の従者セリアです」


「私は同じくキャンドゥです」


「私は竜王族の王ナンダ:


「竜王族がひとりサーガラです」


などなど


自己紹介が一巡すると、俺は疑問だった事を口にした


「あのすいません、竜王族の人達は魔物とは思えないのですが、本当に魔物さんなんですか?


 その、なんというか、魔物の定義に反する様に思えるのです」


「美しいお嬢さん、魔物とそうでないものの区別はなんだと思いますか?」


「俺の考えでは魔物は人間に害しかなさないもの、そして、魔物以外のものは必ずしも人間に害をなさない


 サッキュバスの人達は本人にその気が無くとも、人間が溺れると死ぬ迄淫夢を見続けたり、


 淫らな行為をし続けると聞いています」


「聡明な方だ。たしかに我らは魔物では無い


 我らは魔族が人間によって生み出される過程で造られた試作品だ


 そこの夜叉族殿と同じだ


 力は魔物より強く、魔族には及ばない


 そして、魔族同様、人間を守る筈の存在だった」


「やっぱりですか、竜王族の方が何も人間に害をなさないと聞いて不思議に思ったんです」


「我らを受け入れてくれてありがとう


 我らは元々人間を守る為に造られた


 しかし、その人間から魔物と同じ扱いを受けた


 その為、我らは古くから魔王に従った


 だが、今の魔王は血に狂った化け物だ」


「そうです。先代と違って、ただの気分転換で私達の仲間を殺すのです


 魔王は形美しい者を残酷に殺す事を好みます。強い破壊衝動を持つ様です」


「サッキュバス族は我らよりはるかに数がいました


 しかし、彼女達は皆、美しく、魔王の弑逆心を煽る様なのです」


そんな、綺麗な女の子を殺してしまうなんて.....


「今の魔王は破壊神の様な存在です。10年前、先代の魔王が亡くなり、子が今の魔王になりました


 今の魔王は魔族に時折発生する狂気の王です」


「やはり、今の魔王と人間は共存出来ませんか?」


島村が竜王族のリーダーに聞く


「魔王とは人間はおろか我らも魔族の方々も共存など不可能」


「人間だけでなく、魔族にも離反者がいます


 昨年、魔法のひとりが妻を無理やり奪われました


 誰もが魔王がその魔族の妻に横恋慕したと思っていたのですが違いました」


「なんだったのですか?」


「その方は魔族でも一二を争う美しさだった」


「まさか!」


「魔王は美しい女性を殺す事に最高の快感を得る様です」


「魔族の妻は魔王の妻へと無理やりされたその日に殺されました」


「他の魔族はどう思っているのですか?」


島村が正義感から夜叉王に食いつく


「まだ、魔族の方は誰も知りません


 知られ無い為、自身の妻にしたのです」


「そんな、卑劣な」


「なら、この事はシュミットさんに伝えようよ」


「そうだね。魔族の仲間が増える」


「それと、1つ願いがある。我らは絶えず主がいる


 我らの遺伝子に刻まれた掟。主になって欲しい」


「じゃ、勇者の島村が適任かな」


「いや、あなたになって欲しい」


「お、俺?


 なんで?」


「あなたは我らの庇護欲を煽る


 我らはあなたの為なら、死ねる」


「え、ええ」


「あら、また私振られちゃった。本当に高野君モテるわね」


南が嫌味を言う


「本当、本当」


泉も同じく嫌味


 百瀬は何も言わない。言ってもいいんだよ。百瀬は本当は可愛いだよ


「お嬢さん、申し訳ない。こちらのお嬢さんの方が小柄なのだ


 それに顔立ちも金髪も赤い目も、私にドストライクなのだ」


なんだ、この竜王、急に島村みたいになった


 南、泉、百瀬の目が点になる


「は、はあ」


南が疲れちゃったみたいだ


「我らが主よ。我ら竜王族あなたに永遠の忠誠を誓う」

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