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適当男の転生軍師 2  作者: TUBOT
新たなる戦い
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空の上での話

「ロドム君。話が」

 セリットが言い出してきた

「はい、なんでしょうか?」

 相手は年上、しかも呼んだはいいが何も仕事をあげてない。正直引け目のある相手である。

「デルクトとレリレンの話なんだけど」

「あの二人か……」

 正直名前も聞きたくない相手だが、あの二人がどうしたというのだろうか?

「あの二人を釈放してあげる事はできない?」

「そう思う気持ちは分からないでもないけど」

 俺は考える。釈放してどうしようかと。

「理由とか考えられる? こじつけでもいいけど」

 いまさらあいつらを釈放したところで何ができるんだ? という感じではある。二人が望むなら釈放してもいいが、俺に被害が及ばない事が最低条件だ。

「それは考えてないけど」

 つうか元々、これに限っては俺が首突っ込む話じゃないんだよな。

「考えというか、一つの案なんだけど」

 正直投げやりだ。セリットとティーナの二人に釈放のやり方を教える。後はセリットとティーナがうまくやれればいい。やれなくても知らんし。

 こういうスタイルである事は先に明記しておく。

「二人が何かの功績を上げる。そしてその褒章として二人の釈放を求めればいいんじゃないかな?」

 セリットとティーナはピクリと顔を上げた。

「私たちに何ができるのかな?」

「今は魔法が使えるだけじゃ何でもないからね。新しい事を覚えるしかないね」

 投げやりに突き放すつもりで言った言葉だが、それを言った後『しまった』と、思った。

 新しい事。俺やろうとしてるじゃないか。

 しかも俺が発案者となれば断れんし。断って『勝手なアドバイスを出すだけ出して何も協力しない』とか言われたら、たまったもんじゃないし。

「私たち、空の飛び方覚える」

 やっぱり言われた!

「ほのも覚える!」

 ほの! お前は入ってくんな!

 空挺部隊の第一隊員が二人決定したのだ。

 学院で兵法を覚えているから、簡単な集団指揮の能力もあるし、指揮者としては申し分はない。

 つまり断る理由はない。しかも女王と接点がある人間だから断れない。どうしようもないと、三拍子のそろった話である。


 綾斗を二人に引き合わせた。

 あれから何かがあったようで、綾斗は女の子らしいかっこをしていた。やたらと短いスカートをはかされていて、さっきから裾を掴んで下に下げている。

「どうしてくれるよこれ?」

 綾斗は二人を紹介したのにそれを無視して最初にそう言った。

 どうにかできるならいいんだけどね。

「俺にはあの四人のうち二人はどうにもできません」

「その二人ってのはあいつとあいつか」

 やはりオーラでわかるらしい。フェリエとシィの二人が一番手ごわいと。

「この二人が空挺部隊の第一隊員と第二隊員になった」

 俺は綾斗に構わず話を始める。

「女に務まるかよ!」

 今となってはおまえも女だがな。そう思うが言葉は胸の内にしまっておく。

「テニーちゃん。私たち、どうしてもやらないといけないの」

 セリットが思いっきり綾斗にちかづいていった。相手を女だと認識しているだけあって、距離も近い事。綾斗も童貞みたいな反応して顔真っ赤にしてますな。

「私たちの力をよく見て。足りないものがあったら努力するから」

 ティーナもまた近い。胸を綾斗に押し付けていないか? 童貞君の綾斗には刺激が強すぎのようだ。

「問題なさそう」

 俺はそう言ってから綾斗のお邪魔にならないように、退散していった。

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