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理不尽vs理不尽  作者: くらま
5.神様をお迎えしよう。
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理不尽vs理不尽 34

《バルナス。ジュール。こちらへ》

 知識の神(エスサフィン)が、バルナスとジュールを呼んだ。2人は、手を繋ぎながら知識の神(エスサフィン)の前に立った。


「バルナスです。初めまして」

「ジュール。参りました」

 2人は頭を下げた。


《この薬学辞典。とても居心地が良い。それだけだ》

「ありがとう……ございます」

 バルナスが頭を下げた。ジュールも、つられて頭を下げている。

「知識の神(エスサフィン)様……。それだけ、ですか?」

《そうだ。よく学んでいるから、褒めたくなった》


「嬉しいですっ!!」

 バルナスの笑みは、珍しく裏が無かった。


《これからも……励め》

 知識の神(エスサフィン)は、ニッコリと笑った。

《で、新たな知識を得たら……。我に教えてくれ》

「はいっ!!」


《お前が我の信者でないのが……。とても残念だ》

「商売の女神(サエリツ)様を裏切ったら……。祟られそうじゃないですか……」

《あいつなら、間違いなく……祟る》

「否定して欲しかったですっ!!」

《お布施を弾んでおけ。あいつは……嫉妬深いぞ?》

「!!!」

 バルナスの背筋を、冷たいものが走り抜けた。

“商売の女神(サエリツ)様? お布施は弾みますので、祟るのは、ナシでっ!!”




《薬学辞典の借り賃は、今夜にでも払おう。羊皮紙とインクを用意して、我を呼べ》

「はいっ!!」





《オレも呼んじゃうぞ!!》

 戦の神(ノドレイ)は、名前を呼んだ。


《ドワーフのガロン。人間のドラナ。人間のレイブン。こっちへっ!!》

 呼ばれた3人が、戦の神(ノドレイ)の所へ。ガロンは、胸を張っていた。ドラナとレイブンは、手を繋いでいた。





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