理不尽vs理不尽 03
「成功したら……?」
ごっくん。バルナスが生唾を飲み込んだ。
「1発を1/20に分割して、連続で4発撃ちますから……。80連射……ですね?!」
ごくっ。ジュールは、緊張している。
2人は見つめ合い、自然に唇を重ねた。
「成功……するかなぁ?」
「どう……でしょう……」
2人の瞳の奥には、ワクワク感と、同じぐらいの不安が宿っていた。
「ここまでは……。机上の空論。あとは……。大地母神様に……」
バルナスの唇に、ジュールが右手の人差し指を当てた。
「バルナス様。いま大地母神様にお伺いするのは、不敬かと……」
「そ、それもそうだね……」
バルナスは我に返ったらしい。ジュールに軽くキスをすると、身支度を整えるために、ゆっくりと起き上がった。
「身支度して食堂に行く前に、大地母神様にお伺いしようか」
「はいっ!!」
元気な返事をしたジュールだったが……。
“この場に私以外の女性が来るのは……。たとえ大地母神様でも、嫌ですね”
カワイイ独占欲を発揮していた。
“バルナス様の……無防備な艶姿を見るのは……私だけの、特権ですからっ!!”
あれ? ヤンデレ……入ってる?!
バルナスとジュールは、身支度を整えた。ズボンとブーツを履き、半袖下着の上に、ジュールは鎧下を、バルナスは長袖の上着を羽織る。
「皮鎧は……朝食の後に装備します」
「えーっと……。神官衣だけは……着てくれる?」
バルナスは、ジュールの胸元から視線をそらしながら言った。厚手の長袖の鎧下をジュールの豊かな胸が押し上げており、とても目に毒だ。
「はいっ!!」
ジュールは七分袖の白色の神官衣を、鎧下の上に着た。ダブダブの神官衣が、ジュールの豊満な身体を隠していく。




