第12話 社会の変化に応じて学び続ける
学問も仕事も継続が成功のコツ?
感覚が止まった時、空間全体に響き渡る魂の声が、オレの耳に届いた。
魂の声:「宇宙の摂理は、絶え間ない変化だ。
星々は生まれ、輝き、そして消える。
生命もまた、誕生と死を繰り返し、形を変えていく。
変化こそが、進化の原動力であり、新たな豊かさを生み出す創造の過程なのだ」
魂の声は、いつも核心を突いてくる。
確かに、宇宙は常に変化している。
それが、この世界の多様性と生命の豊かさを生み出しているのだとしたら?
オレの人生の変化もまた、意味のあるものなのかもしれない。
苦あれば楽あり。
幸福と不幸は、より合わせた縄のように交互にやってくる。
絶望と思えた出来事も、すべてはオレを次なる高いステージへと押し出すための、
必然のプロセスだったのかもしれない。
駅の構内は、人々でごった返している。
スーツケースを引く旅行者、駆け足で乗り換えをするビジネスマン、
再会を喜び合う家族。
それぞれが、それぞれの未来へと向かって進んでいく。
その一人ひとりが、オレの過去の姿と重なるようだった。
健二:「ボク、将来何やりたいとか、正直わかんないです。
就職とか、大学とか、みんなどうしてスパスパ決められるんすかね?
変化に対応するのって、めちゃくちゃエネルギーいるし、
学業とか仕事で失敗したら、もう終わりって気がして」
彼の不安は、まさにオレの若い頃の悩みに重なった。
失敗は成功のははと言うが、オレは多くの「失敗」を経験してきた。
マドロスへのギブアップ、司法試験の挫折、医大放校。
そのたびに、「もう終わりだ」と感じた。
しかし、終わりではなかった。
ただ、形を変えて次へと進む「変化」だったのだと、今なら分かる。
どん底にいたオレが、ハローワークの支援でビル設備関係の資格を
7つも取得できたのも、諦めず社会の変化に応じて学び続けた結果だ。
まさに継続は力だった。
学問も仕事も、続けることが成功の秘訣なんだ。




