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準備へ。


 帰ってくると、そこは前と同じ部屋だった。

 既に第一戦を終わらせているものも多く、最初と比べて少ないとはいえそこそこの人で賑わっていた。


「次の試合は十分後か」

 

 自分のスケジュール表を見てそう思う。

 

 それに先程勝ったことで、順位が繰り上げされているようだ。

 

 この一次予選の仕組みはレート制である。対戦相手とのレート差が大きければ、格下に勝っても貰えるレートは渋いが、格上に勝った場合貰えるレートは大きいというシステムだ。八人で総当たり戦を行い、最終的にレートが一番高かった二人が第二次予選に進出出来るという仕組みである。



 ちなみに人数の都合上、余った数少ない人達は一次予選が免除になる。まあそれもルーレットで決められるから、余程運が良くないとそう言うことはほぼほぼ無い。


 そして第二次予選は、再び八人一組となり再び総当たり戦を行う。今回はレートが一番上だった、たった一人が勝ち上がれるという仕組みだ。


 一次予選より難易度が高い為、二次予選を抜けただけである程度のステータスにもなる。


 第二次予選を勝ち上がると、次は県別本戦である。


 本戦は次の日に開催され、64人制のトーナメント式となる。負けたら即終わりだ。ちなみにテレビなんかに放送されるのはここからだ。勿論、一回戦となればチラッと映るか映らないかくらいだが、三回戦のベスト16まで進めば、テレビでの露出も多くなり、注目度が上がる。



 なお、準決勝からはフル放送である。



 目的は本戦まで進み、優勝を勝ち取ることだが、上に上がれば上がるほど相手が強くなる。

 勝ち抜くためには実力だけでもなく、運も必要だろう。



 自分の実力を過信している訳ではないが、優勝確率が低いとも思わない。

 そのくらいの努力は積み上げて来たつもりだし、周りの実力と比べた時の自分の実力も知っているつもりだ。


 

「次戦も気を引き締めないとな」


 スマホを開き、通知を確認する。

 美香と書かれたトーク画面に通知が来ているのを確認し、開いた。


『頑張ってね!』


 そんな健気なメッセージに、頬が緩む。

 

『ありがとう! 初戦、勝てたよ! 応援届いてたのかも』


 報告を返すと、場内にアナウンスが流れた。

 どうやら第一戦の全試合が終了したらしい。そろそろ第二試合のスタジアムに行かなくては。



 そう思い、スマホの電源を閉じてから列に並んだ。


 




短くてすみません、ほんとすみません。キリのいい所で終わらせたいってのは建前で、書き切る時間がなかっただけです。明日も投稿しますので、お待ちください。

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