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鉄薫る世界にて  作者: キャバルリー
定例会議事録
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2012年 6月19日

2012年 6月19日 定例会議事録


フォスター「さて、定例会の時間だが…まずは色々確認したいことがある。お前達は何故戦闘部隊をこのビル前に集結させている?この場で抗争でも始めるつもりか?」

日久「そんな事言いながらそちらもイブリースを雇って監視してるじゃないですか、我々を」

清龍「全く、殺し屋なんて雇われてはこちらも怖くておちおちこの街なんて歩けない。だからボディーガードをつれて来た」

ゼネリ「…冗談が過ぎるぞお前達。抗争が望みなら我々の連れて来た用心棒達がすぐに動くぞ」

プレグレッフィ「抗争なんて誰も望んでないはずでしょう?我々が感情的になったら下の者も手がつけられないほど暴れてしまいますよ…」

シルヴァーニ「そうそう。だから俺やロマーノ、それにロイドさんとこまで主力連れて来て睨み合いさせてんだ」

ルドマン「いいか、抗争するなら全ファミリーが全力で潰しあうことになる。そんな事になって誰が得するかを考えろ」

日久「やれやれ、どうして我々が抗争をしたがっている事になっているんですかねぇ…」

フォスター「前の事件…イブリース粛清事件と呼ぶ事にしているが…それを行うよう依頼したのは清龍党、そしてそれを知っておきながら利用したのが日久組であることは掴んでいる」

清龍「…確かに合っている。だが何故その件でフォスター家はそうピリピリする必要がある?そんなに自身の戦力縮小を恐れるなら、直接ファミリー下に置けばよいものを」

フォスター「イブリースをファミリー下に?笑い話じゃあるまいに。殺し屋如きを面倒見るなんて金を貰ってもお断りだ」

日久「その割にはゼネリ家と組んでイブリースナンバー3を護衛させたりと、えらくイブリースびいきな事でして」

ゼネリ「…日久、お前はお前で清龍党と組んだ素振りを見せときながら不可解な行動を取り続けていただろう?」

日久「言ったでしょう、我々はあくまであのモーティマーを殺せればよかった」

シルヴァーニ「…あ、そうだ。そのモーティマーだが…イブリースの社長曰くまだ本体は仕留められてないだろう、だってさ」

プレグレッフィ「うーん、その情報の元が良く分からないですね。そもそもモーティマーがあそこまで大々的に動いた理由も謎に終わってますし」

ルドマン「幸いイブリースが警察を動かした上、こちらの緊急医療隊も動かしてペストの蔓延は最小限に留めれたが…これがモーティマーの独断でも誰かの指示であろうと…」

日久「間違いなくファミリー全体…いや、キャスタニアに対する宣戦布告でしょうね」

フォスター「宣戦布告…清龍党に問おうか、モーティマーに無差別テロや大規模な買収を唆したのはお前達か?」

清龍「残念だが我々は大まかな指示を全体に出して金をばら撒いただけ。モーティマーという男に接触したのも下の者が一回のみ、その時も金のやり取りしか行っていない」

フォスター「…その言葉、偽りはないな?」

清龍「…ない。フン、それでも信じんのだろう、フォスター家は」

フォスター「定例会で虚言はご法度だ。もしそれが明るみに出れば七大ファミリーの座を永久に失うこととなる。そのことを知った上でなお嘘を言うのなら、清晧月は愚かな男だろう」

プレグレッフィ「ブルーノさんも人が悪いですね。要は信じるってことでしょう?あんまり疑心暗鬼に陥ることはよろしくありませんよ」

シルヴァーニ「だよなぁ。あんま外部組織の話で盛り上がるのもアレだし、そろそろ終わらせていいんじゃないか?」

ロイド「…今回の事件、マッシモ家が裏にいるのかもな」

ゼネリ「…成程、その可能性も十二分にありうる」

清龍「マッシモ家…いいか、我々はマッシモ家とも何の関係はない」

日久「マッシモ家と友好な関係を持ったファミリーなんてこの街に残っていないでしょう…ゆえにモーティマーを使った宣戦布告…」

フォスター「うむ、その線でも今回の件は調べていくつもりだ。分かり次第また定例会で連絡しよう」

プレグレッフィ「ではその件についてはそのくらいでいいですかね?では最後に我々プレグレッフィ家から告知を。7月4日の独立記念日のイベントについてです」

ゼネリ「…また我々を招待するつもりか。あまり表立ったイベントに呼んで欲しくないのだが」

プレグレッフィ「そうお堅い事言わずに。今年もパレードを開催しますので、それぞれ皆さん表の企業で是非出演してくださいよ」

シルヴァーニ「俺等はいつも通り出るからな。他の所もこんな日ぐらいパーッとやろうや」

フォスター「独立記念パレードはこの街でも特に大きなイベントだ。我々も協力する必要があるだろう」

プレグレッフィ「市長さんにも既に了承を得ています。どうぞ派手なパレードを行ってください」

フォスター「このパレードでファミリー間も少しは持ち直すことを期待しよう。では本日の定例会は以上。いいか、とっとと戦力を引っ込めて帰るんだ」

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