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38 取引 ~~大司教の選択~~

今回も少し長い目です。

テウデリクたちが、トゥールを離れ、雑草が丘に戻ってきたころ、ヒューゴは、大司教の部屋から戻り、自分の部屋に入った。


ヒューゴの部屋は、他の使い走りたちと共同で使っていたが、今は誰もいなかった。


(ここで3日間か。どうするかな。)

逃亡するのは簡単だ。修道院の警備はゼロに等しい。夜中に出れば何も問題がない。仮に誰かに見つかったとしてもヒューゴなら難なく排除できるだろう。3歳児の身体であったとはいえ、光秀であった頃の記憶が戻っているから、格闘術は思い出している。


自分の狭い寝台に戻り寝転がって天井を見た。

この時代のガリアでは、寝台は一つの家に一つしかない。夫婦と子供たちが一緒に寝るのはもちろん、場合によっては祖父母、伯父叔母から従兄弟まで一緒に寝ることもあった。冬の寒さを防ぐため、大きな家を建てる材料が乏しく、必然的に寝台のスペースを節約する必要があったためだ。

修道院では例外的に一人一寝台となっている。これは不適切な関係に発展することを防止するためなのだが、その分一人当たりの寝台は小さい。


(3日間はここにいて、グレゴリウスの蔵書を読みまくるか。)


がたっと扉が開いた。

同房の子供たちが入って来た。みな、ヒューゴとは目を合わさない。

年かさの少年が、ヒューゴに袋を投げた。


「お前の3日分のパンと水だ。少しずつ使えよ。足りなくなっても追加はないんだからな。」

ヒューゴが開けてみると、中には、数切れのパンと皮袋に入った水があった。水は二袋入っている。


「少なすぎないか。グレゴリウスからは、半分に減らすと聞いていたが、これでは全然足りない。」

ヒューゴが言い返した。


「大司教様、だ。」少年が少し怯えながら訂正した。大司教を呼び捨てにするなど、暴挙以外の何物でもない。


別の少年が甕のようなものを置いた。異臭を放っている。

「ここに用をたせ。3日後には自分で捨てに行くんだぞ。」


そして少年たちは、自分たちの毛布などを持って部屋を出ていこうとした。


「おい、お前たちが出ていくのか。俺が別のところに移されるのかと思っていたが。」


「修道院で一人で使える部屋なんてほとんどない。あったとしても客人用だからな。言ってみれば俺たちが今まで使っていたこの部屋が一番懲罰には相応しい部屋だったってことだ。」

少年が答えた。


「もっとも俺たちは、それぞれ別の部屋に分散して泊めて貰うことになる。床で寝ることになるかもしれないんだぞ。寝台があるだけありがたく思え。」

別の少年もいう。


「おい、俺のせいじゃないって分かってるだろ。ウィンパクスの野郎が俺に喧嘩を売って来たんだ。」

ヒューゴが弁明する。


「そんなことは問題じゃない。我慢していうことを聞かなかったお前が悪いんだ。その結果俺たちにも迷惑が掛かっている。」


そして少年は口ごもった。

「お前のことは気の毒だと思っている。だが、お前のやったことが愚かであることには違いないんだ。」


「そうかい。ありがたいお言葉感謝するぜ。口でいうのはタダだからな。パンは腹を膨らませるが、言葉と水は惜しみなく与えるってわけだ。」


パンの量を誤魔化して、その分、水を増やしていることがバレたと知った少年は、狼狽えて、

「ま、まあ、3日間大人しくしていることだ。これだけあれば、死にはしないだろ。」と言い捨て、ガタン!!と音を立てて扉を閉めて出て行った。


(ふん、勝手にしやがれ。)

そう思いながら、ヒューゴは部屋の隅の床石を外し、隠していた書物を取り出した。

「神聖魔法初級編第2巻」だ。


(今日のうちに10巻まで読み終えてやる。)


ヒューゴは、月明かりを求めて窓の近くにより、書物の中に没頭していった。


1刻ほどで2巻を読み終えた。


ヒューゴの覚えた文明魔法


○無病息災魔法(第1巻。これ以外は第2巻より。)


○防寒防暑魔法 身の回りの空気を少しだけ温めたり涼しくしたりする。効果小。


○手元照明魔法 自分の手元だけ明るくする。効果小。


○美麗筆写魔法 字を書き写すときに、綺麗な字で書ける。効果小。


(なかなか役に立つ魔法があったな。美麗筆写というのは、いらんけど。)


そう思いながら、ヒューゴは外に出る準備を始めた。


(そういえば、野蛮魔法って奴を試してみるか。)


座禅を組んでみた。それが効果がありそうな気がしたのだ。

腹の奥に力を込めてみる。息を整え、奥の方を心の眼で見るような感覚だ。

野蛮魔法は、コツを掴むのが困難であるらしい。ミーレやシノがすぐに使えなかったのも、感覚が分からないからだ。

しかし、戦国時代の人間であったヒューゴにとって、腹に力を入れて瞑想するというのは日常的な習慣であり、感覚は掴みやすかった。


(お、なんか暖かいな。これでできるようになったかもしれんな。)


窓に近づき外の様子を窺う。誰もいない。もっとも周りの建物の窓で、誰が見ているか分からない。


(窓から出るのはやめておくか。)


そう思い、ヒューゴは天井を睨んだ。天井には梁がむき出しになっている。そこから屋根を外して隙間を作ることはできそうだ。


(ついでに食い物も調達しておくか。)


ヒューゴは、力を込めて、えいっと飛び上がった。予想以上に高く飛び上がることができた。やはり野蛮魔法の恩恵かもしれない。


梁にしがみつき、身体を持ち上げて立ち上がった。屋根に手が届くほどだ。梁に沿って歩き、屋根の板が緩んでいるところを示す。


「世界ヲ支配スル物理法則ヨ。我ハ命ズ、我ガ瞳ニ輝キヲ与エ、我ガ手元ヲ照ラシ出シ給エ。」

さっそく覚えてた手元照明魔法を使ってみる。書物に書いてあった文言を自分なりに改良してみたのだ。


「お、緩んでるな。」ヒューゴは思わず声に出してにやりと笑った。これならいけるだろう。


板を外して屋根の上に出た。これなら歩き回っても誰にも見られないだろう。


足音を殺しながら歩いて、グレゴリウスの執務室の裏側にある書庫の前にストンと降りた。


(時間はたっぷりあるから、持って行けるだけ持って行こう。)


そう思って、神聖魔法初級編の3巻から10巻までを抱え込んだ。


グレゴリウスの執務室から、声が聞こえた。


「ウィンパクスよ、こういうことがたびたびあっては困る。」

グレゴリウスが訓戒している。

「叔父上、あいつが生意気だったのです。」

「だからといって、髪の毛を掴んで皿に突っ込むなど、許されない行為であるぞ。」

グレゴリウスが溜息をついた。


「お前の父は私の従弟で、お前のことをよろしく頼むと手紙が来ておる。しかし、こういうことを何度も繰り返すと、これ以上は庇いきれなくなるではないか。もっと、行いを慎みなさい。」

「分かりました。しかし、あいつは野蛮なフランク人。あいつが俺のことを舐めているとオーヴェルニュ人が馬鹿にされてしまいます。ある程度はあいつにも身の程を思い知らせてやらなければなりません。」


「そうだとしてもだ。それでも行いを慎みなさいと申しておるのだ。」

「・・・はい、分かりました叔父上。人目につかないところでやるように致します。」


「そうだ、これは都市伯から頂いた菓子だ。ここで食べて帰りなさい。」

「うわっ! おいしそうですね! ありがとうございます。」


しばらくして、ウィンパクスの、「んー、甘いっ!」という声を聴きながら、ヒューゴは静かに書庫を出て行った。


(やっぱりな。グレゴリウスの野郎、ウィンパクスの方が悪いというのは知っていたんだな。それでも俺には3日間の禁足、あいつには甘いお菓子っていうわけだ。『神ハ人ノ上ニ人ヲ作ラズ』なんて言いながら、とんだ門閥主義だな。偽善者野郎め。)


そう考えながらヒューゴは一旦自室に戻って書物を置き、厨房から食べる物を盗んで来た。手元照明魔法があるから、寝台で毛布にくるまって読み進めることができる。かなり快適に読み進めることができそうだった。


・・・


二日目、ヒューゴは、この書物の作者をかなり評価するようになってきていた。

文明魔法、つまり「砂漠の神から神聖魔法を盗んだ悪魔」と罵倒している裏で、密かに文明魔法の使い方を説明しているのだ。

神聖魔法の素晴らしさを説いているところよりも、文明魔法を罵倒している箇所の方が実は重要な情報を隠していることに気が付き始めていた。


(今日の夜は、中級編に進めるかな。)

そう思い始めていた。


この時点でのヒューゴの収穫は、


○外傷治癒魔法 出血を止め、傷口を塞ぐ。効果中。


○体質改善魔法 体内の異常を治癒する。効果中。


○体内浄化魔法 原因不明の病を治療する。効果中。要するに悪いウィルスを殺すことなのだが、この時代にはそういう概念がないので浄化と言われている。消毒作用もある。


○室内快適魔法 自分のいる部屋(小)の温度をかなり自由に調節できる。湿度もある程度操作できる。効果中。


○目先照明魔法 自分が見ている方向を照らす。遠くは無理。効果中。


○美麗写本魔法 美麗な字で、高速で書籍を筆写することができる。効果中。


○説得効果魔法 説得力のある声が出せる。効果小。


○静寂静穏魔法 動くときに物音を立てない。効果小。


○雷電操作魔法 ビリビリできる。効果小。


○水氷操作魔法 水を自在に操ることができる。水のないところでは役に立たない。効果小。


○風力操作魔法 風を自在に操ることができる。風のないところでは使えない。効果小。


だった。

もっと細かい魔法はたくさん示されていたが、これらが結局は上位互換となるので、これだけ覚えておけば良いことに気が付いた。


(要領の悪い書き方だな。)


そう思うが、実際には、集中力や思考力の関係で、上位の魔法は使えない者も多いので、少しずつ高度な魔法に上がっていくという書き方には、それなりに合理性があったのだが、ヒューゴは気が付かない。覚えれば誰でも使えると思っていたのだ。


(雷電操作って、何に使うんだ。役立たずだな。)

実は軍事利用が可能なのだが、この時代には知られていない。ヒューゴも気づかないし、誰も知らないだろう。テウデリクなら、古代ローマ帝国がテウトニ族との会戦で使ったことを思い出すだろうが、そういう情報がない者には分からないことだ。


(もう夕方か。)

ヒューゴは、外を見た。

そろそろ厨房から盗んだパンを食べる時間だ。同房の少年が持ってきてくれたパンも疑われないように少しずつ消費していっている。


パンを齧っていると、外が騒がしくなっていることに気が付いた。

(お、火事でも起きたか。こんな修道院、とっとと燃えてしまえ。)


自分で燃やそうとも思ったが、単に放火するだけでは火付け強盗と変わらない。自分が今後お尋ね者になってしまうことも含め、あまり気が乗らなかったのだ。

(どちらかというと、軍勢を発して堂々と攻め込み、建物も僧侶も全部焼き尽くす方が見せしめになって良い。)


一人でやると犯罪者なのだが、大勢でやると神の鉄槌となるだろう。


(そういえば、テウデリクは、『楽しかったな。』と言っていたな。)

確かに楽しかった。戦国の世には理不尽なことが一杯あった。織田家の覇権も敵から見れば理不尽だったかもしれないが、少なくともグレゴリウスのような旧時代の利権にどっぷり浸かった悪人を滅ぼしていくのは楽しかった。


(また、あいつと一緒にやらかすか。)にやりと笑い、パンを食べ終わる。


外の様子を窺うが、何が起きているのかさっぱり分からない。

これは緊急事態だ。

自分でそう決めて外に出ることにした。

これで懲罰が延期されるかもしれないが、正直その方が都合が良いと思っている。


ふらりと部屋を出て、走っている同僚の少年を見つけた。別の部屋の少年なのだが、ヒューゴの事情は聴いているはずだ。しかしヒューゴはそんなことは気にしなかった。


「おい、何があったんだ?」

「ヒューゴ、お前、外に出てはいけないんじゃなかったのか?」

「何があったかと聞いているんだぜ。」

顔を睨みながら聞いた。3歳児とはいえ、元戦国武将の迫力は半端ない。


「怪我人が運び込まれているんだ。トゥール近郊の村が魔物に襲われたらしいんだ。」

「ふうん。」

「お前は早く部屋に戻れよ! 誰かに見られたら、また処罰を受けることになるぞ。」

「おお、ありがとうよ。」

一応礼を言って、歩き出した。怪我人は、おそらく本堂の方だろう。


・・・


本堂は戦場のようだった。正確には野戦病院というべきか。いや、戦場の方が正しい。なぜなら治療がなされていないからだ。

当時の治療というのは、血が出たら布を押し当てるという程度しかできない。あとは水を飲ませたりするくらいだ。それ以外は打つ手がないから、修道僧たちが祈りを捧げている。

(この時代も阿呆ばかりか。)

戦国時代も、祈祷でなんとかしようとする人間は多かった。もっとも、外傷の治療については、それなりに技術が発達していた。

この修道院では、薬草の知識すら教えられていないようだった。


(グレゴリウスの書庫に薬草の本があったはずだ。)

それを修道僧が読むことを許していたら、ここまでの惨状はなかったはずだ。


床に寝かされている負傷者を見る。

適当に近づいた。

腕を酷く噛まれたらしく、ほとんど千切れかかっている。


(まずは消毒だな。)

消毒液がない。もっとも消毒というのは、要するに殺菌のことだが、ヒューゴは経験的に消毒のことは知っていた。

アルコールを掛けるのが良いのだが、修道院には置いていないだろう。


「世界ヲ支配スル物理法則ヨ。我ハ命ズ、コノ者ノ傷口ヲ浄化シ給エ。」

そして、すぐに外傷治癒魔法を使う。

「世界ヲ支配スル物理法則ヨ。我ハ命ズ、コノ者ノ傷口ヲ治癒シ、再ビ繋ゲ給エ。」

見る間に、腕の傷が修復していく。もっとも、失われた肉片は戻らないから、食い千切られた部分はそのままだ。しかし、千切れかかっていた組織は元に戻り、腕としては一応戻っている。


負傷者が、「おお、治った! 楽になりました!! ありがとうございます! ありがとうございます!!」と叫んだ。信じられない物を見るかのように、自分の腕を見つめている。


次の負傷者に近づく。

太腿に深い切り傷が出来ている。

(これはどういう魔物にやられたのだろうか。鋭い爪で引っ掻かれたように見える。)

そう思いながら、同じように消毒を施し、出血を止め、傷口を修復する。


この負傷者も、ずっと痛みを訴えて唸っていたが、ヒューゴが治療を終えると、「血が止まっている! なんと!! もう痛くない。」と叫んだ。


ふと顔を上げると、走り回っていた見習い僧たちが立ちすくんでヒューゴを見ている。祈りを捧げていた修道僧たちも、今や祈りを止めて見ている。


(ふっ、ぼんくらどもめ。俺の力を見たか。)

ヒューゴは無用に高ぶる気持ちを抑え、謙虚に申し出た。


「私にできることはかぎられております。手の空いているお方は、負傷された方の傷口を水で洗って、私に見えやすいようにして下さい。そうすれば治療がやりやすくなります。」

実はそれほど大きな違いはない。しかし、協力させた方がヒューゴの立場が良くなるだろうと計算したのだ。

僧侶たちは、雷に打たれたかのようにびくっとして、それから恐る恐る動き出した。


・・・


しばらくして、ヒューゴは血まみれのまま大司教の執務室にいた。グレゴリウスからはかすかに酒の匂いがした。「オーヴェルニュ出身者の夕べ」という会合に出席していたらしい。


「ヒューゴよ、このたびはご苦労だったな。あれは、いかなる術を使ったのか。私はあのようなことを教えた覚えはないのだが。」

あのようなことに限らず、グレゴリウスから何かを教えて貰ったことはない。


「はい、あれは私にも分かりません。ただ、一心に神に祈ったのみでございます。救けを求める人の叫びが聞こえましたので。」

ヒューゴは殊勝に答えた。


「ふむ。なるほど。」


(さて、グレゴリウスよ、どうでるかね? もう一回俺に処罰を喰らわせるのなら、やってみろよ。町の人がどう思うか考えて見ろ。)


「そうか。それは素晴らしいことじゃ。しかしな、私が心配しているのは、そなたが使った術が、忌むべき文明魔法であったのではないかということなのじゃ。」


(なるほど、そう出たか。汚い男だな。)


「そうですか。それでしたら、私もこれ以上修道院にご迷惑をお掛けするわけには参りません。私が文明魔法の使い手であったことを公表して、放逐して下さい。」

ヒューゴは反撃に出た。

今回の修道院の治療が成功したことは、既に都市伯の耳に達している。都市伯は感激して修道院に対する寄進を約束したという。それが文明魔法によるものであったということになると、グレゴリウスの名声は地に落ちるであろう。


「いやいや、私はそなたの魔法が邪悪なものであったなどとは思っておらんよ。そなたがいうとおり、神に祈ったのであれば、それは間違いなく神聖魔法だ。」

グレゴリウスが一歩引き下がる。


「大司教様、私のことを信用して下さるので?」

ヒューゴは大げさに驚いて聞き返してやった。

丁度前の夜、ヒューゴの言い分は信用できないと言われたばかりだ。


グレゴリウスは取り合わずに続けた。

「私はそなたのいうことを信じておる。だが、世の人々がなんというかが心配なのじゃ。ふむ・・・。そなたの身の安全を守る必要がある。これからは、そなたは私が病人を治療するときに、助手として手伝うが良い。それでそなたが密かに治療を施せば、誰もそなたの術を文明魔法とは思うまい。」


ヒューゴは吹き出しそうになった。

(こいつはどうしようもない俗物だな。まあいいさ、俺もあとしばらくは付き合ってやるさ。)


「大司教様、今日は治療をしすぎて疲れました。甘い物はございませんか。都市伯から受け取られているものをお持ちかもしれませんね。」


グレゴリウスは虚を突かれてしばらく黙っていたが、苦虫を噛み潰したような顔をしてお菓子を差し出してきた。


最終的に、ヒューゴは、自分が間違いなく神聖魔法の使い手であり、文明魔法なる悪魔の技を使うものではないという証明書と、その他諸々の処遇改善を要求し、その代わり、グレゴリウスが治療する際の助手を務めることで合意した。

ご一読ありがとうございました!

お気に入りに登録して下さった皆様、読んで下さっている皆様、本当にありがとうございます!引き続き頑張って書いていきたいと思っています。これからもお楽しみ下さいますよう、よろしくお願いします。


第1話に周辺地図等を追加しました。

今まで説明不足で申し訳ありませんでした。

自分の頭の中だけで分かっていることも多いと思いますので、

「ここが分からん」とかあれば、教えて頂ければありがたいです。

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