表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/45

想定外の彼女

リムの身体に刺さる前にレッドが槍を止めようとした時、彼女はにやりと笑って。


「終わりなのはそっちでしたね。私が地面を蹴っておいてこれしか下がらないわけないでしょう!」


残った左足で着地と同時に地面を蹴ると、そこにはもうリムの姿はなく。

そのまま天井まで飛び上がったかと思うと今度は天井を蹴り破るくらいの勢いでレッドの方向に方向を無理やり変える。

そしてそのままさっきヴェールにやったように頭を掴み。

泥人形にレッドの頭をぶち込んだ。


「んんんんんーーーー⁉」


泥の中に突然頭が押し込まれ、息ができない。

真横にぶっ刺されたので足も地面につかず、自分の力で自分を引き抜くことができない。

慌ててじたばたしているレッドを尻目に、リムは


「ほらほら、この人形解除しないと大事な人が窒息しますよー」


と、淡々とヴェールを脅迫し始める。


「君は本当に性格が悪いな!今確信になったよ!」


手をさっと振ると、その瞬間に泥人形は地面に崩れる。

空中に投げ出されたレッドの身体は再びリムに捕獲され、地面の泥にダイブさせられていた。

そのまま頭を踏みつけて起き上がらせない。

そして、そのやりとりの隙を彼は見逃さない。

というか数秒前からその光景は『視え』ていた。

ジェイドがヴェールの首元に刃を突きつける。


「あ」


ヴェールのその一言で勝敗は決した。


「ダメだなぁ、師匠面するならもう少し勝ち越したかったんだけど」


「まだ一勝二敗だから勝ち越してるじゃねえか」


「…確かに」


「明日からはこっちからも攻撃してみようおかなぁ」


「あー、確かにあの人形以外で攻撃してこなかったもんな」


「そういうこと。まだまだ私は強くなっていくのだよ……」


なんて会話をジェイドとヴェールがしていると


「げほっ、この子本当におかしいだろ…!こんなに自分の魔法使いこなす人間みたことないぞ⁉」


レッドがやっと足をどけてもらって泥から起き上がる。

彼もさっきの動きは想定外だったようだ。ジェイド自身、リムがこんなに強いことを知らなかった。


「っていうか、戦い方に容赦がなさすぎないか⁉」


「ああでもしないとうちの大将、そっちの女王様に勝てないですもん」


ばっさりと言い捨てる。


「まあ、良い判断だと思うよ。実際に私に一縷の隙を作ることには成功しているし。めっちゃ悔しいからもう一戦したいけど、まあ今日はちゃんと休んでおいて。明日は座学にするから」


「座学て」


「君たちの仲間も連れてきていいよ。明日は散々話した後に一戦だけやろうか」


そう言って、今日の訓練は終了した。


「……しかし、リムってあんなに強かったんだな」


「ええ、まあ。リィズ様の為ですから」


解散した後に宿に向かう最中。ジェイドも思うところがあった。


「そんだけ強いなら、もっと他のやり方もあっただろ?リィズを連れて逃げるとか。それこそ、一国築くくらいできそうだ」


ジェイドの言葉にやれやれといった様子でリムは首を振る。


「まったく分かってませんね。私はリィズ様の為に戦っているんです。リィズ様は貴方の傍で共に戦う道を選ばれました。それなら、その選択を全力で後押しするだけです」


「…そっか、この質問は無かったことにしておいてくれ」


「そうですね。愚問すぎてもう忘れました」


いつも通りの鋭い返しが、今回ばかりはジェイドにとって少しありがたかった。

めっちゃ間が空いてしまいました。

本当にごめんなさい!

リアルが…はちゃめちゃに忙しいんです(ありがちな言い訳)

言うなればダルシムXザンギのザンギ側、AC北斗のトキのナギ固め…

一段落したらちゃんとペース戻しますから…戻しますから!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ