47回転目
年始の充電期間を経て、戻ってまいりました!!
スチームでセールしてたスカイリム買ったのが一番の原因ですけどね。
俺は今、例のE-typeシリーズの目の前に立ってじろじろと観察している。
うん。やっぱどう見てもコレって2号機だよな……やっぱ裏コードとかあるんだろうか。ちょっとドキドキワクワクしながら背中の部分をまじまじと観察中。
オタクってのは行動力があるととんでもない物造りだすからな……当時これ相当売れたんじゃねーの?
そうやって俺がロボットの前でうんうんと唸っているとキャシーに声を掛けられた。
「ハルキ、PCで調べたらどうやら地下2階に幾つかのパーツがあって、地下3階に完品に近い状態の奴があるみたいよ」
「え?何で完品があるの?」
「あくまでも『近い状態の物』よ。まあこの施設がリサイクル施設でもあったからジャンクを解体、パーツ作成、組み上げまでの流れを施設内でやってるのよ」
いや、リサイクル工場ってそんな一から十まで全部やるような施設じゃねーから。
そんな突っ込みをしそうになったが、俺が知ってるのは昔の常識なので時間が経った今ではそうではないのかもしれない。
ロボットの観察が出来なくなるのは惜しい。正直俺の好きだったアニメだからな。
めっちゃ見てたい、というか持ち帰りたい衝動に駆られるが流石に襲ってくるロボットを持ち帰るっつーのは無理だわ。
仕方なくキャシーの後に続く。
地下2階に下りた所で各部屋を探索してパーツを集めると出るわ出るわ。
感心するを通り越して呆れてしまうが、打ち捨てられ人がまったく居ない状態でも問題なく動き続ける工場ってどれだけオートメーション化したのやら。
コレだけ作業内容を器械が執り行ってると、人間が仕事を奪われるって事がマジであったんじゃないのかと疑ってしまう。
そのまま地下3階にまで進むと所々にクモの巣がはってあった。
曰く、例の穴に住み着いてるのが5メートル級の巨大クモらしく、その子グモ(それでも2メートル近くあるらしい)が地下3階に入り込んでるらしい。
地下3階は非常に広い割りにロボットが移動する範囲は少ない分、クモが入り込んで巣をはっている様だ。
キャシーは油断無く銃を構え、俺はというと、ナイフ2本を手元で回転させている。
1本は縦回転もう1本は横回転、これで子グモの足を狙えば……外皮が硬すぎないなら良いけど。
ロボットの後に続いて進んでいく。
うん、ある程度見て回ったけどクモは出なかった。
肩透かしを食らった感があるがそれでも目当ての物は見つかった。
「うーん?もしかしてエンジンが無い感じ?」
「みたいね。逆に言えばエンジンさえ積めば動かせるかも……ていうか制御チップもちゃんと付いてるじゃない、何でごろつき達が持っていかなかったのかしら?」
キャシーがぶつぶつと疑問を呟いている所でその疑問に対する答えは直ぐにやってきた。
2メートル処か3メートルはあるクモが吹き抜けの天井から一斉に振ってきたのだ。




