31回転目
キャシーが拉致に合った日から3ケ月が経とうとしていた。
俺は何時も通りに畑仕事と水運びを終わらせてゆっくりしていた所でキャシーから声をかけられた。
「ハルキ、ちょっと町まで行かない?」
「町?」
ソファーからキッチンで水を飲んでるキャシーを見る。
飲み物を飲んでる女性の喉ってセクシーに感じる時あるんだよ。
「下にあるリアクターと浄化槽の交換用の部品を買いたいの、付いてきてくれない?」
「そりゃ……俺的には別にいいけど、俺が行って大丈夫か?こんなんだし」
自分の頬を指差しながら聞く。
何せ身体の6割強が鱗に覆われてるし、角や尻尾もある。
俺の常識的には化け物。
だがキャシーは笑って返してきた。
「大丈夫よ。以前言ったと思うけど亜人コードを使う人って絶えないのよ。色んな意味でね」
国が崩壊した後に起こったのは、秘匿されていた人身売買の露見。
そして闇取引され続けていた亜人コードを使用された奴隷。
長期の亜人コードの使用は使用者の遺伝子に組み込まれ子供へと遺伝する。
結果として本物の亜人というのが世に生まれたんだっけか。
「それじゃあ、町に行けば俺みたいなタイプも居るんか?」
「爬虫類タイプはちょっと珍しいけど、それでも居ないって訳じゃないし平気じゃない?」
「そっか、んじゃ買う物確認してから行くかー」
キャシーと共にホバーバイクに乗って森を抜ける。
さらにソコから1時間半も進むと町が見えてきた。
「キャシー!聞いてなかったけど町の名前って何だ!!」
「町の名前はホープ!!林業が盛んなの!!」
ああ、そういやアノ鳥が森の木を切り倒すとか言ってたな。




