21回転目
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ホバーバイクでキャシーの元へ駆けつけると、今正に熊の爪が振り上げられキャシーにその爪が振り下ろされようとしている場面だった。
「キャシー!!伏せろーーーっ!!!!」
目の奥がチカチカする、頭に血が登り全身が高揚する程に宙に浮く刃にPSIを注ぐ。
浮かせている刃は3枚、内2枚を高速で熊目掛けて射出する!!
一瞬で熊に肉薄した丸ノコの刃は熊の振り上げた腕と顔に当たるが、数歩後ろに下がらせる程度で腕や頭を切り落とす事は無理だった。
だがそのお陰でキャシーの前まで回りこむ時間は出来た。
直ぐに残った一枚を熊を中心に回転させる。
熊は自分を攻撃してきた何かと同じ物が自分の周りをぐるぐると回っている為、警戒して動けないでいる。
本能的にか、自分を攻撃してきた何かを操ってるのが俺だと理解してるのだろう。憎しみと怒りで顔を歪めながら俺を睨み唸り声を上げつつ刃を警戒している。
「キャシー、怪我は?」
「大丈夫よ。発炎筒とフレアボム、後は魔法を幾つか使っただけで怪我はしてない」
キャシーの身体を見る。
衣類には引っかかれた後があるが身体自体には傷が無い……とはいえ出血した後が見受けられるが。
一応無事っぽいので安心した。
「よし、一先ずバイクに乗っててくれ。ちょっと予定とは違ったけど目標は見つかったんだし……」
そう言って熊を見る。
此方へ足を踏み出そうとする度に熊の周りを回っている刃がちょっかいを出してくるので此方へ攻めあぐねている様だ。
「ちょっとアレとタイマンしてみるわ」
「……ん、無茶はしないでね」
「初対面で俺の頭撃った人間が言う事か?」
「はいはい、悪かったって何度も謝ったでしょ」
ぶーたれキャシーの完成である。キャシーは頬を膨らませながらバイクに乗って少し離れた。
それを見届けてから俺は熊の周りを回ってる刃を俺の横へ引き戻す。
ソレを見て、熊が唸り声を上げながら此方へ突進してくる。
「この間の熊公とは別かもしれねーけど、追いかけられた分の恨みは返さねぇとなぁ!?熊野郎!!」




