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回転  作者: たらば
20/61

20回転目

キャシー宅から南西に約20キロ、ホバーバイクに二人乗りしてやってきました。

因みにこのホバーバイク、やっぱり燃料は水です。

正確には水でエネルギーを生み出すプラントから精製した拳大のペレットをエネルギータンクに投下するだけ。

少量の水とペレットが混ざってガソリンみたいなものが出来上がる。


「ハルキもホバーバイクの運転大分上手くなったわね」

「そうか?未だにバランス取るのが大変なんだけど」

「慣れよ、慣れ」


キャシーはそう言ってバイクから降り、背中に背負っていたショットガンを構える。

初対面の時にアレを撃たれたんだよなぁと懐かしむとキャシーにジト目で見られた。

で、俺は何か装備しているかと言うと……丸ノコの刃を片手に持ってる。

回転のPSIを使えば距離関係なしに戦えそうなんでコレにした。

念のために何枚かリュックに詰めてるし大丈夫だろ。

なんせショットガン食らっても痛い程度の身体だし、襲われても実は平気だったかもしれない。


「それじゃあ二手に分かれて足跡探す、見つけたら此処に戻ってくる。探索は1時間で必ず切り上げるって感じでいいな?」

「OK、じゃあ私はこっち行くわ」


バイクを置いてある場所でキャシーと分かれて熊を探す。

下草が歩くのに邪魔なので早速刃を回転させて浮かせ、下草を刈り取りながら進む。

そうやって暫く探していると糞を見つけた。調べてみるとすっかり固くなってる。

ここら辺を縄張りにしている大型の生き物が居る。糞の周りの木を見ると爪痕がいくつか残っているので間違いないだろう。

本来ならここで連絡用の魔法技術を使うんだが、生憎俺が魔法を使う為のデバイスを持ってないのでバイクの場所で待つことにする。

因みにキャシーはデバイス持ってました。

見せてもらったら腕につけるタイプの奴で見た目はお洒落な腕輪だった。

デバイス起動させて特定の動作か魔法名で魔法が起動するらしいけどソレ聞いたときにどこの仮面ライダーだと言ったがそもそも仮面ライダーが通じなかった。

ジェネレーションギャップってきつい。


そんなアホな事を考えつつバイクの場所まで戻る。

キャシーはまだ戻ってきてないのを見るとまだ探してるのかな?

暫く待っているとキャシーの向かった方角で煙りが上がってる事に気がついた。

道路の端まで近寄って煙りの方角を見る。

集中する事で視界がどんどん遠くにピントが合う。

大体2キロ程進んだ先でキャシーが何かとやりあってるな。

直ぐにバイクに乗り込み起動させてキャシーの元へ向かう。


バイクで立ち並ぶ木々を避けながら進む。5分程で戦闘音が聞こえはじめる。

運転しながら力を刃に流して空中に浮かせる。更にアクセルを回し速度を上げキャシーの元へ!

少し開けた場所に出ると、そこにはキャシーそれに敵対してる熊が見えた。

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