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回転  作者: たらば
19/61

19回転目

どうも、春樹です。キャシーとの邂逅から1ヶ月。

現在はキャシー宅にて朝食の料理中です。


「ふあー、ハルキー今日は何作ってるの?」

「昨日仕込んどいた『うどん』だ。山菜と肉乗せたら完成」

「あー、凄く美味しそう。やっぱハルキ拾って正解だわ」


俺は犬猫扱いか。まあ尻尾もあるし鱗肌だから爬虫類系といえなくも無いが。

っと、肉の味付け完成。


「やっぱりハルキのそのPSI(サイ)って便利よね」


キャシーが俺の後ろ、空中でグルグルと回る『お湯に入ったうどん』を見ながらそうつぶやく。

コレは水を回転させて球体に形成、それを空中に浮かせると同時に水温を調節してお湯にした後に麺を投入した。

うん、何だそりゃって感じだがどうやら俺が寝てる?間に俺の持ってた回転の力ってのは進化してた。

物が回転さえしてればソレを支配下に置く事も出来るっぽいし、回転中ならその状態を変化させる事も可能になってた。


「はいはい、分かったから深皿出して、うどん入れるから」


そう言いながらうどんの汁が入った鍋のおたまを回して中身を回転させる。そのまま『力』を向けて球体に形成して宙に浮かせる。

お湯で茹でてた麺を汁の球体に移してからリビングへ。お湯は流しに放り込んで力を解く。

イスに座りながら球体を中の麺ごと半分にしてそれぞれの皿の中へ。


「熱いから気をつけろ?はい、箸」

「ありがと」

「「いただきます」」


英語で話してたキャシーだが俺が日本人ってのを聞いてちょいちょい日本語で話してくれるようになった。

まあちょっと日本語が硬いが。

あと、見た目は欧米人のキャシーだが箸は普通に使える。これは箸の方がフォークやナイフなんかより便利だからだとか。

一応キッチンにはフォークやナイフもあったけどね。


「ん、まあまあかな」

「そう?おいしいわよ」


うどんを食べ終わりリビングのソファーで食後の休憩をとる。


「キャシー、今日は菜園弄った後は何する?」

「そうね、肉の確保したいわ」

「熊?」

「出来れば」

「OK、準備しとく」


今日は午後から熊狩りに決定した。

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