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これが私の妹だもの

飛来したナイフを俺は片手で受け止めていた。

「な?」

なんて素っ頓狂な声の持ち主の方に振り返ってみると、メイド服を着た女がいた。

「何やってるの咲夜!」

「お嬢様についている虫を排除しようとしたのですが….失礼いたしました」

「まったく無事だったから良いものを….せわのやけるメイドね」

レミリアははぁと嘆息して

「まあわかればいいわ。彼は今日から紅魔館に住むから」

「本当ですか!?」

「えぇ何か文句があるのかしら?」

咲夜は少しをし黙った後、

「わかりました….」

と渋々承諾した。

そして俺の方に振り返って、

「先ほどの無礼は失礼しました。私の名前は十六夜咲夜と申します。紅魔館のメイド長を務めています。

「あなた様の名前は?」

「俺は….俺の名前はカランだ」

「え?」

彼の名前を聞きき開いた口が塞がらない。

「カラン様ですね。それでは私が館内を案内しますので、ついてきてください」

「あぁ」

ちょっと情報の整理ができてないが、彼の名前が知れたのは正直嬉しかった。と安堵しながら私も彼らのあとを追いかけるのであった….


そして一通りの館の説明が終わり私は紅魔館の近くにある山奥で訓練をしていた。

もちろん古井想に勝つためである。まずあいつの能力よね。たしか前に戦った時はいきなり私とフランの武器が消えたんだったかしらね。’消失’そんな一言で片付けて良いのだろうか。そういえば、カランの能力ってなんなんだろう。

最強の男と最弱の男…..どこか似ているようで決定的に違う印象を私はあの時感じていた。

「あれ?」

そこで私の中に疑問が生じた。

「カランってなんで最弱なんだっけ?」

彼がランクDだから?

彼が戦わないから?

「いや違う」

私は断言していた。まず本当に弱かったら、さっきの咲夜のナイフを止めることなんてできない。そもそも私は…..

「うぅ」

急に痛くなる頭を抱えて、そのに一つの記憶を思い出した。そうそれは…..

「あ….」

なぜ忘れていたのだろう。彼と初めって会った時、彼が私がピンチを助けてくれたことを。

私は全てを思い出した。

….彼は私の記憶を

「思い出したんだな」

後ろを振り向くと、最恐の笑みを浮かべている男がそこに立っていた。

「なんで私の記憶を消したの?」

「いや思い出せてるんだから完全には消してねぇよ。ただ俺にとって不都合だったって話だ」

「…..」

私はわからなかった。

「あなたはなんで弱くいようとするの?私の記憶を消してまで」

心からの疑問だった

「俺の目的に必要だからだ」

「目的?」

「あぁ、だからもう一度お前の記憶を封印させてもらう」

その瞬間彼は私の前から消えて、

「キーン」

金属音が響き渡る。

「うっ!!なんで槍と手が相殺しあっっているのよ!!」

彼の攻撃は恐ろしく早く、あと一秒でも遅れていたら、また記憶を消されていたと私は思わず想像してしまった。背筋が凍る。

てか私ランクAの上位層なのよ。古井想の時ですら震えなかった手がどうして震えているのよ!

恐怖….その感覚が体を支配する。

私は一度深呼吸をする

「想といいカランといい上には上がいるわね」

「ニヤけてるとは、随分と余裕そうだな」

彼の猛攻をただ受け止めることしかできず、

「ぐはっ!」

私は膝をついていて、


スペルカード


禁弾


『スターボウブレイク』


「ちっなんだか良いタイミングに来るんだなフラン」

「お姉様になにしてるの!!」

あはは….乾いた笑いが漏れる。私は何度妹に助けられるのかしらね……



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