32話 傀儡
「リアム!大丈夫?」
息切れをしているリアムに、ジョゼフィーヌは背中を擦って涙ぐんでいたよ。
「大丈夫…。ごめんね、巻き込んで」
「リアムのせいじゃないわ。来ちゃだめって言ったのに、私が駄々こねたから。本当にこれ外せないの?」
ジョゼフィーヌは薄暗いトラックの中で、首輪をぐるりと一周見たけれど、継ぎ目もわからなかったよ。
「…最低、こんなことする人。誰がやったの?酷いわ」
兵士は全員敵というように睨んでいたよ。
兵士たちは表情を変えなかったけれど、どこか寂しそうだったよ。
「リアム、なんでこうなっちゃったの?帝国と戦争しに行ったんじゃないの?」
兵士たちの耳があるから詳しくは話したくなかったけれど、ジョゼフィーヌには知る権利はあるとリアムは思ったんだ。
「もしかして、俺が帝国の始祖の転生者って信じていない?」
「ごめん。実感ないというか…」
「普通はそうだと思うし、ランバート王もそう考えた。でも帝国は違った。俺を始祖であり、神帝の転生者だと信じてくれた。
戦争をやめろと皇帝に言ったら兵を引いてくれたんだけど、ランバート王は俺に首輪をして駒として使うことにしたんだ。
ジョゼフィーヌは俺が首を絞められて怒ってくれたけれど、帝国も同じだ。もし俺を殺したらどうなるか、ランバート王は理解しなかった」
「どうなるの?」
「信じている神が首輪をされて、侮辱された上に殺される。今の皇帝はどう判断するかわからないけれど、熱心なシエロ教徒は暴挙に出る可能性がある。
ほら、戦争になるからリューリッシュの街でも帝国民を差別したり、追い出そうとしていただろう?国や兵士同士だけではなく、国民がランバートの国民を傷つけるかもしれない。
俺が生きていれば止めようがあるけれど、死んだら話すこともできないからね」
「なんとなくわかったわ。戦争になるかもしれないのね」
ジョゼフィーヌの中で戦争は、ふわふわとした遠い存在みたい。
ここで戦争とはと教えるつもりはないし、必要以上に怖がらせることもないから、リアムは話さなかったよ。
兵士たちは上層部の話なんて教えてもらえないから、リアムの話は本当なのか判断つかないんだ。
無反応だったけれど、きっと心配なはずだよ。戦うのが兵士のお仕事だけれど、本心では戦争に行かずに停戦になって安心している人は多かったはず。
「俺が何されても怒らないで偉い人に従うんだ。いいね?」
どことなくジョゼフィーヌは怒ると口と手が出るタイプに感じたから、リアムは念押したけれど不服そうだったよ。
リアムはアルマンとガレオが買ってくれた防御の魔法具を、ジョゼフィーヌにつけたんだ。
「魔力補填しておいたから、数回なら銃弾を防げる。でもあてにしてはいけないからね」
「リアムは防御の魔法具を持っているの?」
「うん。ジョゼフィーヌがくれたお守りあるし」
「それは…」
「俺強いから。そんな泣きそうな顔しないで」
ジョゼフィーヌの目がまた潤んでいたよ。
「大丈夫だから。俺は死なないよ」
「無理しないでね」
お城に着く短い間、二人は手を取り合っていたよ。
お城に入る前の庭園にフーやガレオたちの姿があって、周りの兵士がぐったりと座りこんでいたよ。
「ぱぱ!あそぼ、あそぼ」
フーが真っ先に気づいて、羽をバサバサさせながらやってきたよ。
「お前ら何やってたんだ?」
「お前こそ、脱走しながら捕まるなよ」
ガレオたちはリアムが脱走して、兵士たちからリアムが行きそうな場所に心当たりはないか、しつこく質問されたんだ。
バヤールはジョゼフィーヌの姿を見て、女のところにいたのか!と内心嫉妬していたけれどね。
「あ、フーちゃん」
ジョゼフィーヌはフーのちょっと抜けた話し方に、少し緊張がとけたよ。
「じょぜふぃーぬおねえちゃん!」
「あれ?フーのこと知ってるの?」
リアムはジョゼフィーヌのところに、フーが行ったことを知らなかったんだ。
「リアムを探しに、フーちゃんが私のところにきたの。お母さんの羽根を持っていたから、リアムがいると思ったみたい。
戦争終わったら、一緒に住むんだもんね」
「うん、いっしょ、いっしょ。かぞくなの!」
ねーと二人で意気投合しているけれど、リアムは一人だけ置いてけぼりだったよ。
「一緒に住む?家族?」
フーがジョゼフィーヌと会ったときは、ジョゼフィーヌと恋人の関係ではなかったはず。
ジョゼフィーヌは、ニコリと笑ってさも決定ですという風だよ。
「そのうち、エドさんのところにご挨拶行きそうだな」
ガレオは周到なジョゼフィーヌに、うっすらリアムは結婚しないといけないように追い込まれそうだなと思っていたよ。
「じょぜふぃーぬおねえちゃんは、ぱぱのにおいする。ぱぱはじょぜふぃーぬおねえちゃんのにおいがするの!
かぞく!かぞく!」
ジョゼフィーヌは頬を赤くして、リアムは目をそらして頭を掻いていたよ。
「お前、出会って数日で何やってんだよ!」
地声の大きなバヤールが、さっそく食って掛かったよ。
「別に何もしてないけど…」
「リアムちゃん、どういうことなの?あたしという人がいながら!あのキスは嘘だったの?」
「え?アル姐さん?あれは治療で…」
ジョゼフィーヌは警戒をあらわにしたよ。
「リアム。この人は?」
「傭兵仲間だよ。色々教えてくれて、戦地まで行ったんだ」
アルマンは仲間と一括りにされて落ち込んだみたい。
リアムに気をとられているフーの背後に、兵士が近づいてきたよ。
手には大きな輪っかを持っていたんだ。
「お前らフーにつけるつもりなのか!」
「ああ、それはな…。俺らも手伝うように言われたんだけど」
リアムが怒っているとガレオは見てろと言うよ。
兵士に気づいたフーが、カパッと口を開いて火を吐いたんだ。
火力は本気ではなく、リアムと遊んでいるときと同じくらいだったよ。
「首輪をつけられたら負けというゲームだと思っているらしい。小一時間やっているが、完全にあいつらはフーに遊ばれている」
フーが本気なら、空に飛んで逃げるから勝てっこないと思うけどね。
「フー。それをつけられたら焼き鳥にされるから、絶対につけられるなよ」
「わかった。ふぅまけないよ!」
と火を豪快に吐いて、お庭の木を燃やしてしまったよ。
兵士たちが慌てて消すのがとても愉快で、リアムはずっと笑っていたんだ。
それはお城に入るまで。
リアムは再び王様が偉そうに座っている前に立たされたんだ。
ジョゼフィーヌは少し離れたところに兵士に囲まれていたよ。
「逃げられたのに捕まるとは、間抜けだのう」
王様が笑うと、将軍や取り巻きっぽい人たちがクスクス笑っていたんだ。
「そうですね、俺は間抜けですね。その間抜けな男に何の用です?」
「あの火の鳥に首輪をつけろ」
「フーを飼うつもりですか?やめた方がいいですよ。あいつの食欲で国庫がつきますよ」
「うだうだうるさい!さっさとせよ」
「…。陛下。首輪もいいですが、鞍を作るのをおすすめします。最強の魔鳥なので、他の魔鳥は近寄りません。空を自由に飛べますよ」
「ほう。空を」
王様は身を乗り出して、興味津々だよ。
「フーがもう少し小さい時でしたが、乗せてもらって飛んでみました。はじめは恐かったのですが、慣れれば自分で飛んでいる気持ちになれますよ?」
その場にヒューゴや宰相がいたんだけど、リアムが友好的に王様に話している意図をずっと考えていたよ。
リアムは将軍にもフーに乗ることをおすすめしたんだ。
「将軍もどうです?伝説の魔鳥に乗って空の上から指揮をして、帝国を攻めるのは」
「それは面白いな」
鞍造りは決まっちゃったよ。
宰相はため息を堪えて、フーの身体を測るように従者に指示したよ。
「陛下。あの話はいいので?」
取り巻きっぽい貴族が言うと、王様はおおそうだとニヤニヤしたんだ。
「お前には帝国の始祖の転生者だと宣言してもらおう」
リアムは耳を疑ったよ。
全くもって意図が掴めなかったけれど、王様の悪党のような笑い方によくないことだろうとは見当がついたよ。
別の部屋に通された上に、偉い人が着るような綺麗な軍服に着替えさせられて、通信魔法具の前に立ったんだ。
将軍が得意気にシナリオを教えてくれたよ。
「今から皇帝と通信する。帝国の始祖であるお前が、皇帝にその座を譲り渡せと言え。
お前はアルク家の血を引いているが、シャルルは勘当されている。傍系のお前には皇帝は荷が思いだろう。陛下が預かろうと仰っている」
デスペハード帝国の皇帝の座をリアムが引き継いだと見せかけて、ランバート王が帝国を手に入れるってことだね。
あのお馬鹿に広大な帝国を統治できるのかなって、リアムは思っていたよ。
これから皇帝と話すから、将軍はリアムの首輪をはずしたよ。リアムに酷いことしていないし、無事ですよって見せるためだよ。代わりにリアムには複数の銃が向けられていたけれどね。
「さて、首輪はどこに置こうかな」
どうしてかここに連れてこられたジョゼフィーヌに近づいたよ。
リアムは将軍が何をしようとしているか気づいて叫んだんだ。
「彼女は関係ない!すぐ解放してくれ」
将軍は聞こえないふりをして、嫌がるジョゼフィーヌに首輪をつけたんだ。
「時間がない。すぐにはじめようか」
リアムは無表情で将軍を見たよ。当事者だから自分が苦しむなら仕方ないと思ったけれど、ジョゼフィーヌは関係ないからね。
悔しがったり怒ったりすれば相手の思う壺だから、リアムは無反応になったよ。
絶対サドだね、この将軍。リアムが喚くのを楽しみにしていたのか、つまらなそうにしていたよ。
「はじめようか」
「…確認だが、俺が皇帝になったあと、ランバート王に譲渡することは言わない方がいいよな?」
「言ったらどうなるかは、わかっているよな?」
リモコンをチラチラ見せるよ。
リアムは呼吸を整えながら、皇帝エリシアに自分の話を聞くなとどう伝えるか考えたよ。
「本当に皇帝と話せるんだよな?」
「もちろんだとも。先方も脱走した始祖を心配して、連絡してきたから答えねばならん」
目の前にある魔法具にエリシアとカリナの姿が映ったよ。二人ともリアムが無事で安心した顔をしたんだ。
「はじめろ」
リアムは将軍をチラリと見てから、エリシアたちを見たよ。
『我が子らよ。今から話すことは聞かなくていい』
止められないように早口で言ったよ。将軍が紙に殴り書きしてリアムに指示を出したんだ。ランバートの言葉で話せだって。
「ランバート語だと通じないですよ?」
将軍は皇帝はわかると書いたよ。
「カリ…カルロス皇子は通じない」
「さっさと話せ」
と紙に書いたんだ。帝国語でなおかつ古語で話されたら、将軍たちはわからないからね。
エリシアたちは状況を察してくれているみたい。
心配そうな顔をして、エリシアが口をパクパクさせていたんだ。
「あちらの音が聞こえないみたいだけど」
急にジョゼフィーヌの顔が歪んで、首を押さえたよ。
エリシアから見えない、通信機の裏側に彼女と将軍は立っていたんだ。
言うことを聞かないと彼女の首を絞めるってことだね。
リアムは感情を殺して、王様と将軍の描いたシナリオを話したよ。
リアムが言わされているというのはエリシアにはわかっていたし、帝国側の音声がリアムに伝わっていないことも気づいたみたい。
エリシアも紙に文字を書いてリアムに見せたよ。
将軍からは見えないから、何と書いてあるってリアムに聞いてきたんだ。エルスター地方の文字を読めないから、結局リアムに訳してもらわないといけないけどね。
「俺が帝国に行き、戴冠することが条件だそうだ」
将軍は何か書き始めたよ。指示を流しているのがバレバレだから、声を出せばいいのにね。
帝国に行けないと言え、だそうだよ。具体性なし。
「前にも話したが、俺はランバートの民だ。帝国に行くつもりはない」
エリシアが、ならリアムの安全を確保しないと承諾できないと言ったよ。
「…俺は安全な場所にいるし、快適に過ごしている」
無表情だったから、エリシアはまったく安心できなかったみたい。
せめて護衛を送りたいと言うから、リアムもウーノのような味方がほしいなって思っていたよ。
「そうだな…」
送ってほしいと言おうとしたら、ジョゼフィーヌの首が締まったよ。
「…護衛は不要だ」
何度か絞められてジョゼフィーヌはフラフラだったけれど、兵士に無理矢理立たされていたんだ。
エリシアが護衛をと何度も言うし、将軍は断れと言うからそのやりとりがしばらく続いて、リアムは飽きてきたよ。
将軍も苛ついていたのか、護衛を断れと丸投げしてきたんだ。リアムは冷ややかに将軍を見てから、言ったよ。
「いらない。将軍が責任を持って厳選してくれるそうだ。皇帝になる俺を守ってくれるのだから、下手な護衛はつけないだろうよ」
言ったもの勝ちというように、リアムはニヤリと笑ったんだ。
エリシアもリアムが笑ったから、ちょっぴり安心したみたい。
通信が切れると今度は国内外向けの撮影をするというんだ。
これも将軍のシナリオ通りに話すと、やっと解放されたよ。
といっても部屋に押し込められたんだけどね。青ざめたジョゼフィーヌに急いで、回復魔法をかけたよ。
「ジョゼフィーヌ。ごめん。君だけでも逃げられるようにしたいけど」
「大丈夫。最初は恐かったけれど、あちらは殺す気がなさそうだったから、耐えられたわ。むしろ、あなたがこんなものをずっとつけて、私…」
魔力補填された首輪を再びリアムがつけていたよ。
ジョゼフィーヌはリアムの首に触れながら、悲しげにしていたよ。
リアムの映像はその夜、放送されたんだ。
国は重要なお知らせとして触れ回ったようで、テレビのある家は一斉につけたらしいよ。
貧しいナトン一家も、家出したリアムがテレビに映って大層驚いただろうね。
驚いたのはナトン一家だけではなかったんだ。
コートドールで一番大きなお屋敷に住む老人が、食後のワインを呑みながらテレビを観ていたよ。
老人はいつも国営テレビは観ておらず、一族の人から国から重要なニュースがあるらしいと聞いたから渋々つけたよ。
国営テレビはいつも王家万々歳映像ばかり流すから、飽き飽きしていたんだって。
それがある若い男が映ると、前のめりになったんだ。
「シャルル…?」
「あら、お父様。珍しいじゃない。国営テレビを観て。今日の放送はお兄様の話?」
答えない父親に娘はため息をついてから、椅子に手を置いてテレビを観たよ。テレビに映る人に娘のカミーユは叫んだんだ。
「え…。うそ。ティモテ!ティモテ来て!」
「何?お姉様。重要ニュース始まった?」
「うるさい!聞こえん!」
部屋に入ってきて早々に怒られたティモテは、肩を縮ませたよ。
ティモテも若くして亡くなった兄に似る男の姿に、目を丸くしたんだ。
「彼は…?」
「リアムだ。シャルルの子どもだ。やっと見つけたぞ!私の跡取り!」
「え、待って。お父様。跡取りは僕…」
見つけた、見つけたと父親が喜ぶのを跡取りのはずのティモテが、再び肩を落としたよ。
「お父様、黙って。リアムは何て言っているの?」
喜んでいたコートドール領主アダンは、咳払いをしたよ。
テレビ越しでの初対面の孫を見つめていたんだ。
その孫は緊張しているのか、固い表情で演説をしているんだ。
「祖先の地を取り戻す時が来た。国民よ、ピエール陛下とともに帝国の時代を終わらそう。
帝国の民、我が子らよ。戦いは望まない。まずは帝国の始まりの地、ガルシアを献上せよ」
一言、二言リアムは言ってから、将軍が映ったからアダンは舌打ちをしたよ。
その将軍は進軍を宣言してから、リアムとフーの姿が映ったよ。仲良さそうな二人の映像にやかましく将軍の演説が入っていたんだ。
「リアム・アルクは伝説の魔鳥を従え、我らの祖先、偉大な王マニュス陛下の転生者である!
そして彼は言う。デスペハード帝国皇帝のような傍系ではなく、我らのピエール陛下こそ統一王の末裔であると!」
とたらたらと力説しているから、アダンはテレビを消してしまったよ。
「あら。リアムがまた出るかもしれないじゃない」
アダンの妻でリアムの祖母にあたる、オリヴィアがちょっと残念そうにしたよ。
「リアムは王家の傀儡だ。シャルルと同じように連中はする気だ!私の跡取りを返してもらう!」
ガタンと椅子を鳴らして立ち上がったよ。
「今から行くの?お城に着くころは真夜中ですよ。列車も終わっていますし、リアムも王も寝ているでしょう。明日にしましょう」
「お母様の仰る通りですよ。それに跡取りは僕です」
「ティモテは黙れ!跡取りというなら早く結婚して、子どもを作れ!カミーユもだ!」
カミーユはムッと頬を膨らませたよ。
「仕方がないじゃない。いい人を連れて来ても、お父様が怖い顔してダメ出しするから!みんな男の人が逃げちゃったのよ!」
「そうですよ。僕は身の丈に合わない身分の上、お父様が中央系のお嬢さんがいいとか、自分の好みを押し付けるから女性来ないし。理想高いんですよ。今時、気品漂って、刺繍もお料理もダンスも出来て、良妻賢母っていないですよ。あ、もちろんお母様を抜いてですよ。
それにリアムの母親は中央系じゃないって聞いているけど?」
子どもたちの反撃を聞き流して、アダンは朝早く出発すると言って、とっとと寝てしまったよ。
テレビを観た親戚たちが通信機に連絡を入れてくるものだから、ティモテたちは寝不足になったらしいよ。
「会ったことがない甥っ子がマニュス王の転生者?お母様は本当だと思う?」
ティモテは眠い目を擦って、孫がまた映っていないかテレビを観ているオリヴィアに聞いたよ。
「わからないけど…。やっと孫に会う口実ができたわ!あの頑固領主が、勘当したシャルルの子どもはうちの子じゃないって、探そうとしないから王家に取られちゃったのよ!」
リアムに会うことで頭がいっぱいみたい。
「明日進軍するって言うから、リアムに会えるのかな?」
カミーユに言われて、ティモテは行ってみればいいさとのん気にしていたよ。
アルク一家がお城に行ったときには、もうリアムは出発してしまっていたんだ。




