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【大変だーーーー!!!乳がない!!!無くなってる!!!】

女だと思ったら男だった!┌┤´д`├┐



【大変だーーーー!!!街がない!!!無くなってる!!!】



外で何やら騒いでいる。


まだゴブリンいるだろうに殺されたいのかね?


騒いでいる連中に話を聞きに行くことにした。



「街がないって何だよ?」


「無いんだよ!正門前のコンビニも!道路も電柱も無いんだ!木と土と草しか見えないんだ!」


「そうだ!俺もこいつの頭がおかしくなったかと思ってついていったんだが何もなかった!」


「嘘だと思うなら見てきなよ!どうなってんだよこれは!!」


……嘘ついてるようには見えないな。必死な形相だ。


「ありがとう、俺も見に行ってみるよ」


そう言って正門に向かうことにした。


この学校はデカイので校舎からは駐輪場や駐車場の後に坂をくだらないと正門が見えないのだ。


徒歩だと時間がかかる不便な作りだな。


念の為に車で向かう事にする。車だと安心感が違うな。



お、そろそろ見えてき……た。


「あ?これは……どうなってんだ?」


正門が見えた。正門は見えるんだがコンビニは見えない。


それどころか正門から続く道路すらない。


なるほどな。街がない。


そこは辺り一面が林と化していた。


「夢か?」


「草生える」


「イッテ―ッ、叩くなよ!」


「なるほど痛みはあると」


「あ~それ迷信だよ。夢でも痛覚はあるって証明されてる」「今はそんな話じゃねえよ」


「蓮。危険だが他の場所も見てみようぜ。正門前だけこうかもしれんし」



「そうだな。アレも木が急激に生えただけかもしれんしな」


「どうする?柵に沿って行く?」


「柵に沿って一周してみよう。外に出るのはまだやめたほうがいいな」


それから柵の内側をぐるっと周ってみることにした。


「家があった場所が木しかねえな」


「でも裏山はあるんだよな」


「建造物だけ粒子化したとか?」


「それなら学校もないだろ」


「ていうか昨日逃げた人とかその前の病院行った人は何処へ行ったんだ?」


「ゴブリンに喰われたんじゃね?」


「車ごとか?」


「車っていっても2~3匹引いたら速度落ちて止まるだろ」


「そのままなのは学校と裏山だけ……か。裏山も奥はどうかわからんな」


学校の周りは変化していた。いや、学校が変化しているのか?



「……一旦戻るか。集まってこれからを相談しよう」

考察するにも一人じゃ限界があるな。




◇一夜城2階食堂◇



今後の事を話し合うために全員集まっていた。


「……なるほど、外が崩壊していて学校には化物がいたと。理解は出来ませんが本当の事何でしょう。こんな嘘をつく意味がありませんからね」


今までの話を纏めた渡辺が沈黙を切った。


偶々外だけ崩壊したのか、もっと奥はどうなっているのか。


時間がたてば戻るのか、何をしないといけないのか。

色々と話し合った。


「まずは外を探索するべきですね。それと此処を守らないといけません。これから始まるのは地獄です」


「外を見るのはわかるけど地獄ってなんだ?」


「わかりませんか?周囲に人がいないんです。食料も服も物品も今あるだけしかない。奪い合いが始まります」


避難所むこうの食料も大分減ってしな」


「電気も水も貯まってる分だけだろうな。水は裏に川があるけど…今の川が安全か調べる必要もあるな」


一夜城こっちは水力発電と太陽光発電を併用してますから電気は大丈夫ですが。学園は太陽光発電だけですからね。とても賄いきれないでしょう」




「となると…安全を求めて此処に入ろうとしてくるな」


「今はまだ大丈夫でしょう。ですが外に希望が無ければこの場所を乗っ取ろうとするでしょうね」


「周りの車からガソリン集めたりした方がいいな」


「購買の倉庫とか行くか」


「自販機動いてる内に買えるだけ買おう」


「それよりトイレットペーパー集めないと。はっぱで拭く生活になるぞ」


「いや、せめて布使えよ」


「そうだな。此処は思いつく限り物品入れてもらったけど、こんな自体は想定してないからな。集めれるだけ集めよう。

後は部室棟いって望遠鏡とか~~って持ってきてるっけ?」


「ん?そりゃ生活向上委員会の物は倉庫に運んでもらったけど。望遠鏡なんてどうすんだ?」


「星が違うとか分かりやすい違いがあるかも知れんしな。街爆破されて学校だけ残った可能性もあるけど」


「それより異世界召喚ッスよ。間違った座標に呼ばれたんスよ」


「勇者誰だよ?なんかチート貰ったりしたか?」


「なんかヤッてみればできんじゃね?ステータス!アイテムボックス!管理者権限!コマンドプロンプト!」


「不思議に思うんだけどさ、なんで透明な板出んだろうな?科学なのか魔法なのかはっきりしないよな」


「優れた科学は魔法と相違ないってやつだろ」


「……出ないっすね」


「言語が違うかも知れんぞ」


「魔法の指輪的なのが必要だったり?」


「あ~、魔法の袋とかあるかも」


こんな荒れ果てた外(林だけど)を見てもこいつらは元気だな。


大体アイテムボックス!っとか言ってなんで出るんだよ?音声認識システムでも組み込まれてるのか?


それよりも周りよりも早く資源回収しないとな。


今は体育館を取り戻して安心しきってるだろうしな。


それから救護活動したり色々と~~。



「アニキ、アニキ!」


「あ?なんだよ、今真面目に考えてる最中なんだが」


「ソレなんスカ?」


「ソレってなんだよ、名称を言えよ」


「そこの闇見たいなのッスよ。見えてないんスカ?」



何言ってんだこいつ?闇なんて太陽があるんだから当たり前……はっ?


これからの事を考えていた俺の目の前に黒い空間が出来ていた。



”ソレ”は何もない場所に浮かんでいて、影よりも黒かった。



街、消滅


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