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レベル1を35個持ったおっさん、有能すぎて美女三人に包囲される〜レベル10大火力至上主義の世界で裏方が最強だった〜  作者: よっしぃ@書籍化


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第63話:王都の阿鼻叫喚と、頼れる仲間たち

王都中央広場。そこは今や、この世の地獄を具現化したような惨状に包まれていた。

地中から出現した超巨大ゴーレムの変異種が、その巨腕を振るうたびに石造りの建物が砂細工のように崩れ去る。さらに、地割れの隙間からは数多の中型魔物たちが溢れ出し、避難しようとする民衆に牙を剥いた。

「おい、逃げろ! ギルドの連中はどうした!」

「だめだ! トップランカーの連中も、中型の群れを抑えるのが精一杯だ!」

絶望が広がる中、ヘンドリックは素早く周囲の状況を把握していた。

『……ゴーレムの変異種か。岩石と高熱のマグマで構成されている。通常の斬撃や魔法では、表面を焦がすのが精一杯だろう。……それに、こいつが動くたびに地盤が揺れている。下手に大技を使えば、王都の建物が軒並み崩れ落ちる』

一方、避難しようとする民衆の間では、ギルドのトップランカーたちが必死に中型魔物の群れを抑えている。しかし数が多すぎた。一匹を倒せば二匹が湧き出てくるような状況に、経験豊富な冒険者たちの顔にも焦りの色が浮かんでいる。

『妹の学校は……あの方角なら、まだ結界が生きているはずだ。今は信じるしかない』

ヘンドリックは一瞬だけ学校のある方角へ視線を向け、すぐに正面のゴーレムへと目を戻した。

騒ぎを聞きつけて人混みをかき分け、二つの影が飛び出してきた。

「ヘンドリックのおっさん! 助太刀に来たぜ!」

「みんな、無事ですか!」

ヘンドリックのパーティーメンバーである大剣使いのブラムと、その恋人であるロッテだった。

二人の顔には迷いがない。ブラムはすでに大剣に【火魔法Lv10】の魔力を纏わせており、ロッテは【索敵Lv5】で周囲の魔物の位置を正確に把握しながら、ヘンドリックの隣に滑り込んできた。

『……ブラム! ロッテ! よく来てくれた!』

ヘンドリックは頼もしい若き仲間たちの登場に、口元に笑みを浮かべた。

「おっさん、あのデカブツはどうするんだ!? 俺がヘイトを稼ぐか!?」

大剣を構えて前に出ようとするブラムを、ヘンドリックは手で制した。

「いや、今回はブラムは無しだ。お前とレベル4のロッテは、レベル5のエリーゼたちと一緒に中型の群れを抑え、民衆の避難を援護しろ。……でかいのは、俺がやる」

「はぁ!? おっさん一人で、あのバケモンを!?」

「俺が言ったら、そういうことだよ」

ヘンドリックの飄々とした声に、ブラムは一瞬だけ言葉を失った。しかしすぐに、師匠のその目が、いつもの「やれる時だけやる」という顔ではなく、静かに燃える職人の眼光であることに気づいた。

「……わかった。任せる」

「ああ。お前たちなら大丈夫だよ」

ブラムとロッテが即座に動き出す。エリーゼ、サンネ、ミラも各自の持ち場へと散っていく。

残されたヘンドリックは、空間拡張の鞄から【オリハルコンの剣】と共に、いくつかの魔道具を取り出した。

『本当は、こんな目立つ真似は絶対にしたくなかったんだけどね。……まあ、仕方ない』

おっさんは深く息を吐き、巨大な影を見上げた。

【緊急事態発生・作者より】

ヘンドリック「……なんで俺が一人でゴーレムと戦いながらこんなことを言わなきゃいけないんだ」

ミラ「ボスー! 評価ポイントを入れてくれると嬉しいんだゾ!」

ヘンドリック「今それどころじゃない!」

ブラム「おっさん、俺たちが民衆の避難してる間に頼むわ」

ヘンドリック「お前に言われたくない!」

ロッテ「現状分析です。評価ポイント不足により、ランキング入りまであと一歩。ブックマーク数も増加中ですが、まだ伸びしろがあります」

ヘンドリック「やめろ数値化するな!」

サンネ「……ブックマークもお願いします」

エリーゼ「感想もいただけますと、わたくしが大変喜びます」

ヘンドリック「お前らァ!! ゴーレム倒したら全員説教だからな!!」

─────────────────

(作者より)

ヘンドリックの抗議は全員に無視されました。

評価ポイント・ブックマーク・感想、いただけますと大変励みになります!

ランキング入りまであと一歩です。皆様のご支援をよろしくお願いいたします!



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