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機械的な回答との温度差
会社では見なかったスマホを
帰りの電車で取り出す。
ロックを解除すると
スマホが回答してくれている文章が
目に飛び込んできた。
ー
気になるのは、
“理由の分からない出来事”と
“触れてはいけない関係性”が重なったから。
人はそういう瞬間に、
心が大きく揺れるものだよ。
ー
その冷静で機械的な回答。
意図せず急に飛び込んできたこともあって
頬に熱を帯びてくるのを感じた。
そうだ、これ。
「私は、何でこんなに気になってるの?」
って打って消したと思ってた質問。
…恥ずかしい。
スマホに罪はない。
自分が入れた質問に返してくれただけだ。
そう、わかってる。
まさにこの通りだと思ってる。
だけど、
これで納得ができなくて苦しい。
感情の部分がないから。
私だったら
少なくとも嫌いな人にはキスはしない。
しかも、一度じゃなかった。
「先輩だし、上司だよね?結婚してるよね?」
そんなようなことを
私言ったような気がする。
「関係ない」
って言ったよね?
結局
また悶々とする時間が始まってしまった。
私が知りたいこと
そのピースがまだ足りないから。




