Explain 1
技術系の人間と言うのは作業をしていると時間を忘れると言うか、1日が24時間では到底足りず身体が不十分で食事をするのも面倒だと感じることが多いと言うか、僕ハドウはその典型だとも自分でも思っている。
リードたちが要因で、統合からこの世界の学校に秘密留学の命令が決定し、近く通う予定になっているが、僕はと言えば現在自室でパソコンを見ていると言うか、独学で技術習得中で学校がはじまれば両立がむずかしそうだと考えていた。
時計を見ると言うか、外はもう朝で、夜更かし以上に夜通し起きていたことを実感していた。
「こーら、ハドウ!」
外の情景を見るとアームドスーツ以上の高層建築が見え、中には建築途中の類も見え、アームドスーツが無くても世界は成り立つんだなと思っていると不意に頭を叩かれると同時にサリーの怒る声が聞こえた。
「っぐ!?」
「まーた夜更かしして?」
手加減を知らないと言うか、知っていてもわかってやっているで、痛みで頭を抑える中でいつの間にか入って来たサリーはと言えば仕方ないと言うように言い、窓を勢いよく開けた。
「―――あんたにはこの世界はどう映ってんの?」
「?」
「何のためにここに来たのよ? 帝国をぶっ飛ばすためでしょ? それがこのざまでいいの!?」
気になってるんだけどと言うようにサリーは聞き、僕はどういうことかと言う反応の中でサリーはわかってないならもう一度言うと言うように続けた。
「身体はなまるしアームドスーツには乗せてもらえない。めったにね。それで突然来たやつらの言われるがまま!」
「そうだけど―――」
「別にとか仕方ない、でしょう?」
サリーはと言えば言うまでもないわがままだが、僕はと言えば実はまんざらではない気持ちがあるで、確かにそうだけどと眼を反らして返す中でサリーが言いたいことはわかっていると言うように返した。
「―――サリー?」
「あんたいっつもそう。自分では本当に好きなことだけやってみんなに迷惑かけているのじゃないかって考えてるけどそうじゃない。世渡り上手で順応も早くて、それで従順だからすぐに溶け込んじゃう。」
「―――」
言われたら確かに少しそうは思っているけど完全にではないと言うように返すが、サリーは現状を納得するのは冗談以外では通用しないと言う言い方だった。
「『できる限りのことをしよう。』でしょう?」
「―――」
「わかった―――」
サリーとの言い争いと言うか、こういうことはよくあるで、僕はと言えばそれほど大きい立場でもないと言うか、サリーも同様で、納得はしてもらえないだろうが場をおさめるためにと言う言葉を言おうとする中で何度も聞いたと言うようにサリーに先に言われた。
僕もわかっているならと言う表情をするしかないで、サリーは不服だけどそうすると言う表情で返し、部屋を出て行った。
時計を見ると7時も過ぎているで、偶然窓の外の下側を見ると、山中とリード、それに聖那の姿が見え、学校へ送るのか車に乗り込む3人の姿が見えた。
非現実的なことになれてしまったことが原因か、わたし聖那は現実が逆に返って非現実的に感じられ、現状の学校へ行くのにもそう感じていた。
正確に言うとこちらのと言うか、この国の、アメリカの学校で、十二分に非現実的で、貴重な体験だと言えるが、わたしの現状を踏まえると現実への回帰との中間とも思え、わたしは外の風景に眼を向けていた。
到着し、ドアを開ければ学校で、わたしは山中の運転し、リードが後部座席を寝転がって占領している車に乗ると言うか、送迎され学校に到着していた。
「すみません。山中さん。辻さんたち過保護で―――」
「いや、辻たちの判断は正しいよ。それに車で送迎はこの国では多いんだ。それとこの国の行方不明者は年30万は超している。それで半分以上は10歳に満たない子供だ。見つかってもよくて死体で臓器が足りないって話も多いんだ。」
「―――――」
手続きも終わり、後は学校の指示にあわせて通い学ぶだけだが、帰って来た辻が不意に普通に通わせられないと言い放ち、車での送迎がわたしの意見もなしに決まってしまった。
「それにスクールバスはいじめの温床だ。乗らない方がいい。金払って公共のバスに乗るよりもオレたちが送るほうが安全だ。」
山中たちも入れて当番制となり、初日は2人になって迷惑だろうなと思いあやまるように言ったが、山中はそんなことを考えるなと言うように返し、わたしに言った言葉は冗談ではないことを理解し言葉が出なかった。
「日本は平和すぎる。だから人を信じすぎる。疑うなとは言わないが、信じられない人間がいると言うことを頭に入れて生きて欲しいものだ。」
「―――」
「―――暗い話はなしだ。前にも言ったがスクールライフは楽しめ? そうは言っても勉強ばっかりするな? とびっきりバカなこともして楽しめるのも学生時代だけだぞ?」
追い打ちをかけるような言葉を続け、わたしが軽率でしたと言うような表情の中で、山中は悪いことを言ったと言うように返した。
憂たちとの話の続きだと言う雰囲気で普段と違いこの部分だけは心なしか楽し気だった。
「―――Good Luck.」
「?」
「幸運を祈る。だよ? それと、ハドウとサリーたちも一緒に行くことになるから忘れるな? じゃあな?」
いってきますと言うように軽く頭を下げてわたしが出ていく中で山中は何かを言い、何か言いましたかと言うように振り返る中で山中は意味を軽く説明し、先ほど言った通りに楽しめと言うように言うとドアを閉め車を走らせていった。
送ってくれてありがたいと言うようにわたしを手を振って見送りをして、見えなくなる中で学校の方へ眼を向けた。
学校とは言え海外の学校で、ひさしぶりに通うが知り合いも友達もいないで、現実でも裏の事情でも無理難題は多く存在すると言えた。
勉強をすることは大切だが学校生活は苦手と言うよりも嫌いで、面倒だ。
わたしアンが強力なPSIで、理解されるわけもないと考え、他人とできる限り深く関わり合いを持たないように接していると言う部分と言うか、自分自身の影響もあるが、大きな原因はわたしを嫌っている人間たちだ。
学校ではわたしはほとんど孤立している状態で、仲のいい友人もいないで、嫌われていることはないと思うが、わたしの生活態度が気に入らない人間たちが用もないのに近づいて来る。
『いっつも一人で透かした顔して生意気なのがまた来た。何で学校来るのよ?』
『成績いいからって自分がほかの人間と違うって思ってエリートぶって。』
『許せない。わたしを無視して。それに彼に声かけられたのに無視して。』
PSIを使えばわかることで、わたしは幼い時から1人でいることが多く、幼い時は目立たないようにしていたため視野に入れてない人間が多かったが、大きくなるにつれてこう言ったわたしをよくは思わない人間は増えていた。
「―――――」
眼を付けられ追いかけて後ろから殴ったり蹴ったり、物を投げ、取り上げ、盗むことなど日常茶飯事に考えているで、わたしは物陰に隠れ、追い越させ、教室が重なる場合いつも遠回りすることなることが多かった。
イヴが最近やっと学校とかでの生活に慣れ始めたばかりで、母も多忙で何かあればわたしに連絡が来るかもしれないで、PSIでこの危機が回避でき、イヴのことに備えられることはよくも悪くも幸いだった。
一番の懸念は知られることで、わたしはと言えば何も変なことは起きていないと言うように行動した。
聖那を学校へと送ったオレ山中はリードも考えていると思うがこれからが本題だと思った。
バックミラー越しにリードを見ると、リードはあわせるようにと言うか、わかっていると言うように軽く眼を向け、俺もわかっている確認しただけだと言うように眼を前に戻し、運転に再集中することにした。
リードはと言えば聖那も送ったこともあって一安心したか、タバコに火をつけ吸い始め、後部座席の窓を開けた。
「―――厄介なことになったな?」
「ああ。」
バックミラー越しに紫煙が窓の向こうに跳んで行くのが見える中でリードがめんどうだなと言うようにオレに言い、オレもそれは同意すると言うように返した。
「それにしても、お前がラッセル イシカワの部下だったとはな?」
「誇るべきことではないさ? あいつは抜け駆けない男だ。都合よく利用されているように感じられるよ。」
返すとリードは何度も言ったがと言うように言い、オレはと言えばそうだなと言うように返した。
「細かいことは抜きにして、お迎えに行かないとな?」
「オレの時代では別の意味でお迎えが必要だと思うけどな。」
「お前がそう言うとはそれほどの人間なんだな?」
リードの言う通りでオレたちはこれからラッセルを迎えに行くために車を走らせているのだが、オレはと言えば本音と言うか、ある意味気が進まないで、それならと返し、リードのお前どうしたと言うように返された。
ラッセルと言うのは紛れもなくオレの上司、ラッセル イシカワだが、この時代のラッセルであり、現在はと言えばAGEの特殊警備13部4係の職員と言うか、重要人物で、現状ではオレとは無関係だ。
無関係とは言うが、これからの歴史への関与を踏まえると、オレとは切っても切れない関係になるのではないかと言う予感がよぎるのは考えるまでもなかった。
山中から見たこの時代のラッセル イシカワは少しぐらい年上の男性で、これが後のオレの上司になるのかと言うようにオレリードの前で見ていた。
ラッセルはと言えば来てくれてありがとうと言う表情で、自由になれたと言う表情をして軽くだが空と言うよりも、眼の前の建物に眼を向けた。
眼の前の建物が何かと聞かれると実は警察署で、ラッセルは警察に抑留をされていた。
理由はと言えばある意味オレたちのせいで、ヴァリー退治にAGEの屋上にいた時に爆発が起きた気がしたが、その時事故現場にいたため怪しまれ、拘束されていたらしいのだ。
厳密に言えば爆発が起きたのは特殊警備13部4係の部署の近くで、彼はと言えばきりが悪いので残って仕事をしていて帰りが遅くなり、帰った少し後で事故が起きたと言う理由だけで拘束されたそうだった。
「とんだ濡れ衣を着せられましたね?」
オレたちはと言えば表向きにはAGEや親族たちに頼まれた職員として身元引受人となり迎えに来たで、本題はこの男と協力し、AGSの発起の基盤を形成することで、山中は出署してまずはと言うようにラッセルにタバコをすすめた。
「―――ああ? ありがとう?」
「―――」
進められるとラッセルはうれしいねと言うように受け取る中で山中は火をつけ、ラッセルは一息入れた。
ライターは以前にオレが渡したライターで、手入れがされているようで銀色の輝きは衰えを見せていなかった。
「―――予定通りだね少佐、それにリード ファイヤー大佐。機構からの仕事は順調かい?」
「!?」
「!?」
山中の表情には油断するなよと言うように書かれているなと思っていると、不意にラッセルははじめましてと言うように言う中でオレと山中の名前と階級を言い、オレたちはそれに反応した。
「おどろかないでほしい。堂城大佐と佐藤大尉から話は聞いている。君たちの指揮下に入れと機構からの命令を受けている。」
「きさま、ワーパー―――?」
「よせ?」
ラッセルはと言えば落ち着いた表情で、オレは飛鳥の差し金かと聞き、銃を抜きかける中で山中が止めた。
「ラッセル。どこまで知っている?」
「さっきも言った通りだよ。わたしは君たち2人の指揮下に入れと言われたんだ。それにわたしはオーグのエージェントになったと言え日が浅い、資料で見たが君と同じほどなんだ。少佐。未来から来たと言うこと以外は知らないと言う方が妥当なんだ。」
任せてくれ、扱いには慣れていると言うようにオレに眼で合図した山中は、ラッセルに質問するが、ラッセルはと言えば意味が少し理解できないと言うように返した。
「わたしが命令を受けているのは特殊警備13部4係の管理及び存続、それに事務管理、AGEとの調停及び協力、資金調達、それと君たちの指揮下に入れと言うだけなんだ。信じがたいがそれが未来を救うと言われてね。」
「―――――」
「そんな怖い顔をしないでくれ? 似たような立場の人間が1人指揮に来るとは聞いていたが、君みたいな人間で一安心したんだ。少佐、同じ日系だろう? と言うよりも日本人だろう? わたしは日系2世なんだ。間接的には日本人だ。仲良くしよう?」
ラッセルは疑り深いなと言うように続け、山中はと言えば年齢は違うが間違いなくこいつはオレの知っているラッセルだと言う表情の中でラッセルは怖いなと言うように話を続けた。
「大佐、わたしは山中君と似たような境遇だ。新しい仲間を温かい眼で出迎えてくれないか? ここでお互い疑心暗鬼を持って刃を交えるのは得策ではないだろう?」
「わかった。」
「―――――」
オレにも顔を向けると信じて欲しいと言うように言い、オレは一応そうすると言うように返し、山中はここは言うとおりにするしかないと言う表情をしていた。
一瞬だが山中は油断するなよと言うように眼を向けた。
「とにかく、移動しないか?」
「そうだな。」
眼を向けられたオレはわかっていると言うように軽く首を縦に動かした中でラッセルはここに長くいるのは望ましくないと思うと言うように言い、山中は確かにそうだなと言うように答え、ついて来いと言うように眼で合図すると歩き出した。
前を歩きだす寸前に見えた山中は表情は後少しこのまま入れておいた方がよかったのではないかと言う表情を少ししていた。
オレはと言えばこの男はAGSの発起メンバーの1人だと言う程度の知識しかないが、山中の表情はと言えば警戒そのもので、オレも気が抜けないと思いながらラッセルの後ろを歩いた。
オレと山中は飛鳥と桜、それに恋たちワーパーに資料を送ってもらい、これからの動向に備え、AGEやAGS、そして関連会社の資料を調べていた。
当初はダミーカンパニーを用意する予定だったが、オレたち話し合いの中で状況的にAGSの発起に関与しているのではないかと疑い、調べてみればで、特殊警備13部4係は現状ではAGSとしての独立は100%不可能だった。
正確には1000%に近く、資金は基本にAGEから信用されておらず、AGEが独立した時に本社からついでにめんどうを見てくれと捨てられた社員たちで、役立たずの集まりと言うのが妥当だった。
「AGEがわたしたちを切らないのは聖那さんたちのおかげですよ。機密漏洩をするなと言い聞かせてみんな守ってくれています。信頼できる仲間ですけど実際は時間の問題かもしれません。」
ラッセルはと言えばその中で一応はと言うか、書類上は偉い立場で部員を統括しているが、これには疲れ切っていると言うように言った。
オレたちは車で移動しながら一通り話しを終え、話す場所も思いつかず、情報漏洩や安全も考えオレたちの部屋に向かって歩いていた。
「それよりも、お前聖那たちの警護をしていたのか? それにオレたちに負けた?」
「そうです。あの時眼の前にいたんですよ?」
疲れましたと言うように大きくため息を吐きだす中で山中が気になることを言わなかったかと言うように質問すると気付いてほしかったと言うように返した。
話によればラッセルはオレたちと聖那が初めて会った時オレたちから聖那を脱会しようと襲って来た3人の内1人で、山中が拘束した男だったらしいのだ。
「その時には?」
「もうエージェントにはなっていましたよ。だけど、あなたたちが上官になるなんて2人から通達なんてされてませんからね。それに聖那さんたちの一件もあるで、ほぼ毎日口外無用を徹底して手なんて回りませんよ。」
オレたちのことは知っていたかと言うように山中は質問したが、ラッセルは問い詰めないでくださいよと言うように返した。
「給料も減る仕事は増える休みはない。それである日残業していたらあの爆発騒ぎですからね。少しだけ自殺も考えましたよ。」
「―――そうか―――」
いやになると言うようにラッセルは続け、山中は悪いことを聞いたと言うように返した。
「―――それで、悪いんだ、が―――?」
「山中さん?」
「桐野―――?」
気持ちはわかるがオレたちはこれからビジネスの話をするで、山中は聞いても上げたいが時間がないと言おうとしかけた時、山中は正面に眼を向けた。
眼を向けた先にはオレたちのルームシェアしている部屋のドアが見えるのだがそのドアの前にすこし見慣れた日本人の男らしき姿が見え、男はオレたちに気付くと山中を呼び、山中もお前はと言うように男の名を呼んだ。
思いがけない客があらわれるものだと思った。
リードにとって桐野の来訪は招かれざる客としか言いようがないが、オレ山中にとってはどちらとも言えないで、自然とオレは桐野を相手し、リードはラッセルの相手をする役割分担になった。
目的はすでに決まっていて、資金などと言った大きな問題もないで、リードも余程のことがない限り失態を犯すとは思えず、オレは桐野が突然来たと言う方が問題だった。
招き入れられた桐野はと言えばあいかわらずの少し脅えているような控えめな態度で、オレはと言えば後でお茶でも入れようとポットのお湯を沸かし始めた。
「それで? 桐野?」
「前の、手紙の一件です。見てくれたのか不安になって、居ても立っても居られなくて―――」
「マテリアルにいた時こっそり渡してくれたやつだろう? 見たよ? 写真もな。」
遠慮しなくていいから座れと言うように合図し、桐野がすわる中でオレも座り、悪いが少し忙しい、手早く済ませてくれと言うように聞くが、桐野はオレの気持ちを察したような表情と物言いで返したが、無視できない答えを返した。
言いながらオレは服の中から少し大きい封筒を取出し、桐野に考えてはいると言うように返しながら中身を出した。
山中一輝様
このような手紙を突然送りもうしわけありません。
もうしわけありませんが気になることがあるのです。
知っての通り僕たちは謎の儀式に巻き込まれ、
現在にいたっていますが同じ境遇かもしれない人間を見たのです。
別件で別の会社の職員がそれで僕は写真を撮りました。
メールを送ろうとも思ったのですがなんとなく盗み見される気がして、
ヤマトガードが信用できずこのように直筆の手紙で送りました。
確証はないのですが、明らかに他の職員と雰囲気が違います。
封筒にも桐野の直筆でオレあてだと書かれ、中には1枚の紙に書かれた手記と、写真が1枚で、ホワイトラビットガードの職員数名と奇妙な服装をした女性が映っていた。
手紙には何回か書き直した部分が見られ、言葉を選んだなと思いながらも、オレと比べるときれいな字で、用件も整理され、わかりやすい内容ではあった。
「リードには一応見せた。飛鳥と桜、ワーパーには見せていない。」
「―――よかった。」
「それにしても何なんだこの格好は? コスプレか? 何のアニメだ?」
中身を出し、流し読みしている中で桐野は心配そうな表情で、オレはそんな顔で見るなと言うように返す中で、桐野は安堵の息を吐きだす中でオレは写真を見直した。
言う通りの奇妙な格好で、アニメやヴィデオゲーム、それに特撮番組の敵の女幹部かと言うような服装なのだ。
奇妙とは言うが変と言うか、珍妙とまでは言えず、黒基調で赤のラインが存在し、統制のとれたドレスにも見え、斬新なファッションだと言えば聞こえのいい答えの服装だった。
「未来のことはわからないし、あの時代の最新鋭、とか言っても―――」
「あんな場所に着てくるのは奇妙。ですよね。」
現状でオレたちにもと言うか、オレたちは知らないことが多すぎで、無論考え過ぎだと言う部分も存在し、オレが考えてみればと言うように言うが、桐野もそれは認めるが信じられないと言うように返した。
桐野は結論としてオレたちの仲間ではないかと考え、オレに手紙を送ったようで、可能性で言えば絶対にないと言えるが桐野もだと思うが半信半疑で、確証を持つには早すぎるとも言えた。
「だが、もう一つ手が出せないことがある。この眼が痛くなるほどの白い服―――」
「ホワイトラビットガード。」
桐野が返す中でオレは続け、写真に写った女の近くと言うか、話していると思わしき同じ服装をした2人の人間も問題で、オレがこれはと言いかける中で、桐野は間違いないですよねと言うように返した。
2人の人間は白基調のジッパー式の学生服のような服装で、警察官のような帽子を被り、左腰には日本刀、そして肩には小銃を抱え、右肩の腕章と思われる物体にはホワイトラビットガードを意味すると思われる「白兎警備保障」の文字が見えた。
「山中さんも、もう知っているんですよね?」
「―――日本、いや、世界初の地球外植民地『ツクヨミ』の治安維持及び警備、そして管轄のPMACS、そしてヤマトガード、ニッケイキと並ぶ、未来の日本3大PMCだ。だが実態は―――」
「ええ、独立運動に加担したんですよね。だけど暫定政権、って言うんですか? 日本本土から公的に認められている。だから彼らの行為もある意味合法。そして彼らも支社の人間であり月とは関係のない可能性もある。」
考えているオレに対し桐野は確認するように聞き、オレは少し間を置いたが一応はと言うように返すと、桐野はこれもですと言うように返した。
「だけど現状的に他の企業との連携にも問題が多い彼らを登用する利点は存在しないのに―――」
「―――」
桐野も働くことになった以上、覚悟を決めたとまでは言えないが、一応は学習をしているようで、オレたちの話す通りでWRGは未来の日本のPMCでは数多くの問題を抱えている。
「間接的には桜もWRGの人間だ。オレたちが探りを入れているとわかれば調べるなの一点張りだろうな。結果が見えてる。」
「だけど、僕たちのことを考えると確証はある。」
「―――問題はどうやって化けの皮をはがすかだな。」
調べれば欲しい情報は手に入りそうだが絶対に無理だろうなと言うようにオレが返し、桐野もそうですねと言うように返し、オレはこれからが本題だと言うように返した。
「―――お? わいたか?」
「―――?」
「コーヒー飲むか? 紅茶は? 日本茶あるぞ? 少し一息入れよう。気を詰めると不味い、仕事に差し支える。なんなら酒もある。ビールは? ペプシ好きか? ジュースは? あるぞ?」
本題だが、いい考えと言うか、作戦もないで、桐野もぼくも同じですと言う表情の中で、オレはお湯が温まったのを確認した。
深く考えることは大切だが、根を詰め過ぎるとよくないで、都合よくと思い反応し、桐野がどうしましたと言う反応の中で、オレは言う通りに一息入れたいと言うように返した。
酒はさすがにやりすぎと言うか、言い過ぎだが、オレたちの現状ではある意味必須と言うか、のどもかわくもので、飲まずにはいられないのが本音だ。
数奇な運命と言えばよく聞こえるが、山中の現状は特称であり、本来オレリードみたいなハイブリッダーと一緒にいて順応していることも見事で、この仕事と言うか、後のことを踏まえて山中は十二分に有能だと言える。
有能ではあるが、本来の生活も存在し、機構が知っていることが多いのは言うまでもなく、オレも山中のことをよく知らない現状も存在する。
ビジネスパートナーとして割り切ればいいとも思うが、あの桐野と言う男の登場と言い、これまでの話を踏まえ、かなり厄介なことに巻き込まれていることも事実で、現状でできる限りは手を貸したいと思うのが本音だ。
「―――それで、どうするんですか?」
手を貸したいが、オレもアーウェーやその手下を追い、殺すことも後回しにはしたくない上、ある意味でオレたち2人の未来を守る仕事も存在していた。
山中と桐野の会話を軽くだが聞いている中で、オレたちの会社の創設者の1人、ラッセル イシカワがオレに質問して来た。
「わたしたちの現状知ってるでしょう? 聞いてないんですか? 大変なんですから―――」
「知っている。」
「口で返すのは簡単ですよ。」
ラッセルはと言えばこの時は会社創設者の1人ではなく、特殊警備13部4係の人間で、問題は多いと言うように返す中で、オレは問題ないと言うように返すが、ラッセルは過信し過ぎだと言うように返した。
「特殊警備13部4係なんて大層な名称がありますけど。AEから独立時の厄介者や残りかす、問題児の寄せ集めなんですよ? AGEから速解散全員解雇で路頭に迷うことならごめんです。」
「部下をお前は斡旋し、指導し、再就職の手立てに追われている。聖那たちは一応は現状の助け舟だが情報漏洩の危険もある。進むも地獄も戻るも地獄だな。」
ラッセルはわかっているとは思いますがと言うように話し、オレも理解していると言うように返した。
「―――――」
「とにかく、1本どうだ? ハバナ葉巻だ。」
「―――――」
ラッセルはお前にはわからないと言うような表情で、オレは話しを聞けと言うように葉巻を差し出すと、ラッセルは話は聞きたくないと言うか、何とかわからせると言うか、落ち着いて話すには必要だと言うような表情で受け取った。
「山中はタバコ吸わんぞ。円満に話したいならオレとの方がいい、それと山中も同じ答えを出すからな。」
「―――――」
受け取り、オレが火もつけ吸い、一息できたと言うように紫煙を吐きだし、お前とでは話にならないと言う表情の中で、同じように葉巻を吸っていたオレは言い忘れていたことがあると言うように言った。
ラッセルはと言えば山中を読んで話し合いたいと言いたかったようで、他に言葉がないと言う表情を見せた。
「細かいことは抜きだ。特殊警備13部4係を1企業として独立させる。出資はオレたちがする。お前は表向きの役職に就任する。これが当面のプランだ。」
室内はと言えば紫煙がまい、落ち着いた雰囲気で、オレは困った表情のラッセルに簡単に説明した。
『―――桐野?』
『―――――ケムッぽい―――』
『―――――確かに―――』
オレの計画を聞いたラッセルがお前は本気かと言う表情で、オレはと言えば本気だと言う表情で返す中で、隣の部屋でせき込むような声が聞こえた。
軽く耳を向けると、桐野がせき込んでいるようで、山中が大丈夫かと聞くと桐野は変だなと言うように答え、山中も同じように軽くせき込み、オレはこの部屋の煙が来ているなと考え、換気扇に向かった。
「独立? どうやって? そもそもどんな会社にする気だ?」
「PMC。」
「PMC?」
換気扇の電源が入り回り始める中でラッセルが滅茶苦茶だぞと言うように聞く中で、オレは1から説明しないといけないのかと言うように言い、ラッセルはどういう意味だと言うように聞いた。
「―――聞いたことがある。民間軍事会社、施設警備や要人警護、優秀な傭兵派遣、それに教育や訓練、兵站と言った軍隊の職務を民間委託された会社だろう? 間接的な軍隊組織、違うか?」
「グリーンベレーにも選ばれた軍人崩れなだけはあるな? その通りだ。」
「最近勢力を伸ばし数が増えている。最近解体させられたとか言うアフリカのEO社とかが代表例だ。そうだろう? ブラックウォーターUSAとか言うのがあるがあれだろう? 本気か?」
ラッセルは聞き返したが待てよと言うような表情を見せるとまさかと言うように聞き、オレは話しが早くて助かると言うように答えるがラッセルは無理だと言うように返した。
「間接的な軍隊を造り上げるんだぞ? どれぐらいの金が必要だと思っている? それに最悪国を敵に、いや、世界を敵に回すことになるぞ? わかっているのか? 気がくるっているとしか言いようがない!?」
「―――悪く言うな。この国は自由の国だろうが? 戦う自由や人を殺す自由、それ国に逆らう自由がある。」
「そう言う問題じゃない?! それ以前に人材が不足している! さっきも言ったがごろつきばっかりだ。まともなのは数えるほどしかいない。」
ラッセルは続けると言うか、本気で不可能だと言うように続け、オレは問題ないと言うように返すが、大問題だと言うようにかえした。
「それにこの時代がどう言った時代かわかっているのか? 10年近く前にソ連が崩壊しベルリンの壁が崩壊し東西ドイツが併合され冷戦が終わったんだぞ? 湾岸戦争は確かにあって被害を受けたが大きな問題じゃない! わかるだろう?」
「―――」
「ノストラダムスの予言も外れた。 PCも一般家庭に浸透しつつある。あの戦争から50年以上経過したんだぞ? 第一お前はここより未来から来たんだからこれからの未来をよく理解しているだろうが?!」
本音が出たと言うべきで、ラッセルは冗談ではないと言うように言い、オレが紫煙を吐きだしている中で土台無理な話だと言うように返した。
「―――大丈夫か?」
「問題ない。オレに任せろ。」
声を聞いた山中がこちらに顔を出し、心配だと言うように聞くが、オレは問題ないと言うように答え、本当かと言う表情の山中に対し、疑うのかと言うように返した。
「信じろ。」
「―――」
「―――ぁ?」
疑うなよと言うように続けると、山中もオレもまだこっちで話すことがあるから任せたぞと言うように顔を戻し、ラッセルはと言えば呼びかける途中で姿を消した。
「未来を知っているからだ。見ろ?」
「?」
「PMACS、Advanced Guard Security、ワシントンDC本社社員、リード ファイヤー大佐だ。名乗り遅れて言い忘れていたが、これが特殊警備13部4係の未来の姿だ。そしてラッセル イシカワ、お前は創始者メンバーの1人だ。」
絶対に反対だと言うような表情のラッセルに対し、オレはどうだと言うように自分の着ているAGSの上着の二の腕の文字を見せ、ラッセルがそれは何だと言う表情の中で説明した。
「創始、者?」
「そうだ。これからの戦争はPMCの時代の幕開けだ。山中は20年先の未来から来たこの会社の社員だ。そしてオレもその1人。必要な時だけ都合よく使える兵隊が求められる時代だ。国家に縛られる軍隊の時代は終わった。」
「―――」
信じられないと言う反応のラッセルに対しオレはお前が考えている未来とは違うと言うように返し、ラッセルは本当なのかと言うように見ていた。
山中と違い順応性が低いようで説得が必要で、オレに説き伏せる才能があるかわからないが、ラッセルさえ懐柔してしまえば掌握は簡単で、後はオレと山中で好き勝手やればよく、こいつには書類や名義上の身分さえ整っていればいい話だ。
本来山中と2人で言いくるめる予定で、大半を山中に任せる予定で桐野の出現で計画に狂いが生じたが、一応は問題なく進んだなと思っていると隣の部屋から日本茶らしき香りに気付き、2人と言うか、どちらかが飲んでいるなと思った。
憂と沙良の時もだが山中は客を丁重に扱うと言うか、日本語で言うOMOTENASHIとか言う精神にあふれているようだなと思い、オレもラッセルに飲み物ぐらい飲ませるかと身体を動かした。
海外で別の国の人間が学ぶ場合、インターナショナルスクールと言う学校に通うらしいが、近辺にその学校はなくわたし聖那は普通の学校へと通うこととなり、一応は授業を受けていた。
成績もよくも悪くで、幸か不幸かリードに教えられた方法でナノマシンを使い翻訳機を作動させ、言葉が日本語のように聞こえ、話せることもわたしを救ったと言えた。
疑心暗鬼と言うのはよくないが、わたし以外の全員が外国人と言うか、わたしだけが外国人で、時折数人がわたしに数奇な眼を向けるのが見えた。
白人を基本に黒人、そして同じように見えるが違う国出身と言うか、家系だと思われるアジア系の黄色人種など、この教室には小さいが地球の数多くの人種が存在しているんだと思いながら授業を受けた。
言語が違うが授業内容は幸いなことに受けたことがあったような内容で、後は他人と仲良くなって遊ぶとかは無理だと思うが、無難な人づきあいができれば安全だなと少し考えた。
自分自身の力で理解できないことは多くに、この世で解明できていないことは多いが、わたしアンの目下の問題と言うか、悩みと言うか、理解できないのはなぜ山中たちといた少女がいるのかと言うことだった。
だれかに軽く話されていて、半場片言だが親の仕事の都合で日本から転校して来たと答えるのを聞き、聞いた人間はそうなのかと言う反応だったが、わたしは納得できなかった。
はじめてみた時と言うか、聞いた時同様にSEINAと言う名前で、フルネームはSEINA ORIHARA、漢字は折原聖那と書くそうだが、わたしが一番気になるのはどうしてここにいるかで、彼らとどういう関係かと言うことだった。
彼らの姿はなく、彼女も国籍が違うがわたしたちと同じ人間だと言うような雰囲気で授業を受け、変わらずテレパシーなどで思考が読み取れなかった。
『日本人だって? テレビとかで見たまんま。小さくって胸も無くて特徴のない顔。ホントダッサイ。これならアンの方がまだましね。』
『不法入国の中国人じゃねえかな? こんなとこ来るなんてありえねぇ。それに日本人あんなに英語上手くねえって聞くしうそくせぇ。』
『日本人って笑顔か脅えているって言うけど本当ね。あの子の顔笑ってるは。なんかムカつく。第一何でこの国になんか来て学校通うのよ。ここは白人の学校だし、女と言えど黄色いサルは来ないでほしいし隣のゴリラどけてくんないかなー。』
わたしはユダヤ系が混じっているのだが、ここは白人が多く通う学校で差別を平然とする人間も多いで、黒人もだがあまり歓迎はしていないことが能力を通じてと言うよりも、雰囲気から理解できた。
「ミス 折原、授業についてこられていますか? 英語は理解できていますか? この問題を解きなさい?」
「Ah HAI、Yes―――」
教師も微妙にそう言う雰囲気の白人女性で、授業を普通にしていたが不意に聖那を呼び、聖那は日本語と英語が入り混じった返事を返した。
「先生。計算間違ってます。そこの答えは2Xyです。いえ、マイナスのです。それとその計算方法だと回り道になります。3Xとして―――」
授業時間も終わりに近く、最後のまとめとして、そして表向きには教師として一応心配していると言うような表情の教師に対し、聖那は少し片言な部分が存在するが問題を口頭で説明を始めた。
口で説明するのは無理だと判断したのか不意に歩き出してボードに向かうと計算を書き始めた上、その計算の方が各段にわかりやすい計算だった。
「プラスとマイナスを間違えると答えの数字に大きな差が生まれますから。注意してほしいです。これであっていると思いますが―――」
「正解よ。戻っていい。」
「はい。」
授業を受けている何人かが内容を見直すのが見え、答えを書き終えると聖那は正解かと言うように聞き、教師はと言えば問題はないがあなたが答えられるとは思わなかったと言う表情で、聖那はと言えばその気配に気づいていない表情で戻っていった。
気配に気づいていないと言うよりも不機嫌そうな表情になった教師の心情が理解できないと言う表情で、悪いことはしているつもりはないと言うか、むずかしい問題が解かれて悔しかったのかなと考える表情だった。
生徒以外にも教師からもいじめの標的にされないかと不安だなと思ってみると終了の呼び鈴が鳴った。
自分や常識、この世界がわからないと言う感覚をほかの人間が動揺に体感した場合どのように考えるかわからないが、わたしイヴはたくさんの大切なものをなくしたような気分に近いのかなと考えた。
わたしの記憶は数か月前に泣いていた時から始まり、アンに出会い一緒に暮らし学校に通い始はじめたと言う短い時間でしかなく、わたしの過去がどうだったのかわからないが、一応は普通に暮らしていると思った。
思ったと言うのは、普通と言うことがわからないで、アンやリリーに教えてもらったことの方が多いで、細かいことは無視してわたしは普通に生きるふりをしないといけないことは厳重に教えられていた。
「―――」
『危機が迫っている。』
「?!」
学校生活にも大きな問題はないと言うよりも、わたしは運動が少し苦手みたいだが勉強もよくできるみたいで、普通とは少し違うのかと思う部分もあるが、個性だから深く考えても仕方ないのよとアンに言われたことを授業が終わる中で考えていた。
授業も一通り終わり、後はスクールバスで帰るだけと言う中で不意にどこかから声が聞こえて来た。
『落ち着いて。あなたの心に話しかけているの。あなたの力が―――』
「?! !? ?」
『―――しんを、集中―――、―――聞いて、あの子を―――、―――あなたの、大事な人を、アンジェラ ブラウンをたす―――とに、なる―――』
だれかが話しかけてきたと言うよりも、眼の前や耳元でささやかれたと言うよりも、身体の中から聞こえてくると言う方が正解で、声は言葉を続けた。
どこから聞こえてくるのかとか、だれが話しているのかわからないで、わたしがおどろいている中で、声の一部が途切れたが、わたしはその中で少し不吉な言葉を聞いた。
『―――の、力を通じて―――と、話している。―――が、感応しなければ―――の声は―――聞くことが―――』
「―――?」
『わたしは―――、―――えて、―――は、―――』
声に集中しようと耳をすますが聞こえないで、聞こえても途切れてしまうと言うよりも声が次第に小さくなっていくで、わたしはどうしていいかわからなかった。
周囲を見渡すが普段通りで、だれもそんな声は聞いていないよと言う表情で、聞いても聞こえなかったよと返されるのは言うまでもないが、わたしは確かに声の中にアンに危険が迫っていると言われたことを覚えていた。
アンの通う学校に行くこともできるが授業中以前に、危険な場合もあるからあまり来るなと言われているで、アンの学校に行くか、先に帰って帰るのを待って伝えるか少し考えてしまった。
写真を見たかと言う確認を桐野は聞きに来ただけで、明確な用時もなく解決策も見えないで、お茶を一服だけさせて帰らすことになりそうだなとオレ山中は思い、困ったなと心ならずとも考えるのは言うまでもなかった。
イザナギノタタカイは情報がないで、桐野もヤマトガードの管轄下にあるで、オレたちの近くにいるのは間接的にはよくないで、飲み終えたら返すべきで、リードたちの会話に入るべきだなとも考えてもいた。
気は進まないと言うか、リードもだがアーウェーの情報もなしで、現状で一番現実的なのはAGSの発起への関与で、放置に近い状態にするしかないとも思った。
『山中さん?』
桐野はと言えばコーヒーを飲んでいるで、オレは先ほどのラッセルが怒って何か言っていたことが気になっているで、リードのことだからあまりまともに話せていないなと思っていると、無線機越しに恋の声が聞こえた。
「―――恋?」
「?」
「無線だ。ワーパーからの。それで? 何の用だ? 恋?」
無線機とは言うが本体もイヤフォンも未来の技術で小型化されている上目立たないデザインの種類で、声もオレ以外にも聞こえていないで、オレが言葉を返す中で桐野がどうしたと言う反応で、オレは簡単に説明して恋との会話に移った。
『―――』
「どうした? 恋?」
『前から言おうと思ったんですけど、山中さんも、ワーパーって呼ぶんですね。わたしたちのことを―――』
桐野も同じようにヤマトガードから連絡が来るだろうで、わかりましたと言う表情を見せ、オレがどうしたと言うように耳を傾ける中で恋が黙り込み、話があるのではないかと聞くと恋はあなたがそんなこと言うのかと聞くように返した。
『リードさんが呼んでいて意味合いもよくて呼びやすいとは思いますよ? だけど、どちらかと言えば差別発言なんです。山中さんは厳密にはAGSのPOでわたしと言うか、わたしたちの至らない点を非難する資格はあると思いますが―――』
「―――おい、恋―――」
『わたしたちだって仕事に誇りをもって一生懸命働いているんですよ? だけどわたしたちはあなたと比べると確かに子供です。でも第3次世界大戦後の日本は機構を代表して―――』
恋は悲観するように言葉を続け、ワーパーは差別発言だとも言い、悪いことを言ったかと思っていると恋はある程度の反論も始めていた。
「わかった。悪かった。もう言わない。」
『―――』
「愚痴を言いに来たわけではないだろう? 本題に入ろう。話が進まない。」
あやまるまで止めそうもない雰囲気で、一応あやまるが本当ですかと言う反応で、オレはこれにあわせたらダメだと言うように本題に移るように返した。
『ソー大量発生による防護柵設置及び封鎖、そして掃討作戦への参加願いです。』
「無茶苦茶だな。」
『やるしかないんです。作戦開始時刻は現地時間の2時間58分後です。作戦司令書や任地などの詳細情報はメールで送り添付します。』
飛鳥や桜に話されたらまずそうだなと思うが恋は話し始め、オレはよくない仕事だなと言うように返しと恋は当然ですと言うように返した。
2時間58分と言ったが、正確には3時間だと思われ通信までの時間だなと思い、無駄な体力を少し使ったなとも考えた。
『お二人は戦力の都合上拒否権が一応存在しますが、作戦終了後の報告書提出と以後の作戦への強制参加が3倍の罰則と30%の減俸、そして最悪機構から補助打ち切りもあり得ます。』
「ものすごく遠まわしだが絶対にでろと言っているが?」
『とにかく頼みます。リードさんにも飛鳥さんが連絡します。ご武運を―――』
逆らう気は無論なく、命も惜しく、仕事だから従うがと思っていると恋が一応は参加しなくてもいいと言うように返すが、真剣に聞けば後で状況が悪くなるで、待てと言うように返すが恋は深くは言いませんと言うように返した。
『あ、そうだ? いけない―――』
「?」
『そちらに桐野英二さん来ていませんか?』
メールが来るなと思っていると、恋が忘れていたと言うように続け、どうしたと思う中で恋は思いがけないことを聞いてきた。
「―――いるが―――?」
『この作戦には桐野さんにも参加依頼が来ています。おそらく彼にも連絡がきているか来るころだと思います。よければ現場に連れて来てほしいです。』
「?」
聞かれて思わず確かにそうだがと答えると、恋はそれならよかったですと言うように答える中で、桐野の近くと言うか、携帯の着信音だと思うがJ-ポップらしき女性の歌越えが聞こえ、桐野は携帯を取り出していた。
はいと言うように答え、一瞬教えない方がよかったかと思ったが、桐野にもオレと同等かそれなりの条件が付与されているだろうで、恋に反論ができなかった。
反論以前に仕事がきたで、オレは準備を始めるしかないなと思う中で桐野同様に携帯のメール着信音が鳴り響いた。
山中に来る仕事は本来オレリードの仕事だが飛鳥は連絡が遅れると言うか、最悪しないで山中からの伝聞になるで、オレは仕事に桐野まで連れていくことを教えられる中で、ラッセルも連れていけと飛鳥に通達された。
冗談ではないことは明確で、反論はしたが、拒否権は無論ないと言うように強引に通信を切られた中で、ラッセルにも連絡は来たで、山中もだがお互いに荷物が増えたなと言う顔をするしかなかった。
荷物と言えば山中もだが、あまり気にするなとも言いたいと言うか、余計に気にするかもしれないで言えないと言うか、状況的には十二分に仲間として役に立っているで、人種は違うが厄介ごとを押し付けられた同志として認知している。
「よし、いこう。」
「ああ。」
「桐野、ラッセル。ついて来てくれ。」
荷物が増えたなと言う顔をしていたオレたちだったが、考えていても仕方ないと言うように動きだし、準備を終えるとオレに準備はいいかと言うように聞き、オレはいつでも問題ないと言うように歩き出し、山中は背後のラッセルと桐野について来いと指示した。
同じような状況判断ができて協力し、素早いで、山中が自分を荷物だと謙遜する必要などなく、オレとの訓練でオーヴァーマシンの扱いも上達しているで、こうしている間もオレが与えたオーヴァーマシンは活性化し、いつでも戦える状況になっている。
瞬時に眼のまえが爆発し吹き飛ばされてもオーヴァーマシンの効果で即死どころかかすり傷1つできないほどの能力も持ち始めているで、呼ばれてわかりましたと言うか、メールの内容を見て本当かと言う表情でついて来る本当の荷物の2人とはかけ離れている。
「オーグは何を考えている?」
「結局あいつらは犬だ。大半が愛想よく尻尾を振ってお座りして適当に吠えて飯食ってたら許されてそれを誇りだと勘違いしてるFall Headだ。意味なんて知りはしないんだ。」
「―――Scrap」
後ろを歩いてくる2人を確認しながら山中は避難するように言うが、オレはと言えばわかってはいるだろうがと言うように返し、山中はどうにもならないなと言うように返した。
「―――」
オレの影響だと言うのは考えるまでもないが山中はオレたちハイブリッダーが使うスラングを真似し、意味を理解し有効活用しているようで、潜在的に使い心地がいいのだと感じられた。
トランスフォーマーを真似したものが多いが「Scrap」は「Shit」を言い変えたもので、「Dawn it!」は「Damn it!」、そして「Fall」は「Fuck」を言い変えたものだ。
本来は未来で使われる言葉とも言えるが起源などは不明であり、ハイブリッダーが本当にはじめたかもわからないで、ハイブリッダーの接触の有無を問わず山中のようにだれかがはじめたのかもしれない可能性も存在すると言えた。
アリーのオフィスに来ていたのは言うまでもなくオフィスの主と言うか、この会社の持ち主の1人アリーと仕事の都合で足を運ぶオレドギーで、もう1人来ると言われ待っていたら来たのはアリスだった。
アリスはと言えば呼び出されて来たけどあなたたちだったのねと言う表情で、アリーはと言えばわたしが呼んだと言う表情で、オレはと言えばアリーにお前が呼んだのかと言う表情をするしかなかった。
アリスはと言えば言うまでもなく警官の制服姿で、前の一件もあるで明らかに警戒していた。
「警戒しないで。あの時の残り2人もいずれ呼んで話すつもりなの。」
「―――」
「座って話しましょう。」
オレとアリーを交互に見てどちらが来ると言う表情だったが、アリーはと言えば落ち着きなさいと言うように返し、警戒するアリスに対し座るように指示した。
「―――ドギー、重たいでしょう? 銃を置いたら?」
「―――」
「これでもまだ警戒する?」
アリスはと言えばわたしはその気になればあなたたちと適当な理由を出して逮捕できるぞと言う表情だったが、アリーはと言えばそれは知っていると言う表情でオレに眼を向け、安心させる必要があると言うように言った。
オレはと言えば言う通りにして銃を近くの机に置いて離れるとアリーは言う通りで警戒しないでと言うように軽くため息を吐きながら言った。
「自己紹介がまだだったわね。わたしはアリー、アルティア アークライト。」
「―――ジェームス ダグラスだ。ドギーでいい。」
「―――」
不満な部分がまだあるのかと言う表情でアリーは名のるとオレに眼を向け、オレも一応名のるがアリスは警戒を続けた。
「―――アリス フローレスです。あなたたちは何者? わたしもある意味人のこと言えないと言うか、話しにくいんですけど―――」
警戒は続けているが、アリスは危害を加えないと一応判断したみたいでオレたち同様と言えば差があるかもしれないが名のると同時にオレたちのことを聞いてきた。
「―――悪魔と死神のコンビよ。おまわりに変身した小さな魔法使いさん。」
「!?」
アリーはと言えば少し間を置いたそんなに簡単に言うかと思うほど簡単に答えた上アリスの正体も口にし、アリスはと言えばなんと言ったと言う表情と言うか、オレたちの正体には言葉が出ないで、自分のことを見破られておどろいていた。
「―――悪魔―――?」
「まあ、あなたたちが知っているのは下級とかでしょうね。あなたたちみたいな人間の上位の一部でもわたしたちほどの上級な存在を知らない人間が多いほどなの。秘密裡だけど締結された条約とかも存在するのよ。」
「死神―――?」
アリスはと言えば本気で言っているのかと言う表情だが、アリーはと言えば本気で信じてもらえないと思うけどと言うように説明をはじめ、アリスはと言えばオレの方を見ても信じられないと言う表情をしていた。
「―――オレは正確には代行だ。管轄が限られている。限られているが、確かにオレは、人間から見て死神と呼ばれる存在だ。一応な。」
「あなたたちの住む場所にも普通にいる。彼とは違うかもしれないけどね。信じてもらえないだろうけどね。」
眼を向けられたオレはと言えば正直に話すしかないで、アリーは細くして言葉を続けてくれた中で立ち上がりアリスに近づいた。
「わたしは一応上級でね、あなたの魔法ぐらい簡単に見破れて、解除できて、それよりも高度な技能を使えるのよ。」
「?」
「?」
アリスが少し警戒する中でアリーは目を軽く閉じると軽く手を叩くと、アリスの身体が勢いよく光り、オレと言うか、アリスもだと思うが何かと思う中でアリスはあの時見た少女の姿に変化していた。
「―――安心して。敵になる気はない。必要なのは協力と情報、そして仲間なの。」
「―――なか、ま―――?」
「友達とかにならなくてもいいから、協力しましょう? 情報を共有しましょう? ある程度目的が同じならば仲間を多くすることが賢い選択よ?」
アリスはと言えばまたなのかと言う表情で困ったと言う表情だったが、アリーはと言えばそんな顔しないでと言い、アリスはと言えば信頼できないと言う表情だったアリーは信頼してと言うように続けた。
「―――無理強いはしない―――」
「―――」
「―――お前もそうだろう? アリー?」
幼いと言うか、これが本来の姿なのだと思うが、アリスはと言えばオレの方に眼を向け、オレはと言えば気概は加えないと言う言い方をするしかないで、アリーにも確認するために眼を向けるが当然だと言う表情をしていた。
アリーも本質的には悪意とかはなく、アリスとは似たような存在だと言いたいで、自分の力量を見せて証明しただけにしか過ぎないと考えているだろうが、差が大きいで脅迫に近い状況だった。
オレはと言えばアリーほどはできないで、安心してほしいと言う表情をするしかないと言うか、悪いようにはしないからなと言う表情をするしかなかった。
本来の姿に戻したアリスはと言えばわたしアリーの言ったことを了承してくれて自分の事情を簡単にだが話してくれた。
自分の身分や、あの怪物たちの調査をしていると言う点や、そして去年の末に起きた事件とあの2人の関係性など、わたしたちには知らない事情や、彼女だからこそ知っている情報なども教えてくれ、わたしも可能な限りの情報を見返りに教えた。
ドギーもそれは同様だが、あくまでわたしの補足にしか過ぎないと言う表情だったが、彼女から見れば十二分情報の提供だと言えた。
「そうだアリー、あのことを教えておくべきだと思うんだが―――」
「―――そうね。当然の話ね。」
一通り話し終えた中でドギーは肝心なことを忘れているなと言うように切り出し、わたしはそう言えばと思った。
「―――――?」
「ドギーたちの方がメインの話なんだけどね、死神たちがひとまず人間の魂の数字としての帳尻だけをあわせる方針みたいなの。細かい問題は放置すると言うよりも、後回しにもしないで闇に葬って終わらせる気よ。」
「?」
アリスはと言えばわたしたちから事情を聞いたとは言え、理解不能な部分はまだ多いで、あのこととはと言う反応の中でわたしは簡単に説明したが、余計に意味が解らないと言う表情をしていた。
「―――魂の回収が予定通りにできていないならば、あの日にあの場所で死に回収される予定だったかもしれない人間を殺して強引に回収して充填し、後は精神異常者とかで片付ければ済むと言う寸法だ。」
「―――――?」
「簡単に言えば、死神たちはこの一件を、山中を殺して魂を回収すればそれで一応終わりにするって方針よ。」
ドギーも説明のためにつぎ足すように言ったが、アリスはと言えば話しが唐突過ぎるでわたしは遠まわしに言うと話が進まないと思い、遅いとも思うが整理すればと言うように言った。
「―――ヤマナカって、あの人たちの中の1人、あの日本人ですか?」
「そう。山中を殺して魂を回収したら表向きに後は大きな問題はない。わたしたちの報告書や奇妙な部分、それに片付かない問題とかもあるだろうけど、大ごとでもないから表向きは調査は継続するとか言って放置するでしょうね。」
表向きの問題は解決するから深く関係を持つのは面倒でしょうねと言うわたしの言い方に対して、アリスはと言えば事態を一応理解したがそれでと言うように聞き、わたしはその通りだと返すしかなかった。
「―――あなたの方もでわたしたちにも人間同様に組織的な仕組みは存在するけど、結局はお役所仕事なのよ。書類書くだけが仕事だと思ってる。書類に適合させるのはわたしたちの仕事だけど、こっちの都合は一切無視して進める。」
「当事者のオレたちは明らかに無視できない現実を目の当たりにしているけどな。」
わたしは腕を組み、歩きながら説明を続け、ドギーはと言えばあごに手を当て理解できない部分が多いと言うように言葉を続ける中で、不意に電話が鳴った。
「―――――?」
「わたしよ。どうしたの?」
『奥様、いえ、アルティア様、ケヴィンです。お耳に入れて欲しいことが―――』
正確に内線で、マイクに切り替え通話をはじめたのだが、通話の相手はと言えばケヴィンだが、奇妙なことが起きていると言うような話し方だった。
『近く壊す予定の郊外の工場のことですが―――』
「浮浪者でも住み着いた? だから早くつぶして更地に―――」
『いえ、近くのほかの廃工場でもですが、怪しい連中がうろついています。』
わたしはと言えば話しを聞いていたが、大した問題ではないと思ったで、あなたに一任しているのだから勝手に何とかしてよと言いかける中で、ケヴィンはそれではすまないと言うように返した。
『工事は3日後の予定で、わたしが解体業者の担当の方と現地で打ち合わせをしておりましたら、防護服姿の人間たちが姿をあらわして、『近くの工場で事故が起こり非常に有害な物質が漏れだし危険なので避難してください。』と言われ追い出されました。』
「―――」
『厳重な検査もされてやっと解放されて、現在近くの電話で連絡をしているのですがどうも腑に落ちないで―――』
ケヴィンはと言えば大変な状況だったと説明を続けた。
『交通整理もはじまり、警察や軍隊と思わしき姿も見え、関係する研究機関と思われる人間や車なども確認できますが、これほどの事故が起きるほどの工場やそう言った薬品などが置かれていた記憶はなく、第一―――』
「―――第一?」
『―――知ってもいると思いますがあの怪物の大量発生地帯の1つで、人が多いと出る機会は少ないと思うのですが、この大勢がいる状況です。万が一もあると思いますので―――』
説明を聞いていて、言われて見れば確かにと思う部分をケヴィンは話し、一番の問題はと言う言い方をするでそれは何かと聞く中で、説明不要だと思うがと言うようにケヴィンは返した。
「―――行方不明者の捜索、とかではないのね?」
わたしは聞きながらリモコンでテレビの電源を入れ、ニュース番組がやっていると思われるチャンネルを探した。
「―――」
『―――あの、アルティア様―――?』
テレビの番組と言うのは本当に見たい時に見たい番組がないで、一応ニュースを放送しているチャンネルにはしたが、わたしはどうするかと思いケヴィンがどうしましょうかと聞く中で、ドギーたちにも目を向けながら考えた。
「わかった。あなたは無事なのね?」
『はい。問題ありません。工期も予定通りです。打ち合わせも終わったも同然です。彼らの説明を軽く聞いたのですが問題の解決も長くても1日ほどで終るそうです。』
「通常業務に戻って。一応はわたしの方でも調べる。気を付けてね。」
ケヴィンの言うことは正しいが、こちらにも仕事以外の問題があるで、わたしはあなたに危険はないのかと聞くと、ケヴィンは万事解決しておりますと言うかのように返し、わたしもそれなら後はもういいと言うように返した。
『わかりました―――』
「―――」
「どうした? 何か大変そうだったが―――?」
あなたの指示に従いますと言うようにケヴィンは答えると電話を切り、言う通りにするから問題ないが、これからどうするかと思う時にドギーは大丈夫かと聞いてきた。
「ごめんなさい。仕事が多いのよ。わたしも一応立場があるからね。」
「いかなくていいのか? せめて確認を―――?」
「はい。こちらアリス フローレス―――」
いつものことだからと言うように返すが、ドギーは本当かと言うように返す中で、室内と言うか、アリスから電子音と言うか、無線機と思われる音が聞こえ、アリスは通信に答えた。
「―――あ、はい。わかりました。いえ、あの―――」
「―――?」
「―――わかりました―――」
彼女も一応は警察官の仕事があるで、仲間から来てほしいと言う連絡が受けたみたいだが、まだ話の途中と言う反応でわたしを見たが、通信の相手はと言えば急ぎでないならすぐに来いと言ったような表情で答えた。
「―――先ほど、あなたが話していて一件と似たような話なんですが、校外の廃工場地帯で危険物質が漏れているらしくて人員が足りないから来いと―――」
「―――どうする?」
「―――一時解散するしかないでしょうね。勤務中に呼び出したこっちにも問題がある以前にこっちも対処する必要がある。わたしたちは一応と言えば手は空いているけどね。」
アリスはと言えばお話の途中で申し訳ないがと言う話し方で、ドギーは一度返した方が最善ではないかと聞き、わたしも言うまでもないと言うように返すしかなかった。
「―――さっきの話だが、警察が動いている一件と言い、オレたちも一応いってみた方がよくないか? 物見雄山で見に行って杞憂ですめばよかったで済む話だ。その可能性も高いだろう。」
「―――そうね―――」
アリスは気が進まないが急ぐ必要があると言う表情の中で、ドギーはオレたちも一応はと言った通りで、続くべきではないかと言い、わたしもそれに同意することにした。
アリスとの協力体制は一応築けたと言えるが、絶対だと言われたら微妙で、実際はもっと円満に話しあったこの後はアリスも一緒に行ければ幸いで、アンとイヴの2人を呼び出すか会いに行くかを考えてもいた。
連絡先なども前に会った時に一応は聞いていたで、信じてもらえるかと言う話は置いて話しあう必要が絶対にあると考えていてこの日にアリスも呼び出せたのだが、予定通り進まず気分が悪いとしか思えなかった。




