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何もかもぶっ壊したい時の為の

何か…あるはずだ!

全ての全てが絶望なんて、そんなことあるもんか!


つま先…届かない


消滅…拘束は完全に破られた


仲間…間に合わない!


翼…もぎ取ってやりたいが…いや待て!


「これだ…!【消滅】!」


「何を今更……」

〔こいつ…なぜこちらに手を伸ばしている?〕


〔奇妙だ…意味のないことをするドールという種族は…昔から奇妙だ〕


〔間に合う!間に合う‼︎〕


「だがなぁ‼︎」

「キラーミストがある!貴様は攻撃できない!」

「対象が自分ならさっきのように私ごと捕まえることができるが!今は完全に分離している!」


「いいえ」

と、弥生が口を挟む。


「…?」


「霧はもう機能していないわ」

「一階からでも…知る術がある、あの死神のような魔法は、ダイヤと話している」


〔…地雷で見たのか〕

「だがやはりさらばだ!」

「俺はもうアイの頭上13メートル!」

「誰にも届かん!」


〔俺がもう一度羽ばたけばお前たちの顔を見ることは2度とないだろう!最上階にくるのはダイヤだけだ!それ以外は認めな…〕


ドゥウン


「…は?」


「さっき…『判断の早さだけでは勝てない』って言ってたわね?参考にさせてもらったわ」

「『早さと速さの両方』…間に合ったようね」

「あなたの言う『速さのリミット』に‼︎」




「【破壊水】《完成》‼︎」




「か…《完成》…」

「弥生…なぜ!いつの間にここまで飛んできた⁉︎」


「おしゃべりしてる場合かしら?」


「!」


「【破壊水】『フォーダーティ』‼︎」

ドグオ


ルシフェル「ぐっ…⁉︎みぞおちに…」

「しまった!落ちる!」

「ぐわあああああああああああああああああああ⁉︎」


「…だぁが!」


「天使には翼があることを忘れるな!」

「この羽は飛び立つためにあるのだ!」


「…そうだな」

「?」

「つま先より…翼の方が下に来る!」

「…しまっ⁉︎」

「ルシフェル!お前の行いが招いたんだ!」

「他人を犠牲にしたお前の行いが首を絞める!」


〔弥生を信じて消滅を解かなかったのか!〕

〔ほほう…なかなかのチームワークだな…〕

「いいだろう…受けてやろう」


「敬意を評してな」


「【消滅】《紫電》‼︎」


ブチッ


「…!」


「片羽を奪った!」「弥生さん!」

「《完成》…!」

「チイイ!」


着地!羽を再生!


「もう遅いのよ‼︎‼︎」

「!」

「【破壊水】《エクスプラズマ》‼︎」



ドゴオオオオン…


「やったか⁉︎」



「地面まで破壊して、砂埃で見えない!」

「とりあえず距離を…ハッ⁉︎」

「…どうしたんですか⁉︎」

「あいつ…⁉︎」


「ま、まさか…‼︎」



ーーーーーーーーーーーーーーー

ダイヤは、少し落ち着いた。


「…いまは、悲しむ暇なんてない」

「先を急ごう」

「…ええ」


「き、貴様ら…」


「‼︎」

エリュシオンが…立ち上がっている!


「8階に…もう着いていたのか…」

「起きたな…エリュシオン‼︎」


バサッ!

バサッ!

ギュイイイイイイイイイイイイイイイイイン‼︎


「‼︎」


「ふ…クフ…」

「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ‼︎」

「ハァッ‼︎」


「狂気に満ちてやがる…」


「素晴らしすぎる!涙が出て来るぞ!」

「最強で最恐で最凶な力!堕天‼︎」

「フフ…フハハハ!」

「霧は晴れたァ‼︎」


「!」


エリュシオン「ヤマトの奴は死んだか…」

「部下にしたいほど立派な男だったな」

「私が殺したんだがなァ‼︎」

「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」


「…いつまで粋がっていられるかな?」

「…ああん?」

「お前は俺が殺してやる」

「ずっとずっと前からそれだけを考えていた」

「ヤマトの分も含めて…」

「それはとてもとても残忍に塵も残さずに」


「…私もよ」

「『ローズ』姉さんを殺した時のあなたの顔を!」

「今も思い出す!」


「復讐してやる‼︎」


「正直言って無理だと思うがな!」

「もし貴様らごときが一矢報えたとしてもそれで終わりだ!実力のない弓使いが2本目を当てられないのと同じだ!まぐれでしかない!所詮貴様らは、」


「宿命に翻弄されるだけの…」

「『操り人形』なんだよ!」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アシュラ達は、話していた。


「はあ?」

「何言ってんですか?」

「だから、仲間にならないか?」

「誰がそんなもん!」

「まあ聞け…悪くない話だ」


「新しい軍勢を作らないか?」


「新しい…?」

「そうだ。ルシフェル派とも、ミカエル派とも違う、新しい軍勢…」


「⁉︎」

「なぜ?」


「犠牲を減らすためさ」

「犠牲は悲しみを生む」


「…へえ」


「実はこの私魔王ファイアリアンは」

「強いが、戦いは嫌いだ」


「対戦は全て引き分けにし、利害を一致させて仲間に引き入れるから、ほとんど『血』を流さずにすんだ」


「縦ではなく横のつながり」

「それが私のやり方だ」

「魔王になれたのも、ひとえに人望のおかげだ」


「で?」

「私は王にならなければいけない」

「天界…いや、全てを統べる王に。」


「なんで」


「『蘇生』が必要なんだ」

「戦いが嫌いだから…『蘇生』が!」

「必要なんだ…」


「ルシフェルについてでもか?」

「ああ」

「蘇生をどう使うんです?」


「ああ!…そうか…君らは聞かされてないよな…」

「仕方ない、話ばかりで申し訳ないが、教えてあげよう。魔法…そして魔力の真実を」


「君たちがたった1年で私たちと渡り合えるレベルまで成長したことも」


「君たちの敵と、君たちに協力する天使がなぜあんなにも強いのか、全て分かる」


「…なんか俺、想像出来たかも…」

アシュラは、悟る。

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