【リボルバー】《死神霧(キラーミスト)》
ーダイヤsideー
…シュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
「!聞こえた⁉︎」
「ああ」
「始まったか…」
「なあ、あれは本当に【ミスト】なのか?俺は、ただの目眩しには思えない魔力を感じる…」
「…違うだろうな」
「こいつは『死神』のようなものだ」
「魂だけを刈り取る…それ以外の攻撃が出来ない代わりに、霧と魂にしか干渉しない。」
「つまり『攻撃』しても倒せないということさ」
「…なるほどなぁ」
「通りで倒せないわけだ…」
「だがこの私、『倒す』以外の方法を見つけたぞ!」
「?」
「ずばり、『時間切れ』だ!」
「へえ…」
「いくら善宝石を埋め込んでいたとしても!魔力には限界…いや、限度がある。今のお前の魔力の限度はあと半日くらいかな?」
「ああ。」
「1年間の修行で身につけた新技と、善宝石を埋め込んだことによる副作用…確かに相性はいい。」
「だが、先ほど『死神』は[攻撃シタナ]と言っていた!つまり、『攻撃』しない限りは私が『断罪対象』にはならない!それが弱点!」
「そして霧が晴れれば…ヤマト、お前は私を半日間もコケにしてくれた罰の…」
『断罪対象』だ!
「…このバベルの塔全体は、既に《死神霧》の手中…敵も味方も関係ない無差別な目眩しによって、霧の影響を受けない『俺だけの独壇場』だ…」
「『死神』は俺の意思で動かない…たしかに攻撃をしなければ、半日やり過ごせたかもしれないな…だが!『お前はもう攻撃しただろう』エリュシオン…」
「…ハッ⁉︎」
「2発だったか…気づくのが遅かったな」
「まあ、せいぜい頑張ってくれ。」
「ちなみに、俺を殺してもキラーミストは止まらないよ…死んだ時に狙っていた標的の魂を刈り取るまで」
「そして、俺の仲間も、お前の仲間も、『攻撃してはいけない』ことに気づいている」
「俺を連れ去ったお前の負けなんだよ」




