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村へ行くなら地下迷路をどうぞ  作者: 月 影丸
第1章 はじまり
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小話5 ツェテ推し金髪少女の独白

3人のクラスメートの独白です。そのうち本編でも登場する子です。

今日もケリーは格好いい。

今日もライナは麗しい。

今日もティオは可愛い。



私の一番の"推し"はケリーである。


黒の交じる艷やかな金髪、スラリとした背丈、キリッとした格好良くも美しくもある(かんばせ)。最近は何か悩み事でもあるのか、少し影のある灰色の瞳もまた、ケリーの魅力をさらなるものとしていた。



私はケリーの横顔を盗み見てはため息をついた。

もちろん、美しいものを見たときに出る感嘆のそれである。




私、アデリナ・ホルテンズィーはケリー・シルフの、そしてライナとティオの大ファンである中等部2年生である。



実はケリーのファンクラブの会長であり、"CLT(ツェルテ)"や"CT(ツェテ)推し"なる単語の造語主でもある。その単語たちは今では初等部や高等部にも広がりを見せている。


ん?ツェルテとは何か?


決まっているでしょう?ケリー・ライナ・ティオの頭文字をとったものよ。



3人の恋模様を外から見るのが何よりも私の楽しみである。



え?ライナに嫉妬しないのかって?


するわけないじゃない。何年友達やってると思ってるの。そんな質問するなんて、まだまだね。彼らのことを何もわかっていない証拠だわ。



中にはライナを目の敵にしてたり、ティオを羨望の眼差しで睨みつけるやつがいたりするけれど、私はそんな低俗なことはしない。



美しいものを愛で、感嘆の溜息をつき、同じ空気を吸う。

こんなに素敵な環境にいながら、嫉妬だの羨望だのといった負のオーラで乱すなどもってのほか。私そこまで阿呆じゃないわ。




だから私は、この環境を少しでも長く味わいたくて行動を起こすの。


どうやら彼女もそうするみたいだし。



いい?その他に理由なんてないの。



ほんとよ?べ、別にアイツもそうするからってのは関係ないのよ。




関係ないんだからね。





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