第2話 どうして、こうなるの。
第2話です。
目が覚めると、そこには白い天井が見えた。
「ここは。」
周りを見渡すと、同じようにベットに横になっている人がいる。
どうやら、俺は病院に担ぎ込まれたようだ。
とりあえず、前世の記憶を思い出したところなので、現在の状況と合わせて整理してみる。
俺は15歳で、鉱山で採掘作業をしていたことは覚えている。
そして、いつも通りに鉱山を掘り進める作業をしていたところで、水が出てきたことは覚えている。
そうか、水源に当たって出てきた水に流されたのか。
目覚める前の記憶は以上だ。
次に前世の記憶だが、とりあえず死ぬ間際と死んで神様に会ったことは思い出せた。
神様にもらった才は何かはまだわからないが、とりあえずいいだろう。
「あれ、目が覚めましたか?」
思考していたところ、声をかけられたようだ。声が聞こえた方を振り返ってみると、
言いし得ない笑顔を振りまく女性がそこにいた。
「目は覚めました。ただ、非常に憂鬱な気分です。」
女性はその返事を聞くと、何やら胸の前にペンダントを握りしめ、詠唱し始めた。
「ああ、神よ。眼前の迷えしものに、安らぎを与えたたまえ。」
それから、微妙な沈黙の間が続く。
「うん。分かりましたよ、神。それでは少々お待ちくださいね。」
女性は駆け足で部屋を出ていった。
とりあえず、ベッドから起き上がろうと体を動かしたがうまく動かない。
俺はなんとしてでも、ここから離れようと試行錯誤した。
だが、間に合わなかったらしい。満面な笑みをした先ほどの女性が戻ってきた。
「まあ、無理して動いてはいけません。まだ、安静にしていないと、治るものも治らなくなりますよ。」
無理でも動かないといけないんだ。でないと、あなたが右手につかんでいるものによって、また神様にあってしまう。
「そんな嫌そうな顔をするのはやめてください。大丈夫ですよ、ただの元気になるお薬ですから。」
いや、ただのお薬が何でそんなまがまがしいオーラ放ってるの。白い粉がどうして黒い靄まとってるの。
おかしいでしょうよ。
「それじゃあ、お口を開けてくださいね。」
「嫌です。身の危険を感じます。」
「何てことをいうのですか。神のお告げを聴いて調合したお薬です。絶対に身体に効きますので大丈夫です。」
俺は断固として飲まない意志を示した。
「まあ、私を信じられないのですか。神子と呼ばれる、私を。」
信じられませんよ。だって、前世の俺にとどめ指したのあなたですよ。また、調合間違てないか。
「じゃあ、こうしましょうか。」
そういうと、彼女は俺の顎をつかんだ。
「えっ。」
「無理やりでも、飲ませて治すことが私の役目ですから。嫌がる患者さんへの対策は心得ているのです。」
俺の顎が外れ、意識的に拒否していた口を開かれた。
むりやり、口を開かれまがまがしいものを、口に放り込まれた俺は、安らかな眠りにつくのであった。
「あら、眠ってしまわれたわ。まあ、1日もすれば目が覚めることでしょう。おやすみなさい。」
そういって、女性はこの部屋を後にしていった。
方針は考え中なので、色々右往左往するかと思いますがよろしくお願いします。




