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彼女の恋心 2 名前

彼が、元カノのことをずっと引き摺っているのは分かってた。

むしろ、本人がそう仄めかしていたから。

それでも、きっといつかはわたしだけを見てくれると信じていた。そう、あの日までは信じていた……。



「ん……あっ………あぁっ……」

あの日も、わたしは彼の腕の中で快楽に溺れていた。

彼が、あの一言を口にするまでは。

「………美佳……!」

その単語を聞いた瞬間、わたしは彼を押し退けていた。

「やめて!わたし、美佳なんて名前じゃない!」

そう叫んだ瞬間、涙が溢れ出した。


美佳は、わたしじゃない。

美佳は、彼の元カノの名前だ。

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