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初めてのお外

そうかぁ、カイザーリヴァイアサンか、なるほどな。


最初に見たときはダンジョンに迷い込んだ普通の人間の幼女の可能性もあるかなと思ったが、ご飯を食べながら急成長したことで、やはり、ゴールドと同じようにダンジョンモンスターの人化した姿だと確信はもっていた。


それにしてもカイザーリヴァイアサンか、本気で元の姿に戻れば超巨大なリヴァイアサンなんだろうな。


===============

リヴァイアサンダンジョンを掌握しました。

===============


ブルーを仲間にしたことで、ここを掌握できたようだ。


広間の奥に金色の宝箱が出現した。


お、これは期待できそうだ。


傘で宝箱を開けて、バックステップ。


ヒュッ、パシッ!


目の前を通過しようとした矢を掴むと黄金の矢だった。


宝箱の中を見ると、金色に輝く長剣が入っていた。


アイテムウィンドウに入れてみると[オリハルコンの長剣]と出た。


ふたたび、オリハルコンの長剣を取り出し、掲げる。


「これはアリエスが使え。」


「ははっ」


アリエスが両手でオリハルコンの長剣を受け取った。


変わりにアリエスからミスリルの長剣を受け取ってアイテムウィンドウに入れる。結局アリエスがミスリルの長剣を使ったのは、この隠しダンジョンの中だけだったな。


黄金の宝箱と黄金の矢もアイテムウィンドウに入れる。


さて、帰りますか。


オレは広間の床をクリックしてステラ邸地下倉庫の扉をだす。


それを見ていたブルーがはしゃぐ。


「ご主人様のスキルってすごいですね。それって転移魔法ですか?、それとも時空魔法ですか?」


「これは、ダンジョン掌握ってスキルの能力の一つだ。ああ、これらのオレのスキルについてはPTメンバー以外には秘密だからな。」


「はい。了解しました。」


ブルーが右手を頭にあてて敬礼する。


「じゃあ、ちょっと狭いが皆でここに入って、家に帰るぞ。」


ステラ邸地下倉庫に入って、扉を閉めて、再び開けると、そこはステラ邸の物置の中だった。


物置の中から外にでると、柔らかな日差しが降り注いでいた。


「ここが外の世界なんですね。」


ブルーが目を細める。青い髪が風になびいている姿が美しかった。


オレはアイテムウィンドウからエリクサーを取り出した。


「ブルー、これを飲め。」


「え?、これはなんですか?、あ・・・」


ブルーは眩暈を覚えたようで、片膝を地面についてしまう。良く見ると輪郭がぼやけている。


「その症状に効くクスリだ。早く飲め!」


「はい!」


ブルーはエリクサーの小瓶のフタを開け、一気に飲み干した。


ブルーは光に包まれた。


その光が収まると最初に出会った時とおなじ、5歳児くらいのサイズになっていた。


ただ輪郭はしっかりしている。


「ブルー、大丈夫か?、いたいとことかないか?」


「はい、だいじょうぶれす。ありがとうござじゃいました。ごしゅじんたま。」


体が小さくなったせいか舌足らずな喋り方になっているが、まぁ、これはこれで可愛いからいいか。


しかし、これでエリクサーのストックが無くなったな、補充しておかないと。





扉を開けてステラ邸に入ると両側から抱きつかれた。


「「おかえりなさい。アキラ様」」


プラチナブロンドのツイン縦ロール、アイ王女とレイ王女だ。メイド服を着ている。


オレがこのメイド服が好きだと言ったから、頻繁に着てくれているのだ。うんうんこのメイド服は相変わらずエロくて、すばらしい。しかし、王女様にメイド服を着せていると知られたら不敬罪に問われそうな気もするな。ばれないようにしなければ。


「ただいま、アイ、レイ。」


オレは2人の肩を抱き寄せ、軽くキスをした。


「アイ、レイ、紹介したい子がいるんだ。」


オレは振り返り、ブルーに手を向けた。


「ダンジョンで保護したブルーだ。」


「ブルーでしゅ、よろちくおねがいちます。」


ブルーはペコリとお辞儀をした。


「「・・・・きゃー、可愛い!!」」


一瞬目を丸くした2人だったが、ブルーの愛くるしさに負け、2人で抱きしめている。うん、可愛いは正義だな。





「可愛い!!」


ステラさんはブルーに頬ずりしていた。


「おねいしゃん、くすぐったいでしゅ。」


ギルドでの仕事を終えて帰宅してきたステラさんにブルーを紹介しようとしたら、ステラさんはいきなりブルーを抱きしめていた。


「お嬢ちゃん、お名前は?」


「ブルーでしゅ、」


「そう、ブルーちゃんね、いくつかな?、」


「えと・・・たくさん!」


「そうか、たくさんかぁ」


ステラさんは、オレの方を向いて視線で問うてきた。


「3825歳ですよ、ブルーは。」


「はぁ?」


「カイザーリヴァイアサンなんですよ、ブルーは。」

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