カイザーリヴァイアサン
水没した通路の領域を確保しながら進み、時々、リヴァイアサンが出てきては、ブリザードで凍らせて倒しながら進んだ。
リヴァイアサン自体はブリザードで完全に凍りつくことはなかったようだが、周りの水が全て凍りつくことで、その動きを封じることができていたようだ。
そして合計23匹のリヴァイアサンを倒し、オレたちのレベルとステータスは今こんな状態になっていた。
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名前:アキラ・クラタ
種族:人間
性別:男
年齢:25
レベル:205
HP:1980/1980
MP:3440/3440
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名前:アリエス
種族:銀狼族
性別:女
年齢:15
レベル:198
HP:3350/3350
MP:1250/1250
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名前:シルフィ
種族:エルフ
性別:女
年齢:18
レベル:182
HP:1820/1820
MP:1820/1820
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名前:トレイシー
種族:人間
性別:女
年齢:19
レベル:201
HP:3710/3710
MP:980/980
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名前:ゴールド
種族:カイザードラゴン
性別:♀
年齢:5035
レベル:346
HP:600/8800
MP:6800/6800
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戦闘に全然参加していないゴールドのレベルも1つ上がっていた。やはりオレのシステムPTはゲームのようにメンバーに経験値を分配しているようだ。それにしても前から気になっていたがゴールドのHPがずっと分母より小さい600のままなのは、幼女の姿になっているからだろうか?
「ご主人様、力が溢れてくるよ、今ならアースドラゴンさえハードアタックで一刀両断にできそうな気がするよ。」
ハードアタックの尾をひく衝撃波があれば、それも可能なのかな?、とにかくトレイシーは今回も強くなっているのを実感しているようだ。
ようやく通路が終わり、通路より少し広めの広間に到達した。
驚いたことに広間に水はなかった。
オレはゆっくりとシルフィを肩車から下ろす。
ミニマップを見ると広間の中心に黄色い光点がひとつ。
これは、ゴールドと同じパターンか?
「アンブレラガード!」
オリハルコンの傘のガードを展開し、ゆっくりと近づく。
広間の中心には白いワンピースのシャツを着た青い髪の幼女が倒れていた。
オレは傘を収納して駆け寄り、抱き起こす。
「おい、大丈夫か?」
幼女はゴールドよりもまだ小さく、5歳児くらいに見える。
幼女がうっすらと目を開けた。瞳の色も綺麗な青だった。
片手をオレの方に伸ばす。
オレはそれを握ってやる。
「お・・・」
ぐきゅるるるる・・・
「おなかすいた・・・」
うん、予想はしてたけどね・・・なんだろ、この残念感・・・
しかし、ゴールドの時とちがって最初から人型とは・・・生肉を食べさせるのはちょっとまずい気が・・・いや、最初は胃に優しいものからいったほうがいいのか?
オレたちは広間の壁際によって1LDKの扉を出してあける。それを閉じないように扉止めをかましてオレだけ中に入る。
キッチンの炊飯器からご飯を出して土鍋に移して水を足して煮込む。最後に塩を少々入れてと・・・こんなもんかな?
お盆に土鍋とお茶碗、レンゲをのせてダンジョンの広間へと戻る。
広間にはアリエスたちによってダイニングからテーブルとイスが運び込まれて設置されていた。
そこに青髪の幼女だけでなく、アリエスとゴールドまで座ってわくわくした目でオレを見てくる。
キミたちはあとね・・・とにかく、幼女に食べさせないと。
テーブルにお盆を置き、茶碗にお粥をよそって、レンゲにすくってふーふーする。
「ほら、熱いから気をつけろよ?」
幼女はゆっくりとそれを口に含み、咀嚼する。
すると、くわっと目を見開き、食べはじめる。
「熱い!」
「ほら、だから熱いっていったろうに、」
おかわりを食べさせたところでお鍋が空になっているのに気付いた。あれ、まだあったはずなのに・・・
アリエスとゴールドが自分の茶碗をもってきて、勝手にたべていた。
「ご主人様、ちょっと味が薄いですよ?」「そうじゃの、薄かったの、」
いや、病人食でわざと薄くしてあるんだから・・・
ぐきゅるるる・・・
振り向くと幼女は涎をたらして、オレを見ている。
「おなかすいた。」
まだ足りないようだが、この調子なら普通のご飯でいいか。
「シルフィ、トレイシー、手伝ってくれ、」
「「はい。」」
シルフィとトレイシーを連れ、再び1LDKのキッチンに向かう。
特大の鍋を出して水を入れてコンロの火をつける。
「シルフィはイモの皮をむいてきざんでくれ、トレイシーはもも肉を切ってくれ。」
「「はい。」」
鍋にカツオブシを豪快にいれて煮込む、その間にネギとゴボウなんかも刻んでおく。
おいしそうな出汁のにおいがしてきたところで網でカツオブシを回収。
ドバドバと豪快にイモとゴボウを入れて煮込む。ある程度煮込んで次にまだドバドバと肉を投入。
煮込んでアクをすくったところで塩や醤油で味を調えてからネギを加えてもうひと煮込みしてイモ煮の完成。
大鍋をもってダンジョンの広間に向かう。シルフィには炊飯器のコンセントを抜いてもってきてもらう。トレイシーは食器をもってきてもらった。
ダンジョン広間では腹減りキッズが涎をたらして待っていた。ゴールドはともかく、アリエスまで・・・感化されたか?
ついでにオレたちも少し遅い昼ごはんを一緒に食べることにした。
ふぅ、食った食った。横を見ると、青髪幼女以外も満足したように目を細めている。
そしてその青髪幼女はまだ一心不乱に食べている。あれ?、幼女じゃなくて少女になってる?
確か、ゴールドより小さめだったはずだが、今はアリエスよりも少し大きいくらいになっている。
「おかわり!」
少女が汁椀を差し出してきたので、それにイモ煮をよそってやる。まぁ、まだまだあるしな。
「ご主人様、もうその辺で良いのでは?」
アリエスが自分の胸とその子の胸を見比べながら言ってきた。
「いやいや、これまでこの子はろくに食べていないはずだ。こころゆくまで食べさせてやらねばならん。」
決して、オッパイの成長を見てみたいとかよこしまな気持ちはない。断じて!
「うう・・」
アリエスが自分のオッパイに両手をあてながらオレを上目使いで見てくる。
大丈夫だ。アリエスのはまだ成長するさ。オレが大きくしてやる。
それより、今は青髪少女の成長を見守らねばならん。
その後も少女は食べ続け、シルフィに負けず劣らずの立派なお胸の少女に成長した。
「「うう・・」」
アリエスだけじゃなく、トレイシーまで涙目になって自分の胸とそれを見比べていた。
少女はオレに土下座をしていた。
「美味しいご飯をいただき、ありがとうございました。」
「喜んでもらえてよかった。さ、頭を上げて、」
「いえ、まだお願いがあります。私を一緒に連れて行ってください。このダンジョンという名の牢獄から救いだしてください。」
オレはゴールドの方を見た。ゴールドはニッコリ笑うと頷いた。オレも笑って頷き返す。
「ああ、最初からそのつもりさ。ゴールドに自分と同じ思いをしてるかもしれない子を救って欲しいって言われてたしな。」
ガバ!
少女はオレに抱きついてきた。そのオッパイがグリグリと押し付けられる。おぉぅ、気持ちええ。
「ありがとうございます。ありがとうございます。」
オレに抱きつきながら少女は嗚咽した。あ・・・鼻水・・・ま、しょうがないか。
ひとしきり泣いた後、オレはそっと少女を引き剥がす。
「おちついた?」
「はい。」
「じゃあ、改めて、オレはアキラ、あっちの金髪の子はゴールド、銀狼族の子はアリエス、エルフの子はシルフィ、赤髪の子はトレイシーだ。よろしくな。それで、君はやっぱり名前がまだないのか?、」
「はい、私に名前をつけてください。お願いします。」
「よしじゃあ・・・君はブルーだ。」
ここもゴールドの時と同じく、直球でいった。
「ブルー・・・私はブルー・・・ありがとうございます。ご主人様。」
青髪の少女改めブルーはニッコリ笑った。
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カイザーリヴァイアサン、ブルーが従魔になりました。
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名前:ブルー
種族:カイザーリヴァイアサン
性別:♀
年齢:3825
レベル:311
HP:500/7430
MP:5230/5230
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