技術の革新
sideレイア
『さあ今日も始まりました、第7回学院交流祭創作大会決勝戦です‼︎
参加者はイーストラル王国王立クラウン魔法学院代表、エルス・リザイアさん‼︎
もう1人は我が国の誇るクオーツ技術学院代表、テーラ・マーシャルさん‼︎
御二方とも己の限界を試してください‼︎
それではテーマを発表します。
今回のテーマは・・・・魔法回路を組み込んだ実用性を重視した防具です!
種類は問いません、効果が防具用であればなんでも結構です!
制限時間は5時間、素材は運営側から随時提供いたしますので必要なものは係員にお申し付け下さい
それでは開始です‼︎」
防具、俺に足りない物の1つだな。
出来るならばエルスに作ってもらおうかな・・・・
エルスは何時もより少し悩むと、早速作り始めた。係員に言って既製品の簡素な鎧を持ってこさせる。
その後、物凄い勢いで魔法回路を刻み始めた。
通常、鎧には魔法回路を刻まない。
鎧は攻撃を耐えるための物だ。稀に貫通する。
そして魔法回路はほんの一部破損するだけで動かなくなる。
よって全くではないが、そんな物貴族の装飾品以外ではあり得ない・・・・筈だ
だがエルスは着々と魔法回路を刻み、効果を付け足していく。
対する技術国代表はブーツを使ってるようだ。
ブーツの内部に魔法回路を刻み、機動力を上げるつもりだろうか?
〜〜1時間30分後〜〜
「「・・・・出来ました‼︎」」
2人とも、装備が完成した。
まずは技術国側からだ。
モデルはブーツ、内部に魔法回路を刻み、傷つかないようにコーティング。
魔石はブーツの裏側の踵からはめ込み、更に蓋をしている。
効果は俊敏上昇。発動は魔力を一瞬流せば魔法回路が検知し、発動。それ以降の魔力を魔石から吸うタイプだ。
スピードタイプの剣士か、運び屋なんかが欲しがる物だ。
似たようなのはそれなりにあるが、魔法回路と魔石を傷つかないようにしてるのはそうそう無い。
おまけに既存の物は全て手でON/OFFしなければならなかったが、その手間を省いてある。
欠点があるとすれば自分本来の脚力じゃ無いから使いにくい事だな。
事実これを使っている冒険者や傭兵は少ない。
当たり前の欠点だが、今回のテーマには合わないな。
対するエルスだが、かなり工夫を凝らしたようだ。形状は鎧だが、革鎧だ。
革鎧に魔法回路を刻んでいる。技術国同様内側に。
魔石は鎧の構造上、外にしか付けようがない。魔法効果は鎧を貫通する攻撃の無効化。範囲は鎧の部分のみ。
より細かく言うなら、魔石の魔力が許す限り永遠に攻撃を無効化し、魔力が尽きたら終わりだ。
これは国の貴族は持ってたりする。存在も隠されてるわけでもない。
だが欠点である魔法回路の欠損、エルスはこれに対する工夫を凝らした。
エルスはこの革鎧の上にもう一枚革鎧を縫い付けたのだ。更に間には胸当てが付いてて防御力アップ。
魔石は一枚目の外側、二枚目の内側にある為魔石が壊れる事も無い。
まさしく革新的防具だった。
『・・・・それでは結果発表です。
今大会優勝者は
王国代表、エルス・リザイアさんです‼︎
皆さん、優勝した彼女に拍手をお願いします‼︎』
ーワァアアァアアアァアア‼︎‼︎‼︎
エルスの優勝だった。
準優勝との差はやはりと言うか、魔石の内臓場所だったそうだ。
その後、表彰式があり、今日は終わった。
明日は料理大会と魔法大会、参加人数は創作大会と同じだが、物が物だから、両方共に僅か1日で終わってしまう。
もっとも、その1日で今後の料理と魔法のあり方が変わっていくわけだが・・・・
ちなみに明日は俺とエルスが魔法大会を見に行く。
他の人の予定までは把握してないが、少なからず料理大会の応援もいるだろう
料理のアイデア、ありふれたものから奇抜なものまで募集してます。
創作大会編でこれなのに料理とか・・・無理っすわー‼︎




