魔法大会1回戦
sideレイア
魔法大会とは、『魔法による戦闘』ではなく、『革新的魔法の運用、又は新魔法の披露』だ。
割合的には運用と新魔法で6:4、だが出場者はアリシアとソフィだ。
恐らくは新魔法を切り札にしてくるだろうな。
正直アヴァールがこっちに出ないのが残念だ。アヴァールは掛け持ちさえ出来れば出たいと言ってたしな。
『さあ、やって来ました魔法大会‼︎
司会は私が先日に引き続き務めさせて頂きます。
まず、今大会のルール説明を行います。
今大会は創作大会とは違い、お題はありません!自分が最もしっくり来る物をお使い下さい‼︎
攻撃魔法、防御魔法、支援魔法、結界魔法。属性問わずお使い下さい‼︎
但し固有スキルにあるような魔法は禁止させて頂きます‼︎
大会出場者は創作大会と同じく12名、最初は各国の代表が被らないようになっています!
2回戦に進めるのは上位2名のみです。
それでは皆様お楽しみください‼︎』
この大会はやっぱり祭りの要素が強いなぁ。
俺はボーっとしながらも【鷹の目】を使ってアリシアとソフィを探す。
見たところ、アリシアしかいない。ソフィは別の場所でやってるようだ。
まあ、ここでいいや。アリシアを応援しよう。
最初の1人は【土魔法】で皿を大量生産していた。
細工も細いけど、どっちかっていうと創作大会系だな。
2人目は【風魔法】の結界で、範囲内の生き物の声を盗聴する魔法だ。
これは発表途中に問題ありと判断されて連れてかれた。
毎年2人位居るな、ああいう犯罪に使えちゃう危ない魔法発表しちゃう子。
『それでは次は王国代表、アリシア・フォン・イーストラル王女‼︎』
お、アリシアの番だ
「はい!いきます・・・・」
この大会、魔法の発動時間は関係ない。
だから好きなだけ構築時間が与えられるが、あまり長かったり一度失敗したら終わりだ。
そしてアリシアの魔法が完成する。
アリシアの魔法適性は【火魔法】と、滅多に使わないが【闇魔法】だ。
後はそれをどう組み合わせるか。
「『〜〜〜。』発動、『黒炎雨≪こくえんう》』」
アリシアはかっこ悪いとか、悪そうだからとかで【闇魔法】は全く使わないが、流石に大会では容赦なく使うようだ。
黒い炎がアリシアの掌に構築された魔法陣から出た。
次の瞬間、炎は高く飛び上がり、用意されていた的を焼き尽くす。
的は鎧だ、それを溶かしてしまう辺り、【闇魔法】の特性が働いてるな。
魔法には特性がある。
【火魔法】は『燃焼』
【風魔法】は『感知』
【土魔法】は『造形』
【水魔法】は『癒し』だ。
そして【闇魔法】と【光魔法】だが、こに2つは特別だ。
【光魔法】は『癒し』と『浄化』
【闇魔法】は『侵食』と『破壊』
これらの特性を持っている。
この2属性だけが、2つの特性を持っているのだ。
『癒し』が二つあるが、特に違いはない。
『破壊』と『浄化』は難しく、俺も『浄化』は使えない。
アリシアのあの魔法は【闇魔法】の『侵食』で炎をコーティングしたもののようだ。
『おーっとアリシア王女‼︎【火魔法】の範囲攻撃魔法に【闇魔法】の『侵食』を付けたようだ‼︎
2つの属性を合成する高等テクニックを見せて頂きました‼︎』
それから1人が発表し終わって、結界発表だ。
『さあ‼︎お待ちかねの結果発表です‼︎
Aブロック1位は・・・・
アリシア・フォン・イーストラル王女‼︎
見事に2つの属性の特性を混ぜて見せました‼︎
2位は・・・・・』
それから技術国、神聖国、帝国の順番だった。
勿論盗聴の子はドベ、つまり帝国だった。
さて、アリシアの所に行こうかな。
「アリシア、1位通過おめでとう」
「ありがとレイア、1位だったけど内約聞くと2位の技術国と僅差なのよねぇ。
やっぱり油断できないわ」
そもそも2年生で油断もくそもないと思う。
「じゃあ、俺はソフィの方を見てくるよ。
多分通過してるでしょ」
「ええ、ソフィによろしく伝えておいて」
「わかった」
今年から来年にかけて受験勉強をするので、しばらく連載が止まることがあります。
2年後までにはこの作品が完結するかどうかです。
大変ご迷惑をお掛けします。
神名一葉




