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黒銀の魔眼剣士  作者: 神名一葉
第2章:学院三年生
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準決勝

sideレイア


『さあ‼︎正午の腹ごしらえが終わった所で武道大会午後の部、最初の試合です‼︎

西側、深紅の髪に深紅の鎧!魔法属性も火属性で剣は片手剣、

所属クラス二年四組、アーメリア・スカーレッド選手‼︎

東側、黒銀に輝く髪に紅と蒼の瞳に高い背丈が特徴的な『名誉騎士』‼︎

所属クラス冒険科、レイア・ドライア・ナイトヴァンス‼︎』


漸くそれっぽい説明が出てきたな。

さて、目の前にいる真っ赤な女子生徒を倒せば次は準決勝、ソフィとの戦いだ。

力は温存しておきたいな。


『試合開始‼︎』


試合開始の合図と一緒に、敵は魔法詠唱に入っていた。


魔法の詠唱は自分の魔法スキルのレベルでは発動が難しい、

もしくは単純に難易度の高い魔法を使う時にするものだ。

つまりこいつはそれなりに威力のある魔法で終わらせるつもりらしい。


勿論邪魔させて貰う


「【ボム】!」


自分の足元を爆破して目くらましをする、そうすれば相手も警戒し、五感が研ぎ澄まされる。

その為の目くらましだ


「【フラッシュ】」


「きゃっ⁉︎」


相手の目の前に閃光を放ち、強引に魔法詠唱を中断させる。

その間に俺は接近し、首に聖剣を添える


「・・・・参りました。流石ですね」


「まぁ、普段の相手が相手だからな」


普段から英雄(イリス様)とか騎士団副長(アティさん)とか元騎士団団長(父)と闘ってれば嫌でも身につく。


さて、これでソフィとの戦いか、怖いものだ。あんな戦い方する相手にどう戦えば良いのやら










幾ら悩もうとも答えは出ず、あっという間に4回戦だ。

もしかしたらソフィが負けるのではとも思ったが全くそんな事なく勝ち上がってきた。

そして今、フィールドでソフィと戦う前の挨拶みたいなものをしている。


「お兄様、お互いに全力で戦いましょうね」


「俺は今すぐ逃げたいよ。なにが悲しくて相性の悪い魔法士と戦わなきゃいけないんだ」


お互い軽口叩きつつも戦闘の準備をしている。

そして遂に・・・・


『試合開始‼︎』


「ーっ‼︎」


「【出水】!」


試合開始と同時に俺は走り出し、風のコンボを決められる前に倒そうと思ったが、

ソフィはそれを見越していたようで周りに大量の水をばら撒き、更に後ろに下がって時間稼ぎと足止めをしたようだ。


まぁ、分かりきっていたが。


「【火弾】!」


俺も魔法を使い、ソフィの風魔法が始まるより速く魔法で邪魔をする。


ソフィの戦術を崩すにはまず最初に「使われる前に倒す」が候補に出る。

俺の速度なら出来るが、それを見越してなんらかの時間稼ぎをして来るのも予想がつく。

ならそれの対策を立てるくらい、簡単に出来る。


幸い俺の妨害は成功した様で、ソフィはまだ竜巻を出してない。


「・・・・やってくれますね、お兄様」


「そっちこそ、俺のやってる事は攻めだが、実際防御に回ってる様なものだ。

全然攻撃に移れない」


普通この状況なら魔法の打ち合いになるのだが、俺は魔力が少ないから出来ない。

しかし魔力が少ない代わりに、こちらも魔法士にとって致命的な力がある。


「【鑑定眼】」


「ーっ‼︎が、学校の行事に国家機密を使いますか⁉︎」


「見た感じ変化が無いスキルだから問題無い」


「いえいえいえいえ、お兄様は魔眼を使う度、その魔眼に合わせて目の色が変わってるんですよ⁉︎」


「そうなのか⁉︎」


新事実だ。

さて、ソフィの魔力量は720/1160だ。レベルの割に多い魔力量してるだけあって中々減ら無いな。

魔力量を0/1160にしてしまえば俺の勝ちだ。勿論その前の倒せれば尚良いが。


「さあ、本気で行くぞ。【神聖剣】!」


「ならば私も、【風の申し子】!」


【風の申し子】?聞いた事無い魔法だが、見た感じ変化は無い。防御魔法か、強化魔法か?

まぁ良い、戦って確かめれば良いだけだ‼︎


「さあ、ここからが本番、全力のぶつけ合いだ‼︎」


俺はジグザグに走ってソフィの魔法を避けつつ接近し、前の試合と同じく【フラッシュ】で目くらましをし、ソフィの腹を柄で突く


「効きませんよお兄様。【風の申し子】とはそういう魔法ですから」


「ーっ⁉︎」


見ると柄は風の魔法で止められていた。【風の申し子】は防御魔法という訳か


「ならば同時攻撃すればいいだけの事」


俺は再び柄で、今度は右脚を狙いつつ、【光弾】でソフィの左脚を攻撃する。


「無駄です。私の認識できる限りの攻撃は効きません。

今度はこちらからいきますよ、【濁流】」


水の中級魔法【濁流】、大量の水で敵を押し流す魔法。

範囲攻撃だから回避が難しいが、この魔法の回避は簡単な方だ。

相手に密着してなければ、だが


「ガボッ⁉︎ガバヴォボバァ‼︎⁉︎」


体は濁流に飲まれ、呼吸も阻害されて、危機一髪‼︎










なんてこともなかった


「(【水晶眼】‼︎)」


魔眼の発動には声は必要無い。普段出しているのはカモフラージュと分かりやすくするためだ。

俺は【水晶眼】で自分の周囲に薄い膜を作り、地面に固定する。

そして【濁流】の魔法が終わった時に【水晶眼】を解く。


「ゲッホォ‼︎ハアッハアッハアッ・・・・殺す気か⁉︎」


「大人しく流されていれば死にませんでしたよ。外傷もありませんしね」


会話だけならソフィは余裕そうだが、ソフィの【水魔法】のスキルはLV6、ついでに【風魔法】がLV8。

【濁流】のレベルは大体8だから相当な負担だった様で、顔色も良く無いし、魔力も245/1160まで減っている。

つまり、戦況はこちらが有利な状態なのだ


「さて、これで最後、決め技ってやつだな」


「そうですか、でしたら私も本気の一撃でお兄様を倒します」


俺は剣を構え、ソフィは『星光のネックレス』に蓄えられた1000の魔力を回収し、魔法を準備する。


「いくぞ、【斬光波】‼︎」


「【嵐之刃】!」


俺の聖剣から光の斬撃が飛んでいき、ソフィからは雷を纏った風が剣の形をして襲ってくる。

二つの攻撃がぶつかり、大規模な爆発が起こった。

最後に残っていたのは・・・・











『勝者!レイア・ドライア・ナイトヴァンス選手‼︎

壮絶な試合(兄弟喧嘩)を制したのは、兄のレイア選手でした‼︎』


こうして俺は、決勝戦にコマを進めた

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