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黒銀の魔眼剣士  作者: 神名一葉
第2章:学院三年生
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反撃

sideレイア


ベルゼを仲間に(買収)した次の日、俺とベルゼ、アヴァール、エッジ、あと何故かクラリスが王城の謁見の間に集まった


「レイアよ、私の財産を削って楽しいか?」


「いえ、ただ、どうせ溜まってくばかりでしょうし、使わないなら使わせていただこうかと。

あと、貴方の命の値段ですよこれ」


金貨250枚が一国の王の命と言い切れる俺も俺だが、金貨100枚で暗殺を受けたベルゼもベルゼだ


「一応、私の財産は私が死んだ時娘のアリシアか、次期国王候補のお前が受け取るんだぞ、アリシアの婚約者殿?」


「・・・・今はこれからの話に集中しましょう」


俺は学院のメンバー全員に王族全員が揃ったこの場で、尋問結果を話した。

ベルゼの証言も暗殺者のクラークさんの証言もある。十分な証拠だ


「・・・・それでレイア、どうするつもりだ?」


「反撃します。その為にここに戦力を集めたんですよ、エンドルフ様」


「ふふふふ、なら私も行かせてもらうわよ、レイア」


まさかの英雄イリス様参戦


「いえ、危険すぎます‼︎それにここが襲撃されたらどうするんですか⁉︎」


「あら、アリシアが居るから大丈夫よ。それにこの娘だって来年は冒k「お母様‼︎」あら、ごめんねアリシア。

まぁ、大丈夫よ。心配しないで」


「しかし・・・」


強い弱いの問題じゃなくて、嫌な予感がするから連れて行きたくない。

イリス様じゃオーバーキルだ。絶対建物が崩壊しそうだから嫌だ。


「・・・・じゃあアリシアを連れて行くのでイリス様が残ってください」


「むっ・・・・いえ、いい経験になるわね。許可します

アリシア、戦とは何か学んできなさい」


「はい、お母様」


これで襲撃メンバーが揃った。あとは実行するだけだ。


作戦はこうだ。まず、エッジが麻痺毒を塗った弓で狙撃し、門番を倒す。

そのあと俺、ベルゼ、アリシアで表から、エッジ、クラリス、アヴァールが裏から入って敵を倒しつつ公爵の部屋を目指す。

公爵の部屋に着いたら公爵を縛り上げ、王城まで連れて帰る。


さぁ始めよう










ーシュッ、シュッ


「「ーっ⁉︎」」


狙撃、終了。


「作戦とはいえ、なんか地味だな。スキルも使わないし」


「ついでにエッジもパッとしないしね」


「そそそそ、そんな事ねぇし!」


俺とベルゼでエッジを苛めつつ、門をくぐって中へ入っていく。


「【鷹の目】・・・・・誰も居ないな。このまま別れよう」


「おう。エッジ、彼女の前だからって格好つけようとしてヘマすんなよ」


「はっ、俺を誰だと思っtへぶっ」


あ、転けた


俺とベルゼ、アリシアで玄関へ行く


「アリシア、ドアを壊してくれ。出来るだけ派手に」


「わかったわ。【炎渦】!」


中級魔法【炎渦】、炎を渦状にして出すスキルだ。

当然炎だから夜中の今は目立つし、ドアは金属製だから屋敷に溜まってく熱量も凄い筈だ。

事実中から悲鳴が聞こえてくる。

俺達は燃え盛る屋敷の中へ入っていく。


「なんだ、意外と人居ないな」


「あぁ、爆発音とかで上に逃げたんじゃね?

【水魔法】と【凍結魔法】の使い手が何人か居たから上から水を流すとか?」


「え、それってまずいんじゃない?・・・・」


「安心しろアリシア、ベルゼが全部『喰って』くれる」


スキルでな


「ちょ、まじふざけんな!水全部『喰え』とかねぇよマジで‼︎」


「・・・・まぁ、冗談はこの辺にして、何か不自然じゃないか?」


「え?何処が?」


「これだけ騒いでるのに、使用人の気配以外感じない。

肝心の暗殺者達とブルアーノ公爵の気配が無い」


「あ、そういや今日のこん位の時間にここ集合とか言ってたな。

もうあれから20分経ってるが」


ブルアーノ公爵本人も不在で暗殺者達が集まる理由、それは・・・・


「ーっ‼︎まさか、もう一度暗殺を・・・⁉︎」


「ーっ⁉︎お、お父様とお母様が‼︎」


アリシアが走っていくのを止める


「待て待て。エッジ達に連絡を入れる。この様子なら私兵も居ないから【念話】出来るだろ」


【念話】には制約とデメリットがある。

制約は、「自分の魔力の届かない所にいる相手に使えない」と「相手の居場所がある程度分かってること」の二つ。

デメリットが「戦闘中に使うと集中力が下がり、死亡率が上がること」と「いきなり話しかけると戦闘中だった場合死ぬかもしれないこと」、

今重要なのはデメリットの二番目の方だが、私兵が居ないなら話は別だ。

いくら俺でも屋敷の裏口付近になら魔力を張れる。


『エッジ、聞こえてるか?』


『ん?どうしたレイア、トラブルか?』


『いや、この屋敷はもぬけの殻だ。

恐らく敵は王城に向かい、暗殺をする様だ』


『ーっ⁉︎すれ違いになったって事か⁉︎』


『そうだ。俺たちは王城へ戻る。エッジ達は執務室から証拠になるような書類を取ってきてくれ。

鎮火ならアヴァールの【凍結魔法】でどうにかなるはずだ』


『わかった。気をつけろよ‼︎』


『そっちも下敷きになんなよ‼︎』


さて、言いたい事は『レイア』


『うおぉ⁉︎ア、アヴァール⁉︎』


どう言うことだ。急にアヴァールから念話なんて


『人の、スキルを、明かす、のは、マナー違反。後で、覚悟』


なんで知ってるんだよ


『レイア、の、【念話】に、割り込んだ。全部、聞いてた』


『あ、え、うん・・・あ、もう魔力が切れるっぽいわー。じゃーな‼︎』


強引に【念話】を切った。

それにしてもアヴァールのやつ、【念話】に割り込むなんて聞いたことないっての。


「連絡はした。王城へ急ごう!」


「おう」


「早く‼︎」


俺たちは王城へ向かって走り始めた。










side三人称


レイア達がブルアーノ公爵の屋敷を攻撃(放火)している頃、

ブルアーノ公爵の雇った数人の暗殺者とブルアーノ公爵本人は王城の、王の部屋に近づいていた


「ブヒヒヒヒィ・・・もう少し、もう少しで王は死に、『戦場の女神』イリス王妃は私の物に・・・」


「・・・・・ブルアーノ公、私達との契約をお忘れなきよう」


「分かっておる。それより隠密に集中せよ」


「・・・・御意」


何処からか聞こえてきた声にブルアーノ公爵は驚く事なく対応する。

声の方も大人しく引き下がり、一見一人に見えるブルアーノ公爵はドンドン王の部屋を目指す


そして遂に・・・


「よし、いくぞ・・・・陛下!陛下!いらっしゃいますか陛下‼︎

緊急事態ですぞ‼︎」


『なぬ⁉︎少し待て、今開ける!」


「ブヒヒヒ、こうもあっさりいくとは」


それから慌ただしい音がした後、扉が開かれ・・・


「ブヒッ」


ブルアーノ公爵が手にしたナイフで斬った






王の部屋から出てきた枕を


「フヒッ⁉︎」


「やはりお主であったか、ブルアーノ公」


「な、ちっ、殺れ、暗殺者達よ!」


状況を理解したブルアーノ公爵の判断は早く、暗殺者達に指示を出した


「「「・・・・」」」


「ブヒヒ、ここからが本番ですぞ、陛下」


「私とてまだまだ現役、負けるつもりは無いぞ」


1対4の戦いが、始まる

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