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黒銀の魔眼剣士  作者: 神名一葉
第2章:学院三年生
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新しい仲間

sideレイア


襲撃の次の日、あれから俺とアヴァールは寮に帰ったが俺は今後のことについて考えていて眠れなかった。

クラスでも明るい雰囲気を作っているムードメーカー、割と馬鹿だが強くて最近エッジとつるんでる

エッジと似たり寄ったりの馬鹿、その分親しみやすくてクラス内でも先生の間でも人気の高い少年。


「そんなあいつが・・・・?」


王族を殺そうとしたのか?

何故、何のために?しかもリーダーの推薦だと?

じゃあリーダーとはどう言う仲なんだ?


「・・・・・わからん」


結局俺は一晩かけて考えたがわからなかった。

一晩と言っても尋問が夜中だったから5時間程度だが、後半ボーッとしてたが、考えた。









「おはようレイア‼︎・・・ん?随分眠そうじゃねぇか」


「あぁエッジ、昨日、『名誉騎士』の授与式があったんだが、いろいろあってな、寝てないんだよ」


「うへぇ、辛すぎるだろそれ。授業中寝るんじゃねぇぞ!」


「お前に言われたくない‼︎」


まぁ、エッジのお陰で少し目が覚めたが。

それからいつも通り授業が始まった。


俺はベルゼを、ついでにアヴァールを観察していたが、特に変な所は無かった。

ベルゼはいつも通り授業を聞いていて、難しくなったら窓の外見ながらペン回し。

アヴァールはノートを取って真面目に、いつも通り授業を受けているが、


「なんで眠くないんだ・・・」


あ、会議室で寝てたからか






そして昼休み


「アヴァール、ベルゼの所行くぞ」


「えー」


えー、じゃない、当事者だろうが。なに自分だけ逃げようとしてるんだ


「えーじゃない、行くぞ」


「むぅ、私は、眠い、のに」


「会議の間ずっと寝てたくせに何言ってるんだ。授業も普通に受けてただろ」


「むぅ・・・・」


俺は膨れたアヴァールを連れて相変わらず大所帯のベルゼのところへ行く。


「ベルゼ、ミレリア先生が話があるそうだ。職員室で待ってるってよ」


「え〜、今飯の時間だぞ?後じゃダメか?」


「多分無理だろうな。なんでも昨晩の事についてだそうだ《・・・・・・・・・・・》」


「ーっ‼︎あ〜、じゃあ無理だろうな。わぁったよ。今行く。

おい、俺の飯食うんじゃねぇぞ!」


ベルゼは俺の言葉で全て察したようで、素直について来た。

食事に未練タラタラだったが。

アヴァールにはベルゼの後ろから隠れてついて来てもらってる。


「で、何の用か、確認のために聴かせてもらえるか?『名誉騎士』サマ」


「わかってるじゃんか。俺の用は三つだ。

一つ目、お前があの逃走した黒マントの男か?」


「・・・・根拠は?」


「捕まったお仲間にカマかけただけさ」


ベルゼの保護は決まってるから多少バラしても大丈夫だろう。

だからアヴァール、廊下の曲がり角から顔だしてジト目で見るの止めろ。


「そうかそうか。内容がとても気になるところだが、今はいい。

そうだ、俺があの黒マントだ」


「そうか、じゃあ二つ目、依頼主のブルアーノ公爵を、あの集団のリーダーを裏切るつもりはあるか?」


これによって今後の事に影響が出る。


「ん〜・・・・幾らだ?」


「は?」


「俺を買うのに幾ら出せるかって聞いてるんだよ」


・・・・買収みたいになってるな


「その前に、金で裏切って良いのか?」


「いいんだよ、元々金のためにやってんだ。金額によっちゃあそっちにつく。

ちなみに俺の貰った金は金貨100枚だ」


「・・・・なら金貨250枚出そう」


エンドルフ様のポケットマネーからな


「乗った。俺はこれからお前の仲間だ。

流石に暗殺者なんて真っ黒な職をずっとやるつもりは無かったから良かったぜ」


なんだ、いいヤツじゃんか


「じゃあ最後、カーススキルについて知ってる事を全て、教えろ」


「くっくっく、そこだけ命令形かよ。

いくら俺の見せたカーススキルが強力だからって誰でも使える訳じゃねぇんだぞ?」


「知っている。俺も俺と、ベルゼと、もう一人以外のカーススキル持ちを知らない」


同類なら黙ってる必要もない


「・・・・お前も持ってるってか?」


「あぁ・・・・ほら」


俺はステータスを表示して、ベルゼにも見えるようにする



名前:レイア・ドライア・ナイトヴァンス

種族:人間族

年齢:14

性別:男

称号:(隠蔽中)

レベル:32

HP:(隠蔽中)

魔力:(隠蔽中)

攻撃:(隠蔽中)

魔法攻:(隠蔽中)

防御:(隠蔽中)

魔法防:(隠蔽中)

俊敏:(隠蔽中)


スキル:(隠蔽中)


固有スキル:(隠蔽中)


カーススキル:【色欲】


加護:(隠蔽中)



「・・・・なるほどな。確かに俺とお前は本当に仲間のようだな。少なくとも俺とお前は、だが」


「もう一人の事が心配なら、見せてやるよ。代わりにお前もステータス見せろよ?」


「構わねぇよ」


了解が得られた為アヴァールを呼ぶ。

アヴァールが廊下の影からトコトコ歩いてきた


「なに?」


「アヴァール、ベルゼにステータスのカーススキルの部分を見せてやれ」


「ん」


アヴァールもステータスを開いてベルゼに見せる。


「あぁ?なんか、あれだな。レイアのは見方を少し変えれば納得だが、アヴァールのは意外だな」


「おい待て、なんだその言い方。俺の見方を変えれば俺は女に手を出しまくる変態に見えるのか?」


「そうだ」


「ふざけんな‼︎女に手を出したことなんか一回もないってアヴァール?」


アヴァールが形容し難い表情でこっちを見てくる


「・・・・私に、近寄ら、ないで・・・変態」


「ちょっと⁉︎」


この騒動は暫く続いた






「さてベルゼ、もう少し聞きたいんだが、カーススキルの使い方を教えてくれないか?」


ベルゼはあの時、間違いなくカーススキルを使っていた


「あぁ?なんだお前ら、使えないのか?」


「あぁ。俺に至っては何も知らないしな」


「私は、七つ、あるとしか・・・・」


「ふぅん・・・・・俺の場合、使い方は教えてもらったっつうか、取引したっつうか・・・」


随分と曖昧な答えだな


「信じてくれねぇかもしれねぇが、カーススキルの使い方は世界三大脅威の『雷魔』との契約で手に入れたんだ」


「ーっ‼︎⁉︎」


ここでその名前が出てくるのか


「俺、家族を盗賊に殺されててさ、復讐したくて、でも力がなくてな、森で泣き寝入りしてたんだが、

その時黒い靄みたいなのが来て、「俺は悪魔だ。願えば代償と引き換えに叶えよう」とか言ってよ。

答えちまったんだ。「復讐する力が欲しい」ってな。

そしたら『雷魔』の奴、俺にカーススキルを植え付けて、使い方を教えて消えちまったんだよ」


「・・・・払った代償は?」


「髪の色と、魔力、殺した盗賊の魂だ」


ほぼノーリスクだな


「そうか・・・・それで、使い方を聞いても良いか?」


「あぁ。まずカーススキルの解説だが、カーススキルには名前がある。俺なら【悪食】だ。

で、カーススキルを使うにはそのスキルの名前と同じ『欲望』を伸ばしていくんだ。

俺の場合【悪食】だから兎に角喰いまくった。

食って食って食って、満足するのに段々時間がかかるようになるとスキルが成長するんだ。

それで漸く使えるようになる。使い方は念じれば分かるぞ」


「つまりあれか?アヴァールなら欲しいものを集めまくり、俺は女と交わりまくらないと使えないってか?」


俺だけ制限がキツイ


「いや、『欲望』の質によるからな。お前の頭の中がエロい事でいっぱいになってれば良いんじゃね?」


・・・・安心するべきなのか怒るべきなのか、俺には分からなかった

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