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黒銀の魔眼剣士  作者: 神名一葉
第2章:学院三年生
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反乱

sideレイア


エンドルフ様との挨拶が終わり、遂に宮廷魔法師の所へ行けるようになった。


「宮廷魔法師宮廷魔法師宮廷魔法師・・・・・あぁ居たぞ、アヴァール、あの人だ」


「ん・・・速く、行く」


俺の視線の先には真っ白な白髪に皺の多い顔、金色の目をした外見70代のエルフ族のおじさん。

名前は忘れた。俺との接点が無い上に魔法に興味があまり無かったからだ。

まぁ、会ったこと自体はあるが


「お久しぶりです。宮廷魔法師殿」


「ん?・・・おぉ、おぉ!これはこれはレイア殿、大変お久しゅうございます。

儂のような老いぼれに何かご用ですかな?」


うん、相変わらず親しみやすい。だけど名前は思い出せない。


「実はこの後相談がありまして、お時間頂けないでしょうか?」


「ふむ、魔法に関心の薄い貴方が珍しいですな。構いませんよ。

儂のような老いぼれは、貴方方の様な若い者を育成するのが楽しみですからな。ほっほっほ」


最後に会ったのは10年くらい前だが、元気そうだな。

昔は「もう寿命だ」と言うのが口癖だったが、本当にただの口癖だった様だ。


「ありがとうございます。その時にはこちらのアヴァール・アワリティも参加致しますのでよろしくお願いします」


「アヴァール・アワリティ、レイア、の、同級生。よろしく、おねがい、します」


「ほっほっほ、同族の子かね。よろしくのうアヴァールさん。

レイア殿、会うのはパーティーが終わった後の20分後に迎えを寄越そう」


「はい、よろしくお願いします。

それでは俺はこれで」


「うむ、その子と楽しんでいきなされ」


宮廷魔法師の老人(未だに名前がわからない)は何処かへと消えていった。

会話が終わり、周りに注意が向かうと音楽が流れているのがわかった。


「楽しめ、か・・・・・アヴァール、踊るか?」


「ん。エスコート、して、ね?」


アヴァールは小首を傾げながら言った。

それから俺とアヴァールは二人で踊り続けた











が、踊り続けただけでは済まされなかった。

アヴァールと踊ってから約30分後、授与式が行われた。っていうか今やってる


「ナイトヴァンス公爵家長子、レイア・ドライア・ナイトヴァンスよ。

貴公は未確認Bランクの魔物を発見し、未来ある学院生を救い、あろうことか撃破してみせた。

去年の夏には帝国から来た皇子との決闘にも勝利し、帝国からも認められる程の素晴らしい力を見せつけてくれた。

よって、貴公のその力と人間性を讃えて、ここに『名誉騎士』の称号を授けよう」


エンドルフ様が装飾されたただ飾るだけの剣を、跪いている俺の方へ持ってきた瞬間、


ードゴォオオォオォン‼︎‼︎


突如、爆発音が響いた。


「ーっ⁉︎何事じゃ!⁉︎」


「陛下、外を見て参ります。レイア、お前は陛下をお守りしろ」


「はい」


アティさんが部屋の外へ出ていった。それから数十秒後、再び事態が悪化した。


ーパリィィィン‼︎


部屋の上の方に付いていた窓が複数割れ、そこから何人もの黒マントの人達が入ってきたのだ。


「ーっ⁉︎なんだお前たちは⁉︎」


「「「「「・・・・・」」」」」


黒マント達は無言でこちらへ向かってくる。


「聞く耳持たないってか。

アヴァール‼︎結界を張ってエンドルフ様達を守れ‼︎俺はこいつらを騎士団と抑える‼︎」


幸いここには警護にいた騎士が何人か居る。人数差は多少埋めれた筈だ。

俺は無言で襲いかかってくる黒マント達に取り出した聖剣で斬りかかる。


「【救済者】発動、【神聖剣】発動‼︎」


【救済者】のお陰で【光魔法】の威力も上げ、念のために【神聖剣】で【闇魔法】と【深淵魔法】を無効化する。


「はあぁっ‼︎」


俺は致命傷を与えない様に最新の注意を払いながら黒マントを斬っていく。

そして残り僅かと言うところで・・・・


「このぉっ‼︎」


「ーっ‼︎」


ーギィィン‼︎


中々手強そうなのが出てきた。


「【光弾】!」


「【炎弾】」


威力が増幅されたとはいえ、元が強くない俺の魔法スキル。

下級の魔法だったが、相手の魔法で打ち消された。


「だったら、【光鎧】!」


光魔法の防御系スキルを身に纏い、攻撃を全て受けながら攻めに出る。

敵の懐に飛び込み、聖剣で脚を斬りにかかる。


「ーっ‼︎【闇壁】!」


いくら相性が良いとは言え、流石に剣では中級魔法は斬れず、弾かれてしまう。


「【闇槍】」


跳んで逃げた先に中級魔法が飛んでくるが、今の俺には効かない。

【神聖剣】で鎧の威力が上がり、【闇魔法】の威力が下がってるから問題無い。

相手の切り札が【闇魔法】で、俺の切り札がそれを弱体化させるスキルだっただけの事。


「俺に【闇魔法】と【深淵魔法】、大体の下級魔法は効かないぞ。観念しろ、仲間は殆ど捕まったし、時期に副団長も戻ってくる。

お前に逃げ道無い。洗いざらい情報を吐いてもらうぞ!」


俺の周りには二人、黒マントの後ろに三人騎士が居る。間合い的にも互いの距離は2mと少し、絶対に逃がさない。

そう、思っていた。この言葉を聞くまでは


「・・・・・カーススキル、【悪食(グラ】発動。

悪食之鞭(グーラウィップ)】!」


「ーっ⁉︎カーススキル⁉︎」


俺が驚いてる間にもスキルは発動し、黒マントのマントの中から真っ黒な、所々に口が付いた触手が2本出てきて・・・・


ーガブゥッ‼︎ボリッ‼︎バリッ‼︎


床を破壊・・・・いや、床を「捕食」し、その穴から逃げていった。


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