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【狂化】スキルに特化にした最強の【狂戦士】になろう!〜知能値-9999を代償に手に入れた力で無双するVRMMO〜  作者: 左ライト
アップデート編!

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俺はマヌケだ……!

 前回までのあらすじィ───ッ!!

 ワシ、バサラは新学期初日から寝坊をかまして通学路を食パン加えて走っていた!いっけな〜〜いっ!地獄地獄ゥ〜〜ッ!!


 そして通学路で謎の美少女、アルスカトリーヌと衝突っ!いってててて……もう!ちょっとは前見て歩きなさいよねっ!!


 そのまま急いで向かった学校で、なんとアルスカトリーヌと再会〜〜ッ!?彼女はなんと今学期からの転校生だったのだッ!!あ、食パン男、周り見てねーのはテメーもだろ?きーッ!いけ好かない奴ッ!!


 登校の縁で席まで隣になり、転校したばかりの彼女をささえる事になったワシ。

 こんな女と生活なんて……そう思っていたものの、話してみれば彼女は案外いい奴で、ワシの知らん事を色々と教えてくれた。


 【光喜神】と【狂神】の対立。

 勝者となった【光喜神】の優しさ。

 宗教の成り立ち。

 神々の滅びと宗教の腐敗。

 それに立ち上がった【狂神】の信者。


 彼女が語る話は小難しくて半分ぐらいは聞き流していたが、それでも彼女がスゴイ事は変わらない。

 ワシのアルスカトリーヌへの目線が変わる中、彼女はワシに教えてくれた。

「自分もまた、その【狂神】の信徒だったのだ」と────。


 ジャカジャンッ!!回想終わりッッ!!!

 こっから最新エピソードな〜〜っ!!なんか知識前提話出たらちゃんと都度話すけど、深く知りたかったら過去の話を見返すがいい────ッ!!


「確かアルスカトリーヌさんの言う『狂忌神霊会』当時の話も、今から数えれば数百年は前の話なんでしたよね」

『ええ、そうですね。本当に……懐かしい記憶です』


 彼女はこのなっがい長い話が始まる前に、自分は人の理を離れたと言っていた。

 話を聞く前はコードかギアスかなんかでも継承したのかと思っていたが、どうやら契約したのは()とらしい。


 彼女は星と契約して、ほぼ無限と言っていい命を手に入れた。

 その代償に、永劫を星に仕えるのだとも。


 何故そのような事をするかと言えば理由は単純。

 自らが語り手として、未来の人に【狂神】の教え、そして『狂忌神霊会』の成した事を遥か未来へ遺すためだという。


「星に仕えるとか嫌じゃないんですか?【狂神】を信仰してるっていうのに」

『捉えようによっては、星もまた【狂神】様なのです。というより、実際星の内には【狂神】様の残骸もありますし』


 残骸て……ええんかそれで〜?

 多分肉体を離れた神の魂の成れ果てかなんかなのだろうが……悲しくならんのかな。

 いやそんなん見て悲しくなるようじゃ、そもそも神性無くなってくたばる姿でもうコミュ抜けてるか。


『私はただ、皆を忘れてほしくないだけでした。

他の皆は──いえ、私もはじめは神を、その教えを失われるのを止めるために集いました。

でも私はそれ以上に……あの場に、温かな思い出を残してしまった。

しかし私達は敗れ、歴史から名を奪われた。

そこで戦った私や彼等の名もまた同様に。

……教えの継承には代えが利いても、彼らの真実を伝えられるのは私だけですから。』


 ふーん、よっぽどいい仲間だった訳だ。

 スゴイなーいい話だなー、これ俺以外が聞いてたらもっと盛り上がるんだろうなァ〜!


 残念ながら俺は一般エンジョイプレイヤーなのでぇ〜〜……!!

 これらの情報がどっかに流れることはァ〜〜〜〜〜〜ッ!?!?


 デンッ!!無いィ〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!


 ここでの話は、俺とアルスカトリーヌだけの秘密のなのさ……ッ!!

 あと単純に情報共有の為に書き込みするのが面倒くさいッ!命とかくれたらやってあげてもいいぞ──ッ!!


 しかしまぁ『狂忌神霊会』……いうなれば【狂神教】か。そんなもんがあったとはだな。

 てっきり『狂人』とおんなじ馬鹿種族だと思っていたが、なんか重要な意味でもあるのだろうか。

 気になったので聞いてみると彼女は平然と答えてくれた。


『星はプレイヤーに多くを求めてはいません。

滅びを回避するための一手ではありますが、大きい物ではない……精々がまぁ、大海へ投げ入れる小石のような認識です。

【狂神】の名だって形ばかり。

表現に体のいい名前を与えたという程度のものでしょう。そう気負う物ではありませんよ』


 おお、意外な反応。別に【狂神教】の復興とかしなくていいんだラッキ────ッ!!

 まぁそもそも『やれ』と言われた所で【殺意の塊】があるのにどうやりゃいいのという話もありますッ!!


『まぁでも、私から一つ頼めるなら、その名に恥じるような行いはしない事を。

【狂神】とは争いに生きた神。怨念や負の感情を尊んだと伝わっていますが、その本質は「不条理に抗う自由」

何かに縛られず、従うことも無い。己のまま望むままに、貴方の道を進んでください』

「了解──というかまぁ普段通りって事ですね。好きなようにやらせてもらいますよ」


 結論、ワイの活動方針に変更無し──全てが正義だ────ッッ!!!!

 これからも自由に遊ばせてもらいますぞォ〜〜ッ!!この世の愚民どもに【狂化】の素晴らしさを教えるまで、俺はこのゲームに喰らいつき続けるのさ……ッ!!待ってろよエブリバディリッスン────ッッッ!!!!!


『ふふふ、そうでしたね。貴方は本当に自由で型破り。とても面白い(プレイヤー)でした』

「そう思ってもらえたんなら光栄ですね〜!」


 えへへ!【狂化】くん褒められちゃった!!えへへへへっ!!

 うーむ、実際今回の戦いは凄かったなぁ!ギリギリまで追い詰められて、追い詰めて、撒かれたブラフを全部読み切っての完全勝利……ッ!!

 ハッキリ言ってベストバウトだ!!

 あれ以上のモンは中々出来たもんじゃない……フフ、それを分かってくれましたか!!


『えぇ、パーティを組みながら一人でボスに挑むプレイヤーなんて初めて見ましたから』


 ……

 …………

 ………………うん?

 何を言ってる、この女は?


 パーティ?言っておくが俺はソロだッ!!

 というかこの下級上級共に未発見の激レアダンジョンに誰かを連れてくる訳がない。


 頑張って何日もかけて上級ダンジョン攻略してんのに途中で掻っ攫われたらハゲるからな。

 だからこの前再挑戦に戻って来た時も追手がいないか気を使って───


「……あれぇ?」

『……?』


 俺、エスレイ追い出した後──パーティ解除したっけぇ?あれあれあれぇ?


 クッ、まだだッ!!確かめるまではシュレディンガ───ッ!!

 ピッとやってパッとステータスオープンッ!!そして横の色々書いてあるタスクバーからパーティの欄を選択してボタンポチィ────ッ!!!


▼▼▼▼


◉PARTY

・LEADER

‐バサラ(PLAYER)

・MEMBER1

‐エスレイ・B・ドレイク(NPC)


▼▼▼▼


「いるゥ────ッ!!めちゃくちゃパーティ入ってるゥ〜〜〜〜ッ!!うわ────ッ!!」

『……も、もしかして、気付かれてなかっ……』


 ちきしょう──!やらかしたッ────!!

 でも仕方無いだろ……!!このゲームでパーティ組むの二度目なんだから……ッ!!というか普通距離離れたら自動で解除されるシステム組むのが人間のルールじゃないのかァ〜〜ッ!?するわけねぇだろパーティ組んで遠距離恋愛ッ!?彼氏が都会出たら速攻で出会い系アプリ入れるわ───ッ!!馬鹿ァ〜〜〜〜ッ!!


「フッ……憐れむのはやめてくださいアルスカトリーヌ、俺はただ頂を見たかった──強者たる貴女に全力で挑戦したかった、それだけですよ」

『どうしよう流石に説得力が無い』


 よいのです、よいのですよ…私はそれで、よいのです。フフフ……


 よしっ!気持ちを切り替えようッ!

 しょーもない事を気にする必要はない、何故なら俺は勝ってるからァ〜〜〜〜ッ!!これで負けてたら恥じるけど勝ってるもんねェ〜〜〜〜ンッッ!!!


『まぁ、普段マヌケでも勝てたのならそれで十分でしょう。貴方の強さの証明です』


 それもかなり並を外れた……とアルスカトリーヌは続けた。

 まぁ〜〜〜〜ッ!!?俺と【狂化】のコンビは無敵なのでねェ〜〜〜〜ッ!!!?!?その評価、大当たりだよ。投げキッスはこの前オキに誹謗中傷されたから今回は無しだ──代わりに指ハートをくれてやろう。


『おっと──そろそろ星がお呼びのようですね。随分と遅くなりましたが、私が最後にお見せしたかったのはこの場です』


 そう言って彼女は立ち上がると、目の前の扉を指差した。

 うん……死ぬほど遅くなったね。話の七割ぐらいはもうこの階段に座ってしてたもんね。


 しかし、ここを超えればようやく終わりだ〜〜〜〜ッッ!!!!

 1時間近くか……!!長かったな……ッ!!

 始まった時はさっさとログアウトしてとっとと寝たかったが、今はその時よりもっと眠いぞッッ!!!!


 しかし文句は言わん……ッ!!

 アルスカトリーヌの機嫌を損ねるか損ねないかで報酬の有無が関わってるかも知れんのだ……ッ!!俺は彼女の全てを尊重する────ッッ!!!


『どうぞ、着いて来てください』


 彼女はその古ぼけた扉を開き、その中へと進んでゆく。なんも無いだろうとは思いつつ、少々警戒して俺も続いた。


──暗い。とても暗い。

 俺には暗所で目の利く【夜目】のスキルがあるが、多分それは働いていない。

 恐らくだが、光がなくて暗いのではないのだろう。暗いという特性を持ったエリアなのだ。


『ここはかつての争いに敗れ、死していった同胞の眠る場所……名を【冠なき(ヘレス・レス・)陵墓(アルディオン)】と言います』


 真っ暗な部屋──いや、恐らくはもっと広い。地下の洞窟などとはまるで別の……別エリアか?

 何一つ見渡す事の出来ない空間の中で、アルスカトリーヌだけが光を帯びて立つのが見える。


『……話の続きは、貴方にここが見えるようになってから──ですね』

「そうだな。どうやらまだ、俺にはその資格がないらしい」


 彼女にはここがフツーの空間と同じに見えるんだろうが、俺には見えんっ!!

 見えんのだからどうしようも無いだろうッ!!早く終われ──ッ!!


『狂気の勇者。貴方の向かう先に……どうか、同じ光があらんことを──』


 そう言って彼女は俺の顔に手を伸ばす。

 敵対意思は無さそうだったので、素直にそれを受け入れてみる──と。


「──っおおッ!?何だ!?戻されたッ!!?」


 なんと一瞬の間も違和感もなく、教会にまで戻されていた。

 しかも吹き飛ばしたはずの屋根や壁もと通り、綺麗な状態に戻っている。


 なんじゃあこりゃあ!!世界と契約した特権かなんかかッ!?いやまぁフツーにイベント演出なんだろうがッ!!


 そして当然というか、アルスカトリーヌもいなくなってしまった。


 挨拶の一つぐらいしたかったので、一応教会に鎮座する像……恐らくは【狂神】の像なのだろうソレをどかしてみるが、今度はそこに地下への道は存在しなかった。

 まぁ、彼女がまた出てきたらこっちも出てくるんだろう。ちょっとだけ楽しみにしておこうかなッ!!


 そんじゃあ帰るかと思ったが……俺の第六感が俺の後ろ髪を引いた。まだだ、多分だが……まだなんかある!


 教会の中は見た。普通のボロ教会だ。

 ならば見ていないのは建物の外────ッ!!


「うおりゃあああ────ッッ!!!大丈夫か今助けるぞおおお────ッッ!!!!」


 ドアを蹴破ってダイナミック脱出ッ!!外の空間の壁にドアがぶつかって土埃が舞う──!!


 そして同時、教会側の開けた空間……先程アルスカトリーヌを倒した場所に、何か小さく光って見えたっ!!うっひょ〜っ!!お宝だァ〜〜ッ!!


 早速近づいて、落ちてた物を拾い上げてみると……


▼▼▼▼


「狂気に堕ちし姫の首飾り」

・装飾品

効果:装備者が【狂気】状態である場合その錯乱効果を打ち消し、装備者は【狂化】や【狂気】状態のプレイヤー・NPCに攻撃対象に選出されづらくなる。この効果は【狂気】の状態に応じて性能が変化し、高度な【狂気】状態では対象に選出されない。


▼▼▼▼


 ふーむなるほど?俺というか、俺とパーティを組む時に相性がいい効果のアイテムだな。

 つまり要らねぇって事だ、キィ────ッ!!


 まぁ、オキやモリやオッサンやブラン、リオちゃんやグレンくんとなんかが理由でパーティを組むこともあるかもしれない。あとはおっぱいもか。

 たしか【狂気】を周りに与えるスキルもあったしなッ!機会があれば多少使えるさ、きっとッ!!


 捨てる意味もないのでインベントリに叩き込み、さっさと教会の魔法陣に乗る。そうすればもう俺はダンジョンに入り口に早戻りだッ!!ンンンお疲れ様ァ────ッ!!


 こうして、俺はようやくこの上位ダンジョンの攻略……そして脱出に成功したのだったッッッ!!!!!マルゥ──ッッッ!!!!!


『上位ダンジョン【地底眠る狂信の墓窟教会】を完全攻略しました』

『プレイヤー:バサラには攻略報酬として【埋没闘技場】および【墓窟教会】のギルドホーム権限を付与します』

『「神杖のアルスカトリーヌ」から報酬が付与されました内容を確認しますか? YES/ NO』


────よしッ!

 残りは別日の俺に任せるぞォ〜〜〜〜ッ!!今度こそバイバ───イッッ!!!!

攻略期間……6日(2年ちょい)

首飾りの対象無効効果はその前の打ち消し効果から繋がっているテキストなので装備者が【狂気】状態じゃないと発動しません(カードゲーム脳)


評価・感想・なんかよくわからんスタンプのアレなど心の底から感謝です……!!

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