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異世界でも強いだけでリア充出来る訳じゃない  作者: 脱力呼吸法
第2章 赤の迷宮と骸骨達の騒乱
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魔剣2

 ゴウレムの頭部照明(ヘッドトーチ)が暗闇を照らす。

  赤の迷宮の低層は大して危険というわけでもなく、鉄格子で仕切られた街の地下水路とも通じている。脅威となるのは散発的に現れるマッドラッドぐらいのものだろう。それでも賢明な奴になると、ガチャつく武器の音を聞いただけ尻尾をまいて逃げていく。 

「よし、関門突破」

「というかあの門を突破するためにあなたのギルドカードが必要だったのよね……」

 ヤフタレクの目の前で幻術を解いたフィーナの姿が黒猫からエルフの姿に変わった。いや、戻ったというほうが正しいのだろう。脳味噌に直接作用する強力な魔術は、ありもしない存在の匂いから温度まで対象に知覚させてしまう。ただしこの術の効果範囲は狭く、また体力の消耗もはげしい上に、もともとの姿からあまりにものかけ離れたものになると無理が出る。長い時間をかけて、肉体を根本から改造するわけではないからだ。

「お役に立てて何より」「いえいえ、」おどけて一礼するヤフタレクにフィーナは苦笑いで答えた。もとより二人の仲はそういう話だ。ヤフタレクは迷宮に関する知識と技術を提供する。フィーナは魔術と武力と、ヤフタレクにいわせれば「縁」を提供する。そんな話は抜きにしても、フィーナは仲間を想う男の気持ちを無碍には出来なかった。

 コツコツと渇いた足音を立ててヤフタレクは、……そういえば

「キリサキのやつはどうしたんだ?あの事務所にいるはずなんだが」

「たしか、夕方ごろにエルトリア流の道場に死亡通知に行くって出ていったけれど……」

 言い終わりに、もどかしい何かがフィーナの咽喉に引っ掛かる。

「それにしちゃ時間が掛かりすぎる」 

 続きをヤフタレクが引き継いだ。

「そう。遅いわね。でも意外と歓迎されているのかもね。日頃、通うくらいの仲だってキリサキから聞いてるし」

「やたらしぶとそうだからな。あれは」

 フィーナがニヤッと邪悪な笑みを向けると、ヤフタレクもつられて笑った。それから急に表情を変える。

「それで、どのルートで行くつもりなんだ?」

 現状、一番安全なルートは封鎖されて絶対に使えない。見張りが多過ぎるし下手をしたら捕まって口封じに殺される可能性もある。最近はギルド直轄の実務部隊「夜行」が出るなんて話もきいた。「夜行」の残酷さは有名だ。実力はあっても、その素行にあまりにも問題のある冒険者は文字通り消される。昨日までのいたはずの冒険者が冒険者名簿から姿を消す。街から10キロ離れた場所にいるのに「迷宮で行方不明」になったり「迷宮で行方不明」になったり「迷宮で行方不明」になったりする。もっともギルドは「夜行」の存在も含めてこれを、人心を混乱させギルドの結束と利益を損なわんと画策する輩の根も葉もない出鱈目である、と否定しているが。

「今は一層目で、a-1の丁字路の二番目の道に入ったよな。で、途中でa-2、b-2と区画を二つ通り抜けからいまはb-3だ。基本的に正規ルートに通じる分かれ道は全部封鎖されている、と」

 ヤフタレクは8×8に分けられたキャスリングの盤面と曲がりくねった道を頭の中で重ね合わせる。基本的にメンバー内でのマッピングは全部ヤフタレクが行ってきた。

「ギルドの封鎖した道はa-1入って右から、→↑↑→↓←潜って二層目で↓↓←↑↑↑→……。a-1、b-1ていうのはキャスリングのマスからだな」

「へえ、面白い分け方するのね」 

「初代ギルド長がキャスリング狂だったんだと。これは街の区画に当てはめて迷宮を区切ったものだから年々横幅が増えていって……。この迷宮ギルドに保管された地図を合わせるとこの街の倍。未踏破領域はを計算に入れれば何と今の五倍だぜ、すごくないか」

「……途轍もなく大きいわね。それで、一番見つかりにくそうなのは、どれ?」

「どれも、似たようなものだろうな」

 そもそも地上にある迷宮の入り口を封鎖している以上、必要以上に人を配置することに意味はない。それがあまり人に知られたくない事案となればなおのことだ。

「が、それでも安全を取るべきだよな」 

 そういってヤフタレクの人差し指は道を示した。



 青い色をしている。世界が空の青色に浸かっている。

(剣界が強い……。無意識に私の魔術を潰すということは、こいつは父上と同じ魔剣だな。ああ、面倒くさい‼)

 耳のすぐそばに何かが叩きつけられ、脳天に破砕音が突き抜ける。薄くなった天幕越しに焚火と、ゴーレムの工房で見かけた旧式の運搬用ゴーレムが八本の足を折りたたんで休息している姿が確認できた。

「…………」

 何ともなしに霧崎は目を開ける。上半身を起こすと同時に、青色の世界は、いつもの暗い色彩を取り戻した。

「起きたか‼さっさと剣界を解除しろ!」

 丸が三つ、逆三角刑の頂点にあると人は無意味な並びでもそれを顔と認識するらしい。霧崎の前にあるのは無表情とも怒っているのとも違う、しいていうならば仏頂面だった。仏頂面は霧崎の肩を掴むと前後に揺さぶり、もの凄い剣幕で怒鳴り散らす。だが、ケンカイ?とは一体何ぞや?頭を左右に振る霧崎の頬を、先程まで肩を掴んでた二本の手が挟んで固定する。

「、解除したか!よし、そのまま動くなよ」

 表情は変わらず声色だけが変わった。誰だか知らないが忙しい奴だなと思った。起き上がった上半身の背中側に回り込んだせいでちょっと男か女だかは判らないが、周りの人間からすればやはり面倒くさい奴だろう。

「傷は浅い。斜めに大きく走っているが、大方は肩甲骨と肋で止まっている。それに一部は筋肉も切れていない」

 それは知っている。服を着ていないのは治療の為に脱がされたからだろう。

「……傷は浅イが、切り傷に服の繊維が巻き込まれたり剣自体が汚れていた場合と、汚水に浸かっテいたたメに感染症になる可能性が高い、ダろ」

 鬱々とした声で霧崎は背後の奴に向けて言い放った。これで少しは静かになってくれれば嬉しい。そうでなければあとは適当に聞き流すことにしよう。

「……むう、」

 背後の気配が不愉快そうに沈黙する。あっ、これは不味い。背中の人物が霧崎を助けようとしてくれたことは確かなのだから、機嫌を損ねられると申し訳ない気分になる。謝ろうにも治療の為にふりかえることは出来ない。仕方なく、霧崎は肩越しに声を掛けた。

「すまん。……助けてくれテ、あリがとう」

「ああ、どういたしましてと言ったところか」

 返って来たのは、過剰なまでに素っ気ない言葉だった。それからまた、背後で治療の手が動き始める。取りあえず今の反応で分かったことが一つ。

 なるほど、女だな。この反応は間違いなく女だ。面倒くさい。

 ということは冒険者の一団にでも運よく拾われたのだろう。こうした場合、あとから治療代が吹っかけられるとヤフタレクから聞いたことがある。

「……ハぁ、」

 溜息で背中の気配が強張るのが分かった。何か勘違いしているのか知らないが、多分違う。 

「俺の武器……」

 またあの鍛冶屋に行って頼まないといけない。そのことを思うと霧崎の胃のあたりが痛くなってくる。それだけならまだしも、ゴブリン師匠からもらった「竜の爪」まで失くしたかもしれない。それが最悪だった。

「武器の心配か……それより自分の体を心配した方がいい。傷はもとよりあれだけ水に浸かっていたんだ。体力の消耗も酷いだろう」

「体はもう放っておいテも治る。だケど、痛んだ武器を元に戻すノは大変だ。あれだけ土砂混じリの水に浸かっタなら刀身に細かい傷が付いテしまう」

 ベチッと霧崎の背中が音を立てた。

「痛ッ‼」

「終わったぞ、しばらく寝ていろ」

 そういって去っていくそいつの姿は去っていく姿はローブとフードで覆われている。ローブの裾はボロボロに擦り切れて、もう何百年も使い古されているみたいだった。


 霧崎は頭の後ろで組んだ両手を枕代わりに寝台に引っくり返った。

 さて、傷も治ったところで剣の事を考えよう。

 ヤシャの事を考えよう。

「…………」 

 あいつは間違いなく天才だ。

 一刀を両手で使うというのはどういうことなのか。「斬り」の分割作業、引くと押すの左右分担。刀が生み出す遠心力の吸収の効率化。二本ある手が、受けのさいに相手の剣戟を吸収する粘りを生む。

 では、二刀で剣を使うということはどういうことなのか。

 左右の剣が攻撃と防御を瞬時に切り替える。ヤシャの剣は刃渡り60センチ弱。単純に剣を振るなら剣筋は片手の方が安定する。ヤシャの使う剣は重心が柄側にあるため武器に対する意識はそのまま手の延長になる。水を入れた椀を持って歩くとき片手の方が安定するのは体幹からの揺れを伝えてしまう手という導管が少ないからだ。

 故に二刀と一刀、剣と刀では、剣術においてもっとも重要な腰から下の動きがまるで違うものになる。

 その分、歩法において霧崎は少しだけヤシャよりも上だと思う。ただし左右の手の自在さは勝負にならない。

「…………二対一では話になラない」

 戦は数と勝機。しかしヤシャと正面衝突した場合の勝機とはなんだ?

 敵は二刀で一つの剣術だった。右と左がまるで別の拍子で動く。左の拍子を超えようとすれば右に切られる。その逆もありだ。いわば連携のとれた二人の達人を同時に相手にしているようなものだ。

 寝台の下の川の轟が霧崎の脳を揺さぶった。目を閉じると河の唸りが堅固な城塞となって、周囲の変化から霧崎を隔離した。

 脳裏をイメージが疾走する。それはこの世界にきてから常に頭の片隅にこびり付いていた、明確な経験の名残だ。音の結界の中で、今再び霧崎はあの時を追体験していた。

 噎せ返る様な生命の匂いが鼻腔に満ち、深い霧の冷たさが肌を刺す。ゆっくりと、這いずり寄ってくる大きなものの気配に俺は振り向いた……。

 蠅と手と。大蛇と木刀。

 二年前のあの日、何故か大蛇を殺せた理由。蠅の影を打たせる術理。おずおずと霧崎の目が見開かれる。二年前から。俺はあの時を探るために何度も剣を振るっていたのかもしれない。俺みたいな軟弱な男が生き、そして捕食者たる蛇が死ぬ。幾ばくかの申し訳なさと、常識の枠を超える事態への興味が幾重にも変化し、とうとう巡り巡って同じところを考えるにいたった。

 あいつらは死んで、俺は生きている。それらは全て偶然によるものなのか?その偶然に一貫して付いて回るある種の法則が存在したのではないか。

 自然と霧崎の左右の手が存在しないはずの太刀の重さを計る。

「魔剣…………大蛇骨断(おろちほねだち)、」

 手中に太刀(かた)には相応しい名前があった。自ずと零れ落ちた名に霧崎の心臓がどぐん、と一際強く鼓動を鳴らした。

 自分でももうどうにもならないくらいウズウズしているのが分かる。血だ。血が欲しい。鉄錆びのような香りと安物のワインのような苦味。味わうほどに抜け出せなくなるそれを思い出すうちに霧崎の顔はニコニコ笑い始めてしまう。 


 くく、

 押し殺した笑い声が霧崎の興奮に水を差す。なるほど先程までの自分の姿は、はたから見れば滑稽だったかもしれない。

「魔、剣っ!オロチホネダチ‼最高っ‼」

 けれどもここまで笑うのはあんまりだ。文句の一つも付けてやろうと声の方に意識を向けると、しかし唐突に痛み出す脇腹と焚火が、霧崎に天幕の向こうは危険だとシグナルを伝えてきた。

 結局、心の準備をする間もなくばさり、と勢いよく霧崎を覆う天幕が払いのけられた。焚火を背負い立つその姿は一週間前にはよく見かけていた人に似ている。腰まで続く、逆立つ角のような白髪。目の色はセレナとは違う深い蒼で、エルフの長い耳は上半分を蜥蜴のものに似た黒鱗が覆っていた。そして何よりも目立つその服装。

「うゥ、地上最強のメイド長」

 この世に師匠よりも強い人がいると霧崎に教えた存在。

「……ゴブリン剣士のキリサキ。失礼、あまりにも飛び抜けたセンスだったものでつい、笑ってしまいました」 

 ただそこに居るだけで、彼女を中心とした煌々たる覇気が迷宮の闇がもたらす息苦しさを払いのけてしまう。敵味方関係なく、この人物のそばには妙な安心感がある。

「っテ、何故あんたがコこに。将軍の息子の護衛で行方不明になったハず……」

 霧崎の慌てぶりにメイド長は微笑みながら、

「ええ、ですから私がここにいるのです」

「そウか……。死ぬハずがなイと思っていタけど、しぶとい」

 二人して運よく冒険者の一団にでも拾われたのか。

「……まあ、私は死にませんよ。滅多なことでは」

 メイド長は顔を俯かせて、自嘲気味にそんなことを溢した。

「ア、あとセレナさんガよろしク伝えておイてくれと言っていマした」 

 少しだけダークエルフの顔に陽が差した、がそれもすぐに消えた。霧崎に一旦背を向けて、メイド長は焚火のそばの丸太に腰を下ろした。立っていた霧崎も寝台に座る。

 こちらも胃のあたりが辛い。次の質問は大体予想がついてしまう。

「……若は無事でしたか?」

 焚火を前にして、開口一番メイド長の顔には深い焦燥が炙り出されていた。やはり胃のあたりが痛かった。霧崎は首を横に振って応える。

「死んダ。護衛の二人―――イタカとスルトも死んデいた。ギルドには首ガ三つ届けられた

 殺気に乾いた唇を舐める。もう一呼吸。

「ソれから、斬ったのはヤシャとイう二刀遣いの男だ。あンたには関係ないだろうが奴は魔剣で、俺は二回遭ったガ二回とも取り逃がした」

 女の手が動いた。辛うじてそれは見えた、けど防げない。影が動いたと思ったら、首を掴まれて片腕で体を持ち上げられている。

「カ……、」

 女の力加減ひとつで首を折られるか、咽喉を潰されるか。そうでなくても、的確に霧崎の頸動脈を捉えた親指と人差し指が脳に送られてくるはずの血流を止めている。ここまでされているのに無数の刃のような殺気が体の動きを雁字搦めにして、指一本動かなせなかった。

 殺されるかもしれない、いや、途中で仏頂面の制止が入らなければ間違いなく殺されていた。

「セレン。放してやらないと死ぬぞ」

「ああ……」

 どこか上の空な様子で、セレンは投げやりに左の五指を開いた。霧崎は尻から落ちて、荒い呼吸を繰り返した。

「食え」

 仏頂面が差し出した手を引くと霧崎の前には焼き固められたパンと得体のしれないにおいのするスープが湯気を立てている。

 

 かん、とメイド長の木椀が床とぶつかり軽い音を立てる。  

「……それで、私と他の護衛を分断した魔物は処刑人といいます。少なくともギルドの公式ではそう記されていました」

 前置を抜きにしてメイド長は切り出した。

 処刑人。覚えがある名前だった。たしか霧崎とヤフタレクのパーティーが交戦して追い払った魔物とも人ともわからない敵だ。剣の腕は超一流で、霧崎の身長ほどもある大剣を振り回し、そうだ、俺の太刀を圧し折った相手だ。

「ダが、その程度の相手なら、あんたは5秒もあればバラバラに出来るはずだ」

 霧崎の疑問にメイド長は答える。

「はい。私を止めたければセレナとトーレルの二人係でないと無理です」

「え、そうナのか?」 

 正直あの二人が連携を取ったとしても二〇秒程度で負けると思っていただけに、霧崎にとってメイド長の答えは意外だった。

 それはもう、と褐色の肌を朱く染めてメイド長は頷く。

 それにしても処刑人とは意外だったと思う反面、どことなく妥当なところである気もした。ここに来てからいろいろと戦ったが迷宮部門ではあいつは文句なしの一位だ。なぜかって、たしかに百足のゴーレムには腕を折られたが、処刑人ほど手ごわくはなかった。あれはメイド長の打撃なら一打で機能を停止させることが出来るガラクタだ。霧崎に斬られている時点で話にならない。

 だが、処刑人とはどういうことだ?あいつはメイド長と戦いになるくらい強かったのか?それとも俺と戦った時は、単に手加減していただけなのか。

「……そこで、私の可愛いセレナを奪った男を少し懲らしめようとしたのですが、そうしたら二人のラブパワーに押されまして……」

 まあ、とそのあたりで咳払いをしてメイド長は仕切り直す。

「とにかく処刑人と私は互角でした。それから迷宮の崩落はあの場にいた誰の手によるものでもありません。間違いなく、床に細工がされていた」

「ソの根拠は?」

「私の踏み込みです。一応全員で潜る前日に、階層ごとの足場を確かめておきました。その結果から言わせてもらえば、五層の床は成竜が全力で暴れたとしても壊れない」

 誇張する様子もなく、メイド長は淡々と最後まで語り続けた。視界の端で焚火が揺れていた。今にも消えそうな火に、霧崎は立ち上がって適当な枝を放り込む。

「ア、そうだ。あんタの名前は?」

 それからふと名前を聞いていなかったことを思い出した。どうも自分は人の名前に無頓着過ぎる。

「セレンです。姓はセレナのほうと同じなので構いませんね?」

「ヘイロン、だっタな」

 セレナによれば黒龍という意味を持っているらしい。ダークエルフは黒龍との混血で、ハイエルフは白龍との混血。彼らのもともとの姿は竜に近かった。それゆえ両者には時々、先祖返りの証として鱗のあるものや、強靭な爪の生えるものがいる。セレンのそれは耳のあたりを覆うように生えた黒鱗だ。

「セレナの方は肩甲骨の上に鱗がありますね」

「そういウことを言っタらトーレルに斬り殺されそうダな」

「……で、二人ともいいかな?」 

 いつのまにか怪しげなスープとパンはすっかり空になっていた。適当に頷くセレンと霧崎に、仏頂面も安心したように口を開く。

「さて二人ともに協力してもらうことになる。セレンにはもう話したがもう一度確認を取るぞ」

 風が吹いて焚火の火が揺れた。セレンの背後にある壁には細長い影が太古の彫刻のように踊り狂う。

「私はある魔剣を追っている。あれは災いを生む一振りだ。どうか協力して欲しい」 

    

ああ、戦闘が書きたい……。

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