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オレンジボイスif  〜異世界にエセ聖女として転生したら、全方向で詰んでいる件〜

作者:乙希々
最新エピソード掲載日:2026/08/03
「──いらっしゃいませー。甘くて美味しい王都のリンゴンだよ〜♡」

前世は女装してアイドル声優をやっていた僕、神坂登輝(かみさかとうき)。

何の因果か異世界に転生した僕の手元には、世界の理を凌駕する規格外のチート魔法:全属性カンストスキルがさりげなく鎮座していた。

普通ならここで「最強無双」と喜ぶのだろう。

だが、僕の脳内に埋め込まれた【エロゲ・RPG複合型CPU】が、即座に最悪の演算結果を弾き出した──。

「男の魔法チート冒険者の生存率、0.04%。即座にパーティ追放・断罪・処刑ルートへ突入」

冗談じゃない!

選択肢を一つ間違えればヒロインが狂う2000年代の鬱エロゲを浴びるほど見てきた僕は、破滅フラグを根こそぎ叩き折るため、唯一無二の生命維持装置《女装声優ボイス》を駆使し、地味な黒髪マッシュボブの「トウカ(14歳♂)」として、怪しい果物(リンゴン)を売る究極のモブ町娘ライフを開始した。

しかし、そんな平穏平凡な老衰スローライフエンドへの夢は、上級魔族の襲来と、目の前の幼女を反射的に神話級光魔法で救ってしまったことで灰燼に帰す。

国の最高権力職「至高の聖女」として祭り上げられ、『スカートの中身(異物)がポロンしたら即・断頭台』という超極限の縛りプレイが幕を開けてしまった僕、トウカが頼ったのは、脳内独自進化を遂げたパッツン前髪セーラー服の妹系AI【MOMO】の確率論だった。

【MOMO】の言葉を信じた主人公の極限の勘違い系・異世界ブラックコメディ、ここに開幕!
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