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69、台風が来ました(2号店)
夕方になり、天気が荒れてきた。
ソード達は木々のざわめきに少しおびえていた。
「レイナさん、今日は早めに帰って下さい。僕はここに泊まります」
「ロイさん、大丈夫ですか? 私も残った方が良いですか?」
ロイはレイナの問いかけに首を振った。
「一人で大丈夫です」
「それじゃ、お言葉に甘えて帰らせて頂きます」
レイナは屋敷に帰っていった。
「えっと、確か信司さんは雷や台風の時は猫ちゃんと一緒に居てあげてたはず」
ロイはそう言って、店の隅から寝袋を取り出して広げた。
「それと、猫ちゃんの食事はちょっと柔らかめにして、消化が良いようにするんだっけ」
ロイは信司と一緒に仕事をしていた頃のメモを取り出して、台風の時の注意点を確認した。
「よし。後は僕が落ち着いて、猫ちゃん達と過ごしてあげればいいんだよね」
ロイは、ガタガタ鳴る窓と扉を不安げに眺めるソード達をそっと撫でた。
夜になって風がより強くなった。
「にゃーん」
ソード達はロイの寝袋に入って寝始めた。
「大丈夫。明日には晴れるはずだよ」
ロイはそう言って、ソード達と一緒に寝袋で眠りについた。




