67、にゃんにゃんが下痢気味でした
橘 信司は注視していた。
「アレスさん、にゃんにゃん様のうんちが少し柔らかいようです」
「そうですか? あれ? 本当ですね」
信司はため息をついた。
「スイカやトウモロコシなど、食べ慣れないものを食べたせいでしょうか」
「そうかもしれませんね」
アレスと信司はにゃんにゃんを見つめた。にゃんにゃんは元気な様子だった。
「下血などあったら大変ですから、しばらく様子をしっかり見ていきましょう」
「はい」
信司はそれだけ言うと、にゃんにゃんをお客さんから遠い場所に移動させた。
そして、店の看板をOpenにした。
「あら、にゃんにゃんちゃんはどうしたの?」
「アリサ様、にゃんにゃん様はちょっとお腹がゆるそうなので、休憩させています」
「そうなんですか。大したことないと良いですね」
信司はアリサの首に入店時間を書いた紙を掛けながら言った。
「あ、にゃんにゃん様がトイレにいくようです。アレスさん、後はお願いします」
「はい、信司さん。アリサ様、注文は何にいたしますか?」
「紅茶とパンケーキをお願いします」
「はい、いつものセットですね」
アレスは注文を聞くと台所に入っていった。
信司が戻ってきて、アレスとアリサに言った。
「にゃんにゃん様は大丈夫そうです」
「よかった」
信司は良く手を洗ってから、台所に入った。
「信司さん、パンケーキをお願いします」
「はい、アレスさん」
信司は相変わらず、ヘタウマな絵でにゃんにゃんを書いた。
「お待たせ致しました」
アレスはパンケーキと紅茶をアリサに届けた。
「ありがとうございます。この絵は信司さんですね? あいかわらずヘタウマですね」
アリサはパンケーキを美味しそうに食べて、紅茶を飲んだ。
「にゃんにゃんちゃん、元気みたいで良かったですね」
「はい。ありがとうございます」
信司は笑顔で答えた。




