43、従業員を増やします
橘 信司は決心した。
「従業員を増やしましょう」
<猫様が主役>の2号店を立ち上げるにあたり、ロイと信司の二人だけでは手が回らなくなることが予想された。
そこで、信司は店の前に<従業員 2名募集中>という張り紙をした。
お店の看板をOpenにして、しばらくすると従業員希望者が2名やって来た。
「あの、従業員募集を見て来たのですが」
「はい、ありがとうございます」
「私も募集をみたのですが」
「はい、募集しております」
信司は慎重に二人を観察した。
二人は信司と猫たちに気を遣いながら立っていた。
「お名前を教えて下さい」
信司がそう言うと、男性が先に答えた。
「私はアレスと申します。18才です。家から近いので応募しました」
続けて女性の応募者が答えた。
「私はレイナと言います。24才です。猫ちゃんが大好きなので応募しました」
信司はそれぞれの紹介に頷くと、言った。
「2週間、お試しで働いて頂いてから合否を決めたいと思います」
信司の言葉に、二人が頷いた。
「ロイ君、新人さんの教育をお願いします」
「はい、信司さん」
ロイが台所から、信司の元にやって来た。
「ロイと言います。よろしくお願いします」
「何か分からないことがあったら、すぐに私かロイ君に聞いて下さい」
信司がそう言うと、二人は頷いた。
「はい、分かりました」
「それでは、明日からお願いします」
「はい」
「勤務時間は朝8時から、夕方4時くらいまでです」
「はい」
こうして、新しい従業員候補が2名追加された。




