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魔物襲撃 その2

アーク視点


さて、今回魔物襲撃の報告を受けた。

数人が遠征舞台として行っており、人数的には不足している。そう移動中に言われた。

詰め所に着くと、冒険者経験の持つ者、狩りに慣れているもの、前回の襲撃を経験したものを中心に40名ほど集まった。正直予定より大幅に少ない。前回襲撃時には60名いたが、10名亡くなったのも大きい。今回はさらに奥深くまで狩りに行っている1部隊が居ないのである。

現在村一番の乗馬技術を持って、村一番の最速の馬でこの村を含めた周辺の村を統治している領主様に魔物襲撃の報告、援軍要請をしに行った。通常なら往復1日はかかるだろう。少なくとも3日は持ちこたえないといけない。


果たして大丈夫なのか?


そんな不安が生じた。

だが、村を守るのが俺の仕事だ。

だからこそしっかり守るのだ。


そんな中でそれぞれの能力に見合った配置を組んだ。

狩り部隊 この部隊は狩猟をメインにしていた者たちで組んだ。狩猟をメインなので、魔物を長距離から中距離の間に狩れれば狩るイメージである。少しでもダメージを残し、近づいてきたところで冒険者経験の持つ近距離部隊で狩る。

前回襲撃経験者はあくまでも狩り漏れた魔物のとどめを刺すようにした。

各々の得意距離を中心とした無理のない配置にしたが、人数が少ない…。前回より防衛線に穴がある。前回は6拠点だが、今回は4拠点…。回復のできる人間が少ない…。

そのため、女性でもラーラみたいに攻撃魔法を使える人を4人ほど地下の守りから借りてきた。ただ、ミケは近距離において冒険経験者並みに強いから守りの要として置いてきた。昔ラーラと付き合う前にミケの胸を揉んで半殺しにされた事を思い出しつつにんまりとしてしまい、ラーラに頬をつねられた。

我に返り、4人には回復をメインとし、各部隊に入ってもらった。

各部隊の拠点として、一番村から遠い拠点とした第一拠点、村の近くになる第二拠点、村ギリギリの最終拠点を作った。撤退指示を出すと拠点を村寄りにするためだ。村に近づくごとに各部隊の距離が近くになり、部隊同士の連動した守備が可能になるからだ。

俺の部隊にはぎりぎり戦力になるメンツだったので、俺だけで守り切る自信は無かった。そのため、ラーラの存在は大きかった。無詠唱による攻撃魔法、回復魔法を使えるので、長距離にも強くなり、回復も迅速に行える。無茶は可能だ。

そんな中、とうとう目につく距離に魔物が来た。長距離から魔法や弓矢で攻撃を指示したが、思ったよりも狩り切れていない…。やばいかもと思いつつ、近距離になったので、俺を先頭に近距離部隊が狩り始めた。

最初はイノシシみたいな突撃豚からである。

突撃豚は、突撃するための鼻が強いが、ほかの部分は弱いので、主に側面をなで斬りで十分だ。

無事に突撃豚を狩ると次々と突撃されてきている。しかし、ラーラの広域魔法のおかげで何とか狩り切れる感じになってきたが、次の魔物の群れが襲撃してきた。

次は巨大蟻である。こいつらは蟻の巨大化した魔物だが、外皮が非常に硬く、攻撃を受けると周りに音で知らせ、一気に仲間が助けに来る厄介な魔物である。こいつらは主に魔法で攻撃するのがいいが、魔法だと狩り切れないくらいの量が来ているため、関節部を狙いすまし、狩るしかないのだ。

そのため、関節狙いの攻撃をし続けたが、仲間の1人が倒れてしまった。

ここは撤退を視野に入れたほうが良いかもしれないと思い、第一拠点を放棄。第二拠点に移動の指示を出した。俺は殿をしつつ、少しでも狩った。

冒険者時代はラーラと俺、俺たちの師匠の2人の合計4人で行動していたので、狩るときはソロが多かった。そのため、ソロでも平気な俺は殿をしっかり守り、味方が第二拠点に着いた頃には、夜になっていた。

かがり火をつけ、魔物が近づかないようにかがり火の距離を狭く持たせた。

下級の魔物は火が苦手なので、これでも十分な牽制になる。

そんな中で、各部隊の被害状況を聞いた。

各部隊の人員損傷具合を聞いて、少し青くなった。

当初は40人+4人の合計44人だった。現在半日くらいで残り36人になっていた。俺の部隊は、俺の奮闘で何とか1名の離脱で済んだが、他の部隊はかなり厳しく、各部隊2名以上の離脱を出した…。


俺の采配ミスだ…。


そう考え、今夜は各部隊の半数ずつに分け、半分が寝ている間は半分が守る形にした。

こうしながら、次の戦略を練っていた。

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