お姫様抱っこ
いつも見ていただいてありがとうございます。
ブルーは、今までは中心部に各責任者を置く配置を撤廃し、端に責任者を置く。それぞれが両方を気にするようにし、中央部は人員を多く配置する。そういう提案をしてきた。
もちろん、リスクはある。中央が攻められた時に人海戦術のため、仲間が殺されやすくなるというリスクだ。
だが、両端にアーク、ブルー、ハク、ライン、ロック、シルヴァの6人のうちの誰かが居れば、迅速に対応できるだろう。さらにブルーの案では、6人いるうちのブルーとハクさん、ラインさんと僕で組ませて、それぞれが対角上に配置することを提案してきた。
これは、ラインさんやハクさんがやばいと思った方向にすぐに援護にいけるようにという提案だ。
確かに父さんと同じくらいのハクさん、無双のラインさんならそれが可能だし、やばいところに行って、それを立て直しを容易にするだろう。だからこその提案だということだ。
対角に居れば、両方を見れるという利点も上がっていたので、この意見に賛成した。
そして、捕虜の話にもなった。だが、エルフの人という部分で父さんは若干焦りがでていたように見えた。でも、気にせずに話を進めたが、竜人の言葉を話せる人がいないため、今後どうするかも悩んでいた。なお、捕虜については、エルフと竜人がそれぞれ100名くらいづつ居た。
捕虜の今後の処遇は明日の戦い次第ということになった。
そして、夜が更け、朝になった。
決戦の朝だ。
正直今回の部分では、一点だけ気がかりがあった。
敵のトップがいまだに出てこないことだ。
もしかしたら出てきているのかも知れない。でも、その気配が全く感じられなかったのだ。
洗脳の事もあり、シルヴァは人知れず不安に落ちそうになっていたのだった。
そして、今回も相手が一気に攻めてきた。
もちろんそれらを全員がうまくさばいていた。
ラインさんもだが、ハクさんもさっそく動き出したみたいだ。もちろん、僕も必死に魔法を使い、相手を殲滅していた。
だけど、そのタイミングで違和感が発生した。
一瞬なんでかはわからなかったが、敵のトップクラスが出てきたのだと本能的に感じていたのだった。
「ここいらから強そうな武のにおいを感じるぞ。」
と巨大な体躯をしたオークみたいな生き物が呟いていたのだった。
相手はかなりでかい。見た目3メートル位はあり、腕なんかは細めの女性のウエスト回りより太いだろう。そんな体躯で、相当筋力がありそうな敵だった。
その敵は、僕のほうに向かってきていた。
もちろん覚悟は決めていたが、どう考えてもこっちが不利だとシルヴァは悟っていた。
もちろん近づくタイミングとかで何回も魔法を放った。だが、表面を焦がすだけで、ダメージらしいダメージを受けていなかったのだ。ラインさんはまだこちらに戻れそうにない状況だ。
そんな中で、とうとうその相手は来た。背中に背負っていた巨大な斧でシルヴァを薙ぎ払うかのように攻撃してきた。初打はなんとかわした。そして懐に入ろうとしたが、周りの敵が近づけさせなかった。
そうすると、もう一度薙ぎ払いをしてきた。もちろん相手は魔物ごと薙ぎ払ってきたのだった。
もちろんかわそうとしたが、今回はかわし切れなかった。だが、踏ん張ろうとはしてみた。だが、踏ん張れなかったみたいで、シルヴァはかなりの距離を吹き飛ばされてしまったのだった。その途中、シルヴァは気を失ってしまったのだった。
そして、シルヴァが吹き飛ばされた先には、ドックキャットの街とは反対側に吹き飛ばされていた。
そこには、とある集団が来ていた。
そして、先頭でドックキャットの街に向かっていた女性が吹き飛ばされている存在に気が付き、シルヴァを受け止めたのだった。そして、シルヴァが気を失っていなかったらきっと顔を赤くさせるような展開だった。それは、受け止めた後、シルヴァを持ち上げた。それがいわゆるお姫様抱っこの状態だった。
シルヴァは気を失っていたが、この状況を見れる位置にいたのは、ラインとロックの二名だった。なお、アークは別方向の支援に向かっていて、残念ながら見れなかったのだ。
そして、その女性はシルヴァが息していて、気絶している状態を確認すると、後ろにいた男にシルヴァを回復させるように命じたのだった。
そう、その女性は本来ならそのままシルヴァと一緒に居たかった。だが、女性はその前にシルヴァを吹き飛ばした相手を抹殺することしか頭になかった。大切なシルヴァを傷つけた行動はそれほどにまで元魔王のサラダの怒りを買っていたのだった。
その状況をサラダの背後にいた2名は確認し、クリフはシルヴァの回復に、アルスは背後にいたキャッスルタウンの人員、サラダ村の援軍の人員をそれぞれほかの場所の支援に向かわせたのだった。もちろん、それはサラダの怒りの巻き添えをさせないようにの配慮だった。
サラダは、シルヴァの頭を撫でて、敵に向かって魔法を連発させた。
その魔法は今までにないくらいの威力だった。とラインは後々言っていたらしい。それくらい強力な魔法を連発して、巨大なオークは凍らせられて、時間差で来た爆発魔法で木っ端みじんにされていたのだった。その破片をみると、内側だろうがしっかり凍っていたのだった。
そして、援軍が各所の敵を倒し、無事ドックキャットの街を救うのだった。
実は、この章はシルヴァの無双で最終的には終わらせようとしていましたが、勝たせてばかりいてはつまらないと思い、少々最後のほうを変更してみました。
次は宴会などの話になりますので、飯テロになる予定です。
飯テロ待ってていた人はお待たせしましたw




