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ドックキャットの防衛線 開戦

いつも見ていただきありがとうございます。

「ふう。」

そう一息入れたのはシルヴァだった。敵がどんな形で攻めてくるか予想がいまいち出来ていない。さらに、大半は訓練をしているが、久々の戦争。各々力がこもっているが、力まなければいいと思っている。

でも、彼らの命は無駄に散らすわけにはいかない。

だからこそシルヴァには相当な重圧がかかっていた。

ある意味シルヴァが一人で考え込みすぎるのは悪い癖だ。でも、一人だとなかなかネガティブになりやすい。それを少しでも補うためにぎりぎりまで近くにいたのはロックだった。

「シルヴァよ。おめーちょっと力みすぎだぜ。」

そういってシルヴァの頭を撫でてきた。

「そんなこと無いですが・・・。」

そうシルヴァはいっていたものの、正直力んでいるのは自分でもわかっていた。

「悪いけど、こんな豪華な面子で戦えることなんて無いんだぜ。楽しもうぜ。」

とロックは言ってきた。だが、通常ならロックの言いたいこともわかるけど、今のシルヴァには余裕が無く、ロックの考えも理解できていなかった。

「楽しむ?!こっちは皆を死なせないように必死に考えているのに、楽しむ?!そんな余裕なんかあってたまるか!!!」

とロックに対してシルヴァは怒鳴ってしまった。

怒鳴った瞬間シルヴァはやってしまったと思った。八つ当たりになってしまった。そう思っていたが、ロックが言ってきた。

「シルヴァ。おめーはまだ俺やアークさん、ラインさん、ハクさんだっけ?まだ会ったこと無いけど年上のやつらが4人近くにいるんだ。全員におめーの弱さの部分を任せろよ。シルヴァ1人にだけ重い十字架なんか背負わせないぜ。大人をなめるなよ。俺たち大人を少し頼れよ!

と怒った。

本来は怒るところではなかったが、シルヴァが冷静さをなくしていたので、落ち着かせるために仕方なしに大きな声を上げたのだった。だが、その声に近づいてきた頼れる男が近づいてきた。

「シルヴァ殿、少々冷静になれ。御主の今の状況では、某達の命を預けられないぞ。」

と言ってきたのはラインさんだ。

ラインさんも普段は笑いながら声をかけてくるが、今回は真面目な声だった。

「わかっています。でも・・・。」

というと、シルヴァの頭に水が落ちてきた。

それはブルーの魔法だった。

「熱くなりすぎ。俺の水で頭冷やせ。」

と踵を返して戻っていった。

「御主、ブルー殿も心配しているんだぞ。そろそろ冷静になり、しっかりとした采配を期待しておるぞ。」

とラインさんだ。

正直、水をかけられた瞬間冷静さを取り戻した。

周りの大人たちのおかげでしっかりといろいろ考えられる余裕は出てきた。

「皆さん色々ご迷惑をおかけしました。」

シルヴァにもやはり戦争の重みを感じていたみたいで萎縮していたのか?はたまた緊張していたのかわからないが、冷静さをなくしていた。

本来は一番落ち着かないといけないのにも関わらずだ。

ブルーから水をかけられるまでは余裕が無かった。でも、先刻ブルーを助けたように助けられた。

ブルーにも後でお礼を言おうかな。

と考えられるくらいまでになっていた。

そして、

「敵襲!」

戦争が始まったのだった。


北側からブルーが来た。

「敵は全体を囲ってきている。だが、ハクさんが、連中のエルフや竜人について、違和感を感じると言っていた。それが突破口になるかもといっていた。」

とハクさんの情報を持ってきたブルーだ。

「了解。」

と返事をして、考えた。

違和感

それはなんだ。

どんな違和感だ。でも、ハクさんがむやみに変な情報をこっちに知らせることはしないだろうし、何か突破口になるのか。

理屈ではない何か

それは時には脆いが、時には鋼より強い刃になる。

だからこそシルヴァは考えていた。だが、そんなシルヴァを横目に

「シルヴァ、考える時間は終わりだ。上から来るぞ。」

とブルーが言ってきた。

もちろん、上はワイヤーが張ってあった。

だが、それは関係ないといった感じで竜化していた竜人の背に乗っていた魔族やエルフたち5組が上空から矢や魔法を放ってきた。

もちろんこちらも魔法を放ったり矢で攻撃をするように指示を出し、僕も魔法を放った。

「エクスプローション」

シルヴァが一番得意な爆発魔法を放った。

だが、シルヴァは異常な光景を見てしまった。

「これエクスプローションの威力か?」

とブルーが変わりにつぶやいていた。

シルヴァの魔法は今までなら1組倒せるくらいだった。

だが、今の目の前の状況はシルヴァの魔法で3組が落ちてきたのだった。

「ごめん、俺も予定外だ。」

とシルヴァはブルーに謝った。

でも、何でだ?魔法を鍛えていなかったのにこんなに強い威力があるんだ?

「いい意味に想定外だが、これは攻め時だね。」

そういうとブルーも魔法を放ちながら矢を放っていった。

そして、ほかの人たちの協力もあり、残り3組も倒し、1組を捕虜として捕らえたのだった。

「こいつらどうするの?」

とブルーだ。

彼らは魔族1、エルフ3、竜人1の5人だった。でも、俺もエルフや竜人の人を見たら、違和感があった。

洗脳

そう感じたのだった。

今朝別小説も更新されております。別小説は、時間に余裕があるとき見ていただけたらと思います。

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