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ドックキャットの防衛線 準備の時

いつも見ていただいてありがとうございます。

「しかし、この4人で戦うとは思わなかったな。」

とラインさんだ。そう、援軍でまさかの父上とロックさんだ。ロックさんは結構身軽に動くのでわかっていたが、父上は予想外だった。

「でも、父さん、村は平気なんですか?」

と一応聞いてみた。

「一応村には戦力が何人もいるし、サラダ様もいる。だから来たんだ。息子の成長具合も確認したかったしな。」

と言われてしまった。

「では、不甲斐無い姿は見せられないですね。」

と笑いながら話していた。

「シルヴァ、この人達相当強そうだね。」

とブルーだ。

ブルーは僕と一緒にすごすうちに人間の言葉も学んでいて、普通に話せるレベルにまでなっていた。

「こちらはブルーといいます。ちなみに、僕のほうが2勝先行してますが、近々5勝位先行させる予定です。ブルー、こちらはアークさんとロックさんです。アークさんは父上です。ロックさんはいろいろ覗き見るよくない趣味の男ですね。」

と紹介した。ブルーはまだ緊張しているみたいだったので、少しだけいやみったらしく紹介した。

「シルヴァから紹介してもらったが、父親のアークだ。この子に2勝とは中々強そうだね。期待しているよ。」

とアークは言いながら手を出して握手を求めた。

「お初におめにかかかります。ブルーといいます。よろしくお願いします。」

とブルーは緊張していても手を出して握手していた。

その状況をみた僕とロックさんはお互い目を合わせてうなずいていた。

「お、俺もよろしくな。でも、シルヴァに負けたくないならこいつの色々な赤っ恥情報を教えてやるからそれを試合中に言えば手元狂わせられるぜ。」

と笑いながらロックは挨拶した。もちろん、緊張を解くための発言だ。これはさすがだと思った。ブルーの緊張が少し解けたみたいだ。

「それはいろいろ興味深いですね。この戦勝ったら教えてくださいね。」

と少し笑いながらブルーが答えていた。

ブルーもこのくらいになれば安心かな?

「では、みんなでそれぞれの配置、戦略をまとめましょう。」

と話を戻した。

「ちなみに、ハクさんは先見で動いているので、ブルーはハクさんにきっちり情報を共有化してね。」

というと、ブルーはうなずいた。

「それでは、敵の状況等わからないので、父さんは東側、ロックさんは西側、ハクさんは北側に戻るのでそのまま北側に、ラインさんは南側になります。ブルーは北でハクさんに情報を提供した後、真ん中に戻ってきてね。僕は全体の動きを判断して支援や上空の敵の対応をするということで大丈夫ですか?」

と聞くとみんなうなずいた。

「ちなみに、ほかの援軍はどうなっていますか?」

と一応聞いてみた。

「それなら俺が答えよう。一応我が村に居るエルフ達に説明したら同族の情けない行動に対して怒りがあるらしく、半数がこちらに向かってくるということだ。キャッスル側からも衛兵の1/4援軍に向けて準備していた。だから多少の援護は期待できるが、援軍の為の時を稼ぐことが必要になるな。」

と父上だ。

援軍の確保もしてくれるとはさすがだな。と思った。

「父上、情報ありがとうございます。ちなみに、ブルー、わなの状況は?」

と聞いてみた。

「おう、一応時間稼ぎ程度になると思うけど、草むらにて草で足を引っ掛けられるように結んだものを多数、さらに落とし穴も多数仕込んである。だから村の外に行くときは注意が必要ですので、皆さんは気をつけてください。」

とブルーだ。このわなは鳴子、落とし穴、足引っ掛けの3種類だ。だからこそある意味安心できる。

3種類を近くに設置しているので、敵も罠に引っかかったりしやすくなる。2重の罠なら多少の予測はつくけど、3重とは相手も思わないだろう。

「ちなみに、各場所の配置はどうですか?」

と一応聞いてみた。

「それなら某が答えよう。全員弓矢か投石、槍、剣の3種類の武器を持った上での配置となっておる。そのため、各場所には矢の補給場も用意しておる。一年間の訓練の成果がわかるが、キャッスルタウン以上の戦力にはなると自負しておる。あと、シルヴァ殿、此度の戦より魔法の封印を解くことを許可する。遠慮なしに暴れまわるとしようではないか。」

とラインさんだ。ラインさん生き生きしているな。戦場はラインさんの元気の元なのかなと思いたくなる。

「ありがとうございます。あと、篭城に伴い、食料の備蓄状況はどうですか?」

と聞いてみた。

「それなら俺が。一応3月ぐらいは持つ量を備蓄してるぜ。ただ、肉が少なめだから、ラインさんやシルヴァは肉の量を減らしてくれよ。」

と軽く笑えるようにして答えてくれたロックだ。ブルーの緊張を少しでも解くようにしているのはさすがだ。

「ありがとうございます。肉はこれから狩れればいいけど、我慢しましょうか。」

というとみんな軽く笑っていた。

「今回はかなり戦力的にはつらいと思います。でも、全員死ぬことはだめです。生き残りをすれば必ず勝てます。決死の特攻は禁止です。でも、この村を守るため、勝利をわれらでつかみましょう!」

と激を飛ばした。

「皆の衆!此度の戦、大掛かり故、勝てば暫くは平穏になる!だからこそ全員生き延び!また笑いあえる時を味わうぞ!!!」

とラインさんだ。

その激で村中から

「応!!!」

と答えが聞こえた。それを聞いて、みんな安心して各場所に散っていったのだった。

というわけで、開戦になります。ロックさんは空気を読めるので、終始ブルーの緊張を解くためにシルヴァを笑いのネタにしてました。もちろんシルヴァも納得です。

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