ドックキャットでの出来事 その3
いつもありがとうございます。
ハクさんの発言にラインさんもだが、俺も驚いた。
「ちなみに、その真意は何でしょうか?」
正直に聞いてみた。ある程度ハクさんは信用出来ると判断したので、直球での質問だ。
「一応これから上に通しますが、我々としても、外の武人達からも学ぶことで、より一層村を強化できると思っているからです。」
とハクさんは言ってきた。
「それで、こちらの村が強くなったらどうするつもりですか?」
と聞いてみた。少々間が空いたが、
「私たちは、ほかの種族達から差別されています。そのため、自衛の手段と生きるための狩り以外では力を使うつもりはありません。」
と言ってきた。そこまで腕を組みながら話していたラインさんは、腕組みを解き、ハクさんに声をかけた。
「某の立場知っているのなら、族長に再度面会させてほしい。そして、キャッスルタウンを守る長として話し合いをしたいとお伝え願えませんか?」
と頭を下げ、ハクさんにお願いをした。
ハクさんはうなずいてこの場を離れた。
「でも、どのような話し合いをするんですか?」
と疑問に思ったことを聞いた。
「某は、正直自分たちの街を守る気持ちがすごくわかる。そのため、キャッスルタウンとドックキャットで手を組み、さらにサラダ村も協力してもらい、お互いが同盟関係になれればと思ったのだ。正直その辺の交渉に関しては、某よりアルス殿事明智殿の方が非常に向いているが、この場には某しかいないので、某が交渉するとしておるのだ。」
と言ってきた。うん。平和的に収まるならそれで問題ないと思い、うなずいていた。
その後は、堅苦しい話を終わらせ、この村にあった調味料や食材の話をしていた。というか、日本食の素材が多く、俺が興奮して話していた。
ラインさんは笑いながらうなずいていた。だから、軽く食事を作ることにした。
この村には精米機っぽい道具も作られており、白米が安易に仕入れられた。
そのため、白米を使い、ビックピッグと言う名前の魔物の肉を使い、どんぶりにすることにした。
醤油、お酢、砂糖、みりん、料理用酒、にんにく等でしっかり味付けをして、強火で一気に肉を焼いた。
そして、そこには、非常においしそうなにんにくの匂いが香っていた。それを炊き上がったご飯の上に乗せて、大蒜醤油風豚丼が完成した。
それをラインさんと俺で食べたが、ひさしぶりに食べるご飯がおいしく感じた。
「これまた美味だな。こんなご飯なら毎晩食べてもいいぞ。」
と笑いながら言われた。もちろん、俺も食べているが、おいしいですね。
と久しぶりに食べた白米のどんぶりに感動しつつ、その晩は寝ることになった。
しかし、中々眠れなかった。
「ラインさん起きてますか?」
と聞いてみた。
「おきているが、どうした?」
と返事があった。
「今回こんな風になりましたが、実際のところ、同盟はうまくいきますか?」
と聞いてみた。
「某もそれを考えておった。だが、サラダ村のことを考えてみてくれ。あそこは種族による差別があったか?」
と言われた。
「サラダ村はその前の村からですが、一切ないですね。獣人の先生に、エルフや人種、ドワーフ、ホビットもいるし、僕みたいなハーフもいますからね。」
と答えた。
「じゃが、某も少々調べたが、サラダ村がある意味例外らしいぞ。でも、某は無駄な殺生はしたくないのだ。だからこそ、此度の同盟を結べば、お互いに争いがなくなればと思ったのだ。」
といってきて、さらに続けてきた。
「某は戦国と言われる時代に生きておった。某は、むやみに戦いがあるのがいやだったのだ。だから、某が行けば敵も降伏するくらいの力がほしかったのだ。知略もだが、武力も時には戦う前に牽制になるからな。」
と教えてくれた。
俺は心からこの人は本当にいい人だと思った。
だけど、訓練は非常に鬼だが…。
「さて、明朝も訓練するのだろ?某も付き合うからそろそろ寝るとしよう。」
と言われた。
「わかりました。でも、可能でしたら僕のことも話しますので、ラインさんの時代のことも教えてほしいのですが、いいですか?」
と聞いてみた。
「某の話でよかったらいつでもいいぞ。シルヴァ殿の話は興味があるが、飯の話になりそうだな。」
と軽く笑われながら寝ることになった。
早朝から軽いメシテロごめんなさい。反省はしていません。またメシテロしますので気にしていません。




