命令?その6 そして、新たなる旅立ちへ
いつも見ていていただきありがとうございます。恋愛パートはつらかったけど、ようやく終わりです。
「その命令は聞けないよ。なんで?」
そう、納得のいくものではなかった。
「わらわは、無理やり付き合い始めたようなも…。」
と言い訳をする口をキスで無理やりふさいだ。もちろん、こんなのは駄目なのは判っている。だけど、そうしないといけないような気がした。そして、時がたち、唇から離れた。
「わらわの命令無理か?」
といわれたので、
「それは無理だよ。サラダちゃんは俺のこと嫌いになったの?」
と聞くと
「わらわはシルヴァが一番好きじゃ。だけど、アポロも同じくらいシルヴァが好いておる。じゃから、わらわが引いたほうが良いと思ったのじゃ。」
といわれた。だけど、俺は納得がいかなかった。
「それでも…。」
と俺が言ったが、言葉を続ける前にサラダから言われた。
「わらわは、いずれハーデスとまた戦うことになると思う。だけど、相手はかなりの大群だから負けると思う。だから、わらわは1人で挑みたいのじゃ。」
最後だけ無理やり普段の言葉使いにしているが、泣いている。
「ごめん。俺、サラダちゃんの泣く姿が見たくない。だから、俺ももっとがんばるよ。仲間がいないなら、もっと集めるよ。がんばるから別れることは認めないよ。」
と別れたくないと伝えた。
「シルヴァのそういった部分はアークにそっくりじゃのぅ。」
といわれたが、そんなの気にしない。
「たとえ、別れさせられても、サラダちゃんが好きなのは一生変わらないよ。きっと、今まで好きになった人がいないからね。」
と答えてあげた。
サラダは泣きそうになりながら、言ってきた。
「さっきの命令はなしじゃ。その代わり、しばらく頭をなでてほしいのじゃ。」
といわれたので、泣き止むまで頭をなでてあげた。
もちろん、泣き止んで落ち着くまでは頭をなでていたので、手は疲れたけど、心は充実していた。
そして、落ち着いてから、サラダが言ってきた。
「わらわはシルヴァが好きじゃ。それは変わらないぞ。でも、わらわだけでなく、2人位なら囲っても良いぞ。」
といわれた。ん?囲う?結婚のことか?
「いや、僕はサラダちゃんを好きになったから、浮気なんかしないよ。」
と答えておいた。
「さて、そろそろ戻るとするかのぅ。心配されても困るしのぅ。」
といわれた。
「そういえば、命令は?」
と聞き返した。
「わらわもキスしてほしかったのじゃ。だからもう命令は平気じゃ。しいて言うなら、今後無茶はしないでほしいということくらいじゃのぅ。」
といわれたので、頷いておいた。
そして、暗くなったので、武器屋に戻った。
もちろん、予定より遅くなったので、あらぬ疑いをロックをメインにかけられたが、サラダちゃんと2人で謝って、誤解を解いた。
そして、今後の話になった。
そこで、ラインさんから言われた。
「シルヴァ殿。強くなりたいか?」
といわれたので、頷いた。すると
「ならば、シルヴァ殿に対する命令は、某と一緒に冒険をすることにしよう。もちろん、某の強さは多少は知っていると思うが、槍に関しては、他の人に負けぬ自信がある。御主に教えることも出来る。だから、強くなりたいなら、某についてくるが良い。ただし、某はしばらくは戻らん予定だ。およそ3年くらいはかかると思うが、それでも良いなら、明朝9時までに北門に来るように。」
といわれた。
どうやら、本気で育ててくれるみたいだ。
でも、3年か。長いな。行く価値はあると思う。
「ライン殿の槍さばきは、私も確認したが、彼以上の槍さばきは見たことない。だから、教えてもらうのもひとつの道だと思うぞ。」
とダーク兄さんだ。
「一晩考えます。」
といい、ベットにもぐった。
もちろん、悩んでいたからだ。
3年は長い。
でも、それだけ強くなれるのならば行く価値はある。でも…。と悩んでいたら、寝室の前から2人の声が聞こえた。
「わらわは待つぞ。強くなるなら行って欲しいぞ。でも、無事帰ってくるのじゃぞ。」
とサラダちゃんだ。
「僕も頑張るから、シルヴァも頑張ってよ。3年後シルヴァを驚かしてあげるんだからね。」
とアポロちゃんだ。
2人の言葉を後押しに決意を新たにした。
そして、しっかり寝て、翌朝、予定より20分早く北門に着いた。もちろんラインさんはすでに待っていた。
「決めたようじゃの。某はダーク殿たちと比べても甘くないぞ。」
といわれたので
「強くなるためにきました。お願いします。」
と言い、2人で北門を出るのであった。
もちろん、この光景は全員が遠くから見ていた。でも、誰もが彼らの旅立ちを止めることをしなかった。彼らが強くなるのを待っているから。
そして、彼らの旅立ちをみて、全員が自分たちも強くなろうと改めて決意し、それぞれが歩みだすのであった。
シルヴァたちは旅立ちました。




