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馬の行方

いつも同じことを書いていますが、ブックマーク登録ありがとうございます。

評価など気軽にしていただけると嬉しいです。

そこはキャッスルタウンの城壁を見張っていた衛兵の持ち場だ。もちろん、みんな平和とはいえ、警戒はしていた。そのため、とある馬が一頭主人すら乗せていない状態で来ていたので、一部が警戒していた。

そして、その馬はシルヴァに渡された馬だとわかったため、即座にもともとの飼い主であるラインが呼び出されていた。

「何故ここにいるんだ。」

そう疑問に思ったが、馬は元主人に現主人がピンチだと知らせに来たのだ。もちろん、シルヴァがどこに居るかは以前の手紙で把握しており、その物品もロックに持たせて先日出ているので、何かあったならロックも合流しているはずだが、その状況でもないと考えていた。

『明智殿、佐藤殿がまずいことに巻き込まれたかも知れないゆえ、我々のどちらかが行った方がよさそうだが、某が向かってもよろしいかな?』と小声で日本語でアルス事明智氏に声をかけた。もちろん普段は現地の言葉で話しているが、この場ではその言葉で話すといろいろまずいため、日本語で話していた。

『畏まりました。この街は任せて下され。本田殿は急ぎ佐藤殿の元へ向かってくだされ。』

そうアルスはラインに伝え、目の前の人物たちに声をかけた。

「いやぁ、すまぬ。ライン殿はこれから諸事情により出かけるため、私1人で打ち合わせに向かわせてください。」

とその人物たちに頭を下げた。

「何かあったのか?わらわ達で良かったら力を貸しますよ。」

と一番偉い人物が言った。

「いえいえ、貴女様のお力をお借りするような事ではありませんよ。」

とアルスは言った。むしろ、貴女に知られると非常にまずい事態になるから言えないのだが…。

「なるほど。ここはもともとシルヴァからのお願いから始まった仲の国じゃ。何かあれば、わらわで出来る事なら何でもするぞ。」

と言ってきた。でも、そのシルヴァがピンチの可能性が高いと言ったらいろいろまずいだろ。と思っていた。

「貴女様が出来ないのでしたら、我々も何も対応できませんよ。」

とアルスが言っていた。しかし、そこで後ろに居た2人居るうちの1人が声をかけた。

「そういえば、先ほどの言葉懐かしいですね。昔シルヴァが教えてくれた言葉でしたね。」

そうダークは言った。その瞬間、アルスから汗が吹き出るように見えた。

「そういえば、貴方も転生者で、シルヴァと同じ出身の方々と聞きました。私も簡単な言葉を教えてもらっているため、貴方たちの先ほどの会話もある程度理解しています。」

そう続けられた言葉に、顔色が青くなっていた。だが、その場にいた一番偉い人物はまだ状況を理解しきれていないようだった。

「我々を信じてくれるのならば、シルヴァに何かあったのを我々に伝えてほしいものですね。」

とダークは言った。その瞬間サラダはあせっていた。

「シルヴァになにがあったんじゃ!!!」

先ほどの余裕が一気になくなった。そのため、仕方ないと判断したアルスは

「先程シルヴァ殿に譲った馬が一人で来たため、シルヴァ殿に何かあったと判断し、先程ライン殿が向かいました。」

そうアルスが告げると、

「わらわも行くぞ!この会議は延期じゃ!!文句は一切認めんぞ!!!」

そうサラダが続けた。

そこに居たクリフは面白くないような顔をしていたが、

「では、子供たちは私から説明し、いったん引き上げましょう。サラダ様は向かうのでしたら、ダークさん、護衛をお願いしますね。」

とクリフは言った。

子供たちというのは、ベルク、ギーム、アポロの3名だ。彼らもほかの街を見たいということで一緒に連れてきていたのだった。

子供たちをつれて帰るというのは、シルヴァと仲良くなったので、少しでもシルヴァの負担にならないように子供たちは連れて帰り、ダークを連れて行かせるのは良いだろうという彼の判断だった。

「では、向かいますか。」

そうクリフが告げると、扉が開いた。そこには街につれてきていた内の1人が居た。

「私も連れて行ってください。」

その人物はなきそうになりながら告げた。本来は会えないだろう人物と再開できるという部分と、彼がピンチかもという部分で、一緒に行きたいと思っていたのだ。

「どうせ行くなといっても無理やりついてくるのだろ?だったらついて来い。ただし、何があっても保障は出来んぞ。」

とダークはきつめに言った。もちろん、ダークはその人物に何かあるなら助けるだろうが、あえてきつめに言って、覚悟を見るためだった。

「私も多少は強くなりました。私もシルヴァ君の力になりたい!」

とその人物はしっかりとした目線でダークに言った。

「よし、では、我々3名で向かうとしよう。アルス殿、シルヴァの合流予定だった街はどこですか?それかライン殿が居るのでしたら、ライン殿についていきます。」

そうダークは告げた。

「ダーク殿。無茶はしないでくださいね。ライン殿は先程北門に向かわせましたが、今、旗でライン殿を待たせるので、一緒に向かってください。」

とアルスは伝えると、部下に旗で指示をするように告げた。

「アルス殿感謝します。」

とダークは言い、3人は北門に向かっていったのだった。

「皆様に御武運を」

とアルスは言ったのだった。

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