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アジトにてのOHANASHItime

ブックマーク登録ありがとうございます。

評価など気軽にしていただけると嬉しいです。

アジトについて、目隠しを外された。そこには今まで行ったことのない場所だというのはわかった。だが、ここはどうやら、洞窟っぽい場所だった。以前潰した場所とは違い、こちらはそれ以上の広さになっており、会議室だろう場所には地図や張り紙がしてあった。

「ここまでよく暴れず我慢したなぁ。坊主。」

そう女が言った。そういえば、この女に名乗っていなかったな。

「とりあえず助けてくれてありがとうございます。俺の名前はシルバと申します。ただし、偽名ですので悪しからず。」と言った。もちろん、偽名なのには訳がある。彼らは本当に味方か敵かわからないからだ。

「坊主、なかなかしたたかな態度悪くないけど、ここはあたいらのアジトだぜー。下手打つと死んじまうぜー。」といわれた。

まぁ、当然だ。少なくともここは彼女たちのアジトだから仲間は多いだろう。だけど、殺すならもう殺しているはずだ。そう判断したからあえて偽名でも、あだ名に似た名前にしているのだから…。

「とりあえず、坊主が偽名なら、あたしも偽名にするかー?酒好きのテキーラとでも覚えられるなら覚えておきな!」

とテキーラと名乗る女は言ってきた。ってか、こっちの世界にもテキーラあるのか。

「ちなみに、単刀直入に聞きます。なんで俺を救ったのですか?」

そう、俺からしたら、とんでもない疑問の1つだ。彼女たちは俺の敵であるから、救う義理がないのだ。だから、なぜ助けたかそこが気になっていた。

「なーに、あたし達はあんたが捕らえられていた場所に仲間が捕らえられていたからねー。だから仲間を助けるついでに坊主も助けた。というのは理由にならないってツラだね。まぁ、あたし達にとって、坊主はどうでも良かったけど、あたし達に逆らうなら奴隷として売ればいーし、あたし達の敵に捕らえられていたということは、坊主にとっても敵だと思ったから助けたんだよ。」

と言ってきた。つまり、敵の敵は味方か。

「ちなみに、敵というのは誰ですか?いきなり牢屋に連れて行かれたので、状況が把握できていません。」

あくまでも冷静に情報を仕入れなければならない。だから冷静になり、情報を仕入れようとした。

「なに、最近魔王とやらになったハーデスとぬかす奴等よ。あたいは、魔族には恨みは無いぜー。理由は気にしないで欲しーが、ハーデスとやらはムカつく奴だからな。」

彼女は冷静さを保つようにしていたが、彼女は握りこぶしから相当な力が入っていた。それだけで、ハーデスに相当な恨みがあると思ってしまった。

「ちなみに、僕の村もハーデスの手下たちにやられそうになりましたね。でも、奇跡的に復興も終わりましたが…。」

というと、彼女は俺に対して睨み付けた。

「あたいの町もあいつに支配されて、弱者は奴隷になり、まともな奴は居なくなり、悪党が蔓延る最低の町になった。だけど、あたい達が少しでも悪党共の悪銭を略奪し、弱者に施したりしている。大抵の場合は奴隷落ちしているから、無理やり連れ出したりしてしまっているが…。」

と盗賊している理由を言ってきた。彼女たちは義賊だったのか。だが、それを面白く思わないハーデスたちは彼女たちを捕まえるようにしていたところ、俺が暴れまわったということか。悪い事したな…。

「そうとは知らず、すいませんでした。」

思わず頭を下げてしまっていた。

「何、坊主が気にすることでないさ。あたいたちも罠を増やすなり仲間を鍛えなおす良いきっかけになったさ。」

といわれ、すごくほっとした。

「さて、あたいたちのことは話したけど、何か質問あっかー?」

といわれ、思わず聞いた。

「1点あります。魔族に恨みが無いといったのは何ででしょうか?」

そう、俺もハーデスの手下襲来は2回経験している。しかも、2回目は完全に敗北した。町は無事だったが、俺は負けたと思っている。だから、悔しく、魔族もうらみそうになっていた。だが、俺の場合は、サラダを含め魔族が恋人や友達、兄貴分としている。だから、うらむことはないだろう。

「なに、あたいがまだガキだった時代に魔物に襲われて、助けてくれたのがエルフと人間と魔族の冒険者だったのさ。その後、3人についていっていろいろ教えてもらってね。」

そうテキーラが言うと、遠くを見ていた。彼女は昔にそういう経験していれば納得だろう。

「なるほど、うちの両親も母親はエルフ、父親は人間なので、種族差別はしないですね。」

と言った。すると、テキーラは俺を見て、聞いてきた。

「悪い。かなり気になったが、両親のどっちかの名前を教えてくれないか?」

今までに無いくらいにまじめに聞いてきた。まさかの展開か?と思いつつも素直に答えた。

「父はアーク、母はラーラといいます。ご存知ですか?」

と言ったら、彼女は頭を下げてきた。やはりな…。

「あなたの両親は私を救ってくれた。しかも、見返りを求めることもせず、一人前になるくらいまで育ててくれた。今でもその恩は忘れていない。今までは恩人の子供とは知らず失礼した。」

と言ってきた。どうやら、俺が恩人の子供ということで、戸惑っているみたいだ。

ってか、うちの親ドンだけ強いんだよ…。子供としてはドン引きだぜ。


また新たなキャラが出てきました。

作者としてはそろそろ整理が必要になりそうです。

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