↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/78

西門の惨劇

祝5000アクセスオーバー

皆さんが見ていただいているおかげです。ありがとうございます。

シルヴァが西門に着いたときには、悲劇が待っていた。

もちろん、煙が出た瞬間ある程度の覚悟はしていた。だが、それ以上の状況だった。

門は陥落

魔物たちがすでに門の中に蹂躙しつつあった。

その状況を見て、シルヴァは真っ白になりそうになる自分を落ち着かせ、周りを見た。

もちろん、門にはまだわずかの兵が戦っていたが、ほぼ居ないに等しいだろう。その様子を見たシルヴァは守備は背後の兵達に任せ、攻撃を主とした状況に気持ちを変更したのだった。

「大爆破」「大爆破!」「大爆破!!」そう叫んだ。もちろん魔物に対する怒りもあった。

だが、彼は何より怒っているのは、自分の判断ミスだ。

シルヴァが偵察したときには、シルヴァたちが来るまで耐えられると思っていた。だが、どうだ?自分のせいで、何人もの人が死んだのだ…。そんな自分を責めないシルヴァではなかったのだ。

もちろん、冷静な部分もある。冷静に敵を葬る。塵一つ、肉片一つすら残すことを考えなかっただろう。

それだけ、自分にも、魔物たちにも怒りを覚えていたのだ。

そして、シルヴァが放った魔法は、魔物たちが向かおうとしていた北、南、東へと向かおうとして蹂躙していた魔物たちに向かって放ったのだった。

そう。そのおかげで魔物たちは各門へ向かうことなく殺戮されたのだが、そんなことは知らず、シルヴァは門に居る魔物に向かい、全力で魔法と矢での攻撃を放っていた。もちろん、本来のシルヴァはそこまで魔力がなかったが、彼の場合は、幼少時代に相当な魔力を鍛えていた。だからこそ一般人に比べると何十倍にも魔力があったのだった。

ある意味シルヴァの努力の結晶だ。だけど、シルヴァはそんなこと考える暇無く、魔物たちを殺していた。もちろん、門までまだ距離があったので、背後にまた爆発魔法を放ち、無理やり加速していた。

そんなシルヴァは、さすがに体力の状況がよくなく、苦手な回復魔法を使っていた。だが、こういうときに限って、うまく回復できなかった。

しかし、そんなことを判断する余裕も無く、シルヴァは門に向かっていた。

門に着くと、やはり門の兵士達は生き残りがほぼ居なかった。そのため、シルヴァは門の存在した場所に立ち、そこで、門の代わりに魔物たちが入らないようにしていたのだった。

だが、シルヴァは自分が偵察に行ったときよりも圧倒的な魔物の数をその場で見てしまった。そして、その魔物の奥には旗があった。そこに居る人物は、それぞれの魔物に対して指示を出していた。そのとき、シルヴァは青くなった。その旗に見覚えがあったからだ。

その旗は、外側に丸が8個、中に丸が1個あった。彼は前世のとき、誰もが憧れた戦国時代の旗を見ていて、お気に入りと思っていた旗だ。

どうやら敵は転生者だと把握してしまった。

そう、その旗の持ち主は、奥州の伊達政宗の家臣であり、軍師の片倉小十郎景綱の旗だ。

道理で…。

そう思っていたシルヴァは、どうやら、この敵たちの目的は、自分だろうと勝手に判断してしまったのだった。

そんなふうに思ったとき、背後から声が聞こえた。そう、先ほど置いてきた兵士達だ。

「俺は単騎にて、魔物たちを蹂躙してやる!だから、全軍でこの門のあった位置より敵を入れるな!!やつらは今までの雑魚たちとは違うぞ!!!」そう叫んだシルヴァは、1人敵を葬りに行った。

しかし、敵はどうやら南北(特に北)を主攻と見せかけ、西から時間差での攻めをしてきた。そんな状況で、シルヴァは1人兵士達を殺した責任を取るかのごとく、魔物たちを葬り始めた。

そう。まさに今のシルヴァを示す言葉を1言で言うならば、[鬼]以外の言葉は要らないだろう。

それだけシルヴァは怒りに身を任せ、魔法や矢、剣で魔物を殺していた。だが、魔物も敵将の指示で動いており、なかなか多くの敵を巻き込むことができなかった。

だが、そんな状況でも、シルヴァは冷静になることができなかった。

そして、もうすぐ敵将を前にできるとき、魔物たちが放った魔術が、シルヴァを貫いたのだった。

だが、それ以上は止めを刺すことをせず、魔物たちが引いていったのだ。

そう、それは、東門や南門からの援軍が到着したからだ。

敵将もさすがに戦力的に考えて、制圧が無理と判断し、ひいていったのだ。


「勝ったのか?多くの犠牲が有ったが、街は無事だ。それならよしとするべきか?」とアルスが言った。しかし、シルヴァは気力をなくし、自ら回復できないくらいまで傷を負っていた。

そんななか、ロックは、シルヴァに回復魔法を唱え、何とかシルヴァが無事になったのを確認して、ほっとしたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。