東門の攻防
昨日更新できなかったので、今日は2話更新です。
アルスは無事東門に着いた。
東門では、内側からジークとロックが必死に戦っていた。ロックは相変わらず派手な魔法で、ジークは矢の嵐で攻撃していた。そして、門はロックが魔法で唱えた強化のおかげで未だ陥落していなかった。
アルスとギータは外から回ったので、オークたちの背後に居た。そして、アルスは言った。
「我こそは援軍アルスだ!オークども、俺に狩られたくなかったらすぐ逃げろ!逃げるやつは、俺は見逃す!!だが、逃げなければ葬ってやる!!!行くぞ!!!!やろうども!!!!南門の恨み!やつらではらそうではないか!!!!!」
その声を聞いたジークとロックはアルスを見た瞬間、彼の邪魔をしないように攻撃を変更していた。
そのため、ジークとロックは両サイドを、アルス達は背後から、ギータは逃げる敵を葬っていったのだった。
この4人は何年も一緒に冒険をしていたため、彼らは息のあった動きだった。
ただ、シルヴァは、ある程度強く、器用なため、彼らの動きを見ながら支援していたので、彼らの動きを邪魔せず戦っていたのだが・・・。
そして、彼ら4人がそろった瞬間、烏合の衆の敵はあっという間に葬られた。
そう、東門「は」即座に守れたのだった。
「アルスさん、無事でしたか。」
そういったのは、ジークだった。
「おお、ジークか。北門大変だったな。何とか守れたみたいだが、シルヴァはどこに居る?」
そう聞かれて、ジークははっとした。
「シルヴァは西門に向かっているので、西門も時間の問題かと思います。ゆえに、今後の守備をどうするか検討したほうが良いかと思いますが…。」
ジークはそうアルスに言った。
「うむ。シルヴァなら、何とかしてくれるだろうが、大丈夫か?南の武人も西に向かったゆえ、我々も念のため向かったほうがいいかも知れんが…。」
アルスは悩んだ。もちろん、シルヴァが強いのと、武人も強いのは知っていたが、武人に出てきたハーデスの名が原因だ。だが、彼はシーザー村の出来事を知らなかった。だが、転生させられたハーデスの名が出たことにより、警戒を持っていたのだ。
そして、アルスは結論を出した。
「東門に居る全軍に告ぐ!現在戦える人間を4割東門の守備、2割づつ他の門に支援に行く!西以外の門は敵兵を散らした!だが、そのため、最低限の人数しかいない!万が一があると突破される!だからこそ守りを重視したい!まだ暴れたりない兵士達よ!西門は我々の仲間が孤軍で向かった!だからこそ支援したい!協力してくれ!!」
と言った。兵士達はそれぞれ返事をすると同時くらいに動き出した。
戦える兵士達がそれぞれ集まりだし、戦えるものは西に、各門の援軍はそれぞれの門に戻るか西に行く段取りをしていた。
アルスはまだ不安があったため
「我々4名は西に向かう!早急にそれぞれが整え、各門の支援に向かってくれ!!」
と告げると、アルス達は全力で西に向かっていった。
その途中、アルス達は西から来る兵士が居たため、呼び止めた。とりあえずの状況を把握するためだ。
「現在の西門の状況はどうなっている?」
本来は彼らがいるのはおかしいのだが、この兵士は実は北門に居た兵士だった。そのため、ロックの大魔法を知っていたため、彼は足を止めた。
「ロック殿とその仲間で在られる皆様、大至急西門に向かってください!実は…」
と告げた。
アルス達は足を速めた。もちろん、支援魔法の重ねがけをすでにしているが、それ以上に急がせる内容をこの兵士は持ってきたのだった。
----------時はさかのぼりシルヴァ目線----------
ふう
そう一息整えたシルヴァと北門の一行。まだ門までは遠く、時間がかかりそうなので、軽く水分を補給した。
そして、また全員に支援魔法を行い、シルヴァたちは走り出した。もちろん、西門の状況はわからないから急いではいたが、状況によっては、北門の兵士達も戦力になるため、彼らの足にあわせた速度で向かっていた。もちろん、支援魔法のおかげで、本来の速度の3倍は出ていた。だが、シルヴァは満足していなかった。
そして、西門で煙が上がったのは、それから少ししてからだ。
それをみたシルヴァは、状況が最悪に傾いているのが感じた。そのため、シルヴァは急ぐことを決意した。
「皆さん、どうやら、西門はもう陥落したと思われます。皆さんは、それぞれ西門を囲むように来て下さい。もちろん、僕は何とか敵を葬る予定ですが、万が一葬れ切れなかった場合に備えてです。よろしくお願いします。僕はこれから大至急向かいますので、ここで失礼します。」
そういうとシルヴァは、自分の背中である東側に向かい、爆発魔法を放った。
もちろん、味方が居ないのを確認してだ。
何でこんなことをするかというと、彼の魔法では、スピードはある程度しか出せないため、魔法による爆風での加速力もほしかったからだ。
そんな爆風の加速力もあり、西門に着いたときには、悲劇が待っていたのだった。
ちょうど文字数的にもキリがよかったので、ここで区切ります。




